7月5日(土)は、久しぶりに暖かくなり、太陽が顔を出す休日でした。
しかし、本当に6月中から7月初までは雨や曇りの日が続いて、ウインブルドンも何日も延期になり、日本の猛暑を横目に見ながら、イギリスの夏はやって来ないのかと心配していました。
子供も外に出たいとウズウズしていたので、あのいちごをタラ腹食べたGarson農場に再び行くことにしました。
着いたのが10時半ごろと早かったので、前回と違い車も比較的空いていました。まず、子供の教育のために入り口にある放し飼いの鶏を見学しました。約100羽の茶色の鶏が小屋のまわりに好き勝手に遊び回っています。時折、コケコッコーウの声を聞きましたが、クックルルドゥーには聞こえませんね。
野菜畑の路肩に車を止めて、まずはほうれん草を採ろうと思ったけど、異常に背丈が高くて葉も開ききって美味しそうでなかったのでパス。その横にカリフラワー畑があったので、1m程の葉に包まれている人間の脳味噌くらいの大きさの花?の部分を手で力任せにもぎ取って収穫しました。
その横にジャガイモ畑があり、そこでは農場のお姉さんがイモを掘ってくれていて、皓介と敦史はその後にくっついて土の上にころがったジャガイモを拾って歩きました。イモ掘りというよりイモ拾いという感じですね。
次は女房の命により、若いブロッコリーを探しに畑の中に踏み込んで行きましたが、時期が遅いのかどれも花が開いたみたいになって、これは諦めました。
次はえんどう。前回店で買ったのが美味しかったので、自分で収穫しようとしたのですが、どれもみんな若くて豆が柔らかい。20~30個くらい採った後、方針を変えて、花がまだ取れていないきぬさやを採るとこにしました。
次は、人参。地上に出ているかすみ草のような葉を持って引っこ抜くのは、敦史でも楽々。でも私自身が人参嫌いなので短時間で出ました。抱っこしている加奈子も重くなってきたので。
とりあえず、ジャガイモ、カリフラワー、えんどう、人参 を持って、計測&支払い場所へ。キヌサヤでちょっと睨まれたような気がしたけど、トータルで300円くらいと、なんと安いこと。
支払い所に袋一杯の空豆の袋を持ち込んでいる人がいたので、我々も空豆採りに挑戦。日本でもあまり空豆を採ったことはなかったので、30cmほどのズッシリと重い空豆の実は、刈り取ったという実感がある。これは以外に高くて250円くらい。
次は車でちょっと移動して、ラズベリー区画へ。高さ150cmくらいの生け垣のような、10列×100mくらいのラズベリーの木に、人間が蜂みたいにタカって実を採っています。ほんのりピンク色は堅く食べると酸っぱい。逆に赤黒く指で摘むとつぶれそうな奴は、ほのかに甘いのです。指で摘んで、実の部分だけがポロッと剥がれ落ちるのが美味しいということがだんだん分かってきました。これはイチゴみたいにその場でバクバクと食べるのではなく、持ち帰ってジャムやコンポートにして食べたほうがいいと思って摘んでいると、摘んでも摘んでも箱が一杯にならない。だって敦史が異常な勢いで口に運んでいるのですから。加奈子もそれほど甘くないのにウーッともっと食べたがります。
その次は隣の畑で、ブラックベリー摘み。ここへはほとんど人が来ていないのです。味はどうかと試してみると、赤い奴はちょっと酸っぱいが、黒く熟した奴はそれなりに食べれます。これもみんなでちょこっと摘んで箱に入れます。
次は待望のイチゴですが、長い雨期のためか色は薄赤で、水々しく重さもあるのですが、食べてみるとあまり甘くない。子供たちもそれを知ってあまり喜ばす、お腹空いたコール。ピクニック広場でみんなでお昼。
2時頃には帰路に着くことに。なんとその後は、ピカデリーサーカスのそごうや三越にバーゲンセールに家族5人で出かけ、夕飯はSOHOの中華街で美味しい中華を食べて帰りました。とても疲れたけど充実した一日でした。
右の写真は、ラズベリーとブラックベリーで作ったジャム。とても酸っぱい。
その左はズボンと一緒に洗濯され、動かなくなったタマゴッチ。(今は修理を重ねてなんとか動かしました。)