Lovely London

1996年から2000年まで過ごしたロンドンでの出来事を記録したものです。
2014年のパリとロンドン旅行も記載中

パリ・ロンドン旅行記 3日目(5/25)美術館巡り1日目

2014-05-25 | 旅行
§今日のまとめ
8:20 ホテル出発 マドレーヌ寺院、コンコルド広場を通ってオルセー美術館まで歩く
9:15 オルセー美術館到着。
9:35~12:05 オルセー美術館
12:05 オルセー美術館を出て歩く。途中スーパーで買い物
12:50 ロダン美術館。庭で昼食
14:05 ドーム教会
14:20 奇跡のメダル教会
 地下鉄で移動
15:20~16:00 ニシム・ド・カモンド美術館 
16:10~ モンソー公園で一休みして凱旋門に向かう
16:45 凱旋門。工事のため入館できず
16:55~18:10シャンゼリゼ通りを歩いてホテルに戻る
19:15 L'eon de Brussel、ベルギー料理
22:00 セーヌ川に掛かる橋からシャンパンシャワー


§ホテルの朝ご飯

パリ2日目の朝はまだ時差ボケが酷い。日本でも同じだが、朝5時には目が覚めてしまう。
それなら時差ボケはしていない? しかし眠くて怠い。

怠いままだと今日と明日の美術館めぐりに影響があるので、気合いを入れて頑張る必要がある。

その源となるのが食事である。
昨日はパンのテイクアウトだったので、今日が初めてのホテルでの朝食である。

地下の食堂はけして広く無い。2人用のテーブルが8つくらいあっただろうか。

我々が1番乗りで、コーヒーか紅茶かを聞かれたので紅茶をお願いする。
料理はすべてセルフサービスで、数種類のパン、くだもの、ヨーグルト、シリアル、牛乳、トマトやグレープジュース
玉子、チーズ、サーモンとハム、ピクルスが整然とならべられており、好きなだけ皿に取って食べることができる。

嬉しいのがチーズとハムの種類が多いことである(今日は3種類)。
パンの上にチーズとハムあるいはピクルスとサーモンを載せてかぶりつくと、色々な味が混ざり合ってとても美味しい。

パンもチーズ&ハムも2度ほどおかわりを取りにいて、最後にバターたっぷりのパウンドケーキでお腹いっぱいになった。

ハート形のチーズが可愛い


一番乗り


マリアージュの紅茶を入れてくれる



§オルセーまで

気温13℃で晴れ。気持ちの良い朝である。
8時20頃にホテルを出て、マドレーヌ寺院を通ってコンコルド広場に向かう。
セーヌ川を渡って左に折れて、歩いて9:00頃にはオルセー美術館に着くつもりだったが、どうも地図を見間違えたらしく、さらにもう1橋分歩く必要があり、到着したのは9:15。すでに20名ほどの入場待ち行列が出来ていた。

我々は2日間自由に各種の美術館に自由に出入り出来るミュージアムパスを持っているので、それ専用の入り口に並ぶ。
たまたま2列めの先頭だったので、1列目の先頭にいる日本人夫婦を話す機会があった。
横浜に住んでいる60歳くらいのご夫婦でパリへの旅行は3回目、今回は美術館をゆったり廻るために、10日間をコンドミニアムに滞在し、6日間のミュージアムパスを買い、今日が初日らいしい。
ガンガンと郊外や国外にでかける我々の旅行スタイルとは全く反対のようだ。
9:30の開館と同時にお二人は入場して行き、数分後には我々も入場することができた。

青空にクッキリとマドレーヌ寺院が浮かぶ


コンコルド広場からセーヌ川方向を望む


凱旋門の方向


セーヌ川は静かだ


エッフェル塔をもう少しズーム


オルセーに到着。この行列には列ばない



§オルセー美術館

私は2度目の入館だと思ったが、あまり覚えていない。
とにかく入ってみると奥行きが200mくらいあるドーム形状となっており、また大きな窓時計があり、元が列車の駅であった名残である。
残念ながらここは写真撮影禁止となっていた。
日本では、1枚だけでも行列ができる有名な絵を、じっくりと絵を堪能することができた。

 マネの「笛を吹く少年」「草上の昼食」
 モネの「日傘の女」
 ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」「習作 : 日の当たる女の上半身」 などなど

