Lovely London

1996年から2000年まで過ごしたロンドンでの出来事を記録したものです。
2014年のパリとロンドン旅行も記載中

憧れのマナーハウスで一泊(1999/10/2)

1999-10-02 | 旅行

 10月2日(土)、北デヴォン州(もう少しでCORNWALLという所)のSouth MoltonにあるWhiteChapelマナーハウスで一泊して来ました。
 朝8時、すずらんの最終回をみてから出発。天気は曇り時々晴れで所により雨で風強しといった複雑な天気。M4を西に西にへと進む。BristolからM5で南下。ここからが遠い。途中渋滞などがあってM5のジャンクション27で下りたのは11時頃。Tivertonという町で、スーパーに寄り、同時にInformationセンタで沢山のイベントパンフレットを集めて来る。

 TivertoからA396を北上。途中パブで昼食。私はトラウト(鱒)で裕美は最近凝っているストロガノフ、子供はナゲット。ラガービールと一緒に流し込む。ストロガノフは甘めで不思議な味。さらにB3223を北上すると急に目の前に、ムーア(Heatherという灌木に覆われた荒地)が広がる。道路にまで・brがうろうろ・/bニして危ない。空き地に停車し写真を撮っていると急に雨。B3224を西に走る。ここはEXMOOR国立公園なのだが、特に美しい所はない。淡々と車を飛ばす。A399を更に北西に進むと、海に出た。Combe Marine Bayで車を停め海岸を歩く。風が強く荒れている。

 さらに西のWoolacombeの海岸に寄る。ここは芝生は開けて開放的だ。NTにも指定されている。私はこのような景色が大好きだ。もう4時を過ぎたので、宿屋に向かおう。A361をTiverton方向に戻る。South Moltonのランドアバウトで北に行くと電話でも教えられた通り進んだが見あたらない。2つめのランドアバウトを北上しなければならなかったのだ。やっとたどりついた広大な領地のなかにポツン建つWhiteChapelマナーハウス。5時。

 綺麗な前庭と重厚な建物、どこも行き届いた手入れがしてある。部屋は2階の奥まったところ。入ってびっくり、初めての天蓋ベッドだ。子供達は別室に簡易ベッド。加奈子はCOT。紅茶が入ったということでロビーに下りる。既に暖炉には火が赤々と燃えている。ソファーに座りながら紅茶を頂く。年代物のロビーの天井や柱はその重みに耐えかねてか見るからに撓んでいる。ゆっくりと流れる時間。と思いきや子供達からはゲームやジグソーパズルに誘われる。このホテルはいろんなゲームが置いてある。いったん部屋に戻り、夕食、否、ディナーのために着替える

 このホテルのもう一つの特徴は、AAのローズ(ミシュランの☆と同じ様なもの)が3つ付いているレストランがあることだ。丁度7時にレストランの前室に行くと、食前酒を薦められる。裕美はシェーリー酒、私はドライマティニ。つまみ(焼き鳥?、ミニピザ、アンチョビパイ?)が出されたがどれも美味しい。期待出来そうだ。この場でメニューとワインを選ぶ。子供には一人前をシェアしてもらようにお願いした。

 ダイニングに通されて食事の開始。この部屋にはろうそくの灯りしかない。うー緊張する。子供達が粗相をしないか心配。
 メニュー 
       私 :ダックの香草焼きとサラダ、鳩のローストマッシュルーム添え、イチジクのコンポートとアイスクリーム
       裕美:白トリフ入りポットスープ、ミュルのパリパリ焼きバルサミコソース、クリームブリュレとミントのシャーベット
       子供:ホタテのソテー、ビーフステーキ、フルーツとプリン
       +95年物のMEDOC
 どれも味も、見た目も工夫があり美味しかった
デザートと一緒にコーヒーも飲みたかったのでが、これはイギリスのマナーに反するらしく、別室でいただく。
ということで、満腹とワインの酔いで、天蓋ベッドにて就寝。

 昨日の会話では朝食は8:30と聞いたつもりが、丁度その時間に部屋に紅茶とビスケットが運ばれてきてビックリ。さらに食堂にてFull Breakfastでおなかいっぱい。その後マナーハウスの回りを散策。自家で野菜を作っているのにはおどろき。
 10:30ごろチェックアウト。お代は150+30+34*3+20+6=308ポンド也 どれが何の値段かはご想像にお任せする。

 車は北上して海岸へ。Lyntonより少し西のWoody Bayの海岸に出る。晴れてはいるのだが風が強く、波も高い。このあたりもナショナルトラストに指定されていて海岸線がとても美しい。断崖で海を見ていると吸い込まれそうになる。その後、蒸気機関車に乗るつもりでLyntonに立ち寄る。ここの蒸気機関車は広軌であり、公園の中を走る物とはちがう。客車も10以上牽引する本格的な物である。だから町と町を行き来する人たちも利用しており、乗ってしまったら別の町から何らかの手段で戻って来ないといけない。とのことで諦める。テイクアウトでハンバーガーとチップスの昼食。急に雨が降ってきた。汽車の出発の時間にホームに出て機関車の横で見送りをしたが、蒸気がピストンを動かす音は豪快で、迫力満点。子供達も大喜び。車でしばらく後を追いかける。

 その後海岸線を走り、M5に乗り、M4でロンドンまで。M4はずっと渋滞で60mileぐらいでトロトロと走る。休みなしで3時間走り続け6時半に家に着く。ゆっくり走ったせいかほとんど疲労はなかった。


町よりも高い位置に運河がある、Tiverton


ムーアが広がる


看板の向こうには羊がいっぱい


道路にも羊がいっぱい


この後急に雨が降って来る

 Combe Marine Bay


風がとても強い


少し雨が


海岸の脇道を散歩。後ろはモータハウス


敦史も風に飛ばされる


 
Woolacombeの海岸


先端にベンチがあるのも面白い


マナーハウスではしゃぐ加奈子


紅茶の用意が出来ました


ソファーでゆったり


階段が傾いているのがわかります?


階段を登ってつき当たりの部屋


食前酒を飲んでいる


ダックとサラダ(私)


子供はホタテ、これが2皿


裕美はトリフ入りのスープ


皓介だらけているぞ


鳩は香ばしい(鉛が見つかった)


ステーキはこんなものかな?


鯛?皮がパリパリ


ロウソクの灯りでゆっくりと


加奈子も満足?


ゆっくりとコーヒーをすする


天井が波打っている


場所が違うぞ、皓介


こんなに高いのです


朝食、ここは明るい


子供はポーチドエッグ


凄いボリューム、ソーセジはGOOD


玄関から外を見る


皓介の腕はマダマダ


広い芝生の向こうは牧草地


マナーハウス全景


野菜を栽培中


正面玄関

 

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