ドガの絵だけを集めたドガ展が催されていたが、別な入り口になっているので有料の特別展示かと思い、入らずにいたが、何処にもドガの有名な絵がないので、おかしいなと思い、既に長蛇の列と化していたドガ展の入り口に並んでみる。
優先チケットを持っている人は早く入場すうことが出来るが、単なるミュージアムパスでは入ることができるが優先権は無い。
入場するまで30分以上掛かってしまった上に、中は寿司詰め状態で、近くで絵を眺めるにはゆっくり流れる列に着かなければならない。それほど時間も無いので、割と駆け足で、ドガ展を駆け抜けてしまった。少し残念。
 ドガの「バレエの教室」「アイロンをかける洗濯女」 など

一番奥の2階から入り口を撮影


巨大な時計越しにパリの街が見える



§パリ散歩

次の目的地に移動しなければならないので、美術館を出る。既に12時を廻っている。

少しお腹が空いたが、レストランに入って食べる時間も(お金も)無いので、お昼は途中のスーパでサンドイッチとジュース(と何故かチョコ)を買って、荷物を持って歩く。

恐竜のお土産?


至る所でバラが売られている


このまままっすぐ進む


スーパーのサンドイッチ売り場


横にジュースも売っている


歩道にテーブルを並べてカフェも開店


エッフェル塔の状差し


アパートだろうか


市庁舎?



§ロダン美術館

ロダン美術館は、遺産的な価値がある?旧市街地を通り、約40分程歩いた所にあった。
※今日は、Googleマップとパリ市街地図の両方を駆使して、移動している。Googleマップの現在地表示は相変わらず反応が悪い。

ロダン美術館も人気のある美術館のようで、入り口には入場券を購入する観光客20人ほどが列をなしていた。
我々はミュージアムパスがあるので、横の入り口から並ばずに入るこことができる。とても便利だ。

入ってまずサンドイッチを食べることができる場所を探す。
少し森になっている場所があり、人目に晒されないベンチもあって、ここでランチを食べることにする。
ハーブ入りのサンドイッチだったが、ちょっとクセはあるものの美味しい。
一緒に買ったチョコレートもなかなか日本では味わえないなめらかさが有って美味しかった。

庭を一周した後で、入り口近くの「考える人」の彫刻を眺める。樹木とバラに囲まれた庭の中にあり、格調高い演出だ。
作品が展示されている建物にも入る。
ロダンはもっと古い中世の人かと勘違いしていた。実は1840~1917の間生きた近代の彫刻だった。
※後で調べたことだが、ロダンの生涯は波瀾万丈だったこと、「考える人」は元々地獄の門を「見る人」だったことが分かった。


中庭にあるお尻のオブジェ


裏庭にはバラが沢山咲いている


ここから見ると人は少なそうだが、この時だけ


こんな彫刻もある


これが「(下を)見る人」


ここにもバラ


バラ園みたいだ



ロダン美術館の横に金色のドーム屋根を持つ教会(その名もズバリドーム教会)に立ち寄る。
中に入ろうとしたが、有料だったので諦める。

近くに来ると、意外に大きな建物だった



§奇跡のメダル教会

そこから東に20分歩くと「奇跡のメダル教会」に着く。ところが門が閉まっており、門の前には20名ほどの人が開門を待っている。
14:30に開くとのことなので、10分ほど待つ。
多くの人は、開門と同時に教会に向かった。我々もいきなり売店は無いだろうと言うことで、教会に入りお祈りをする。
思ったほど売店は混雑していない。金、銀、青の色と、厚さ、大きさのバリエーションがあって、値段も手頃でお土産には最適だ。
ではあるが、家族5人分とあと数枚の10枚程度を購入した。

http://paris.navi.com/miru/148/

やっと開門


上の様なメダル(高さ2cmくらい)が販売されている






§ニシム・ド・カモンド美術館

地下鉄の乗り降りもなんとか慣れた。
しかし、地下鉄から地上に出た後の方向が分からない。
東京のように地図は掲載されていない。
Googleマップを起動しても、なかなか現在地を表示してくれない。GPSとの交信がうまく行っていないのか。
イギリスにいた時は、全ての道路に名前が付いてその名前を検索すれば、いま何処に居るのかが分かった。
パリも同じように道路には名前が付いているようだが、あまり分かり易い場所に書かれていない。
また、手元にあるパリの市街地図には細かい道路には名前が書かれていない。

同様か迷っているうちにGoogleマップが現在地を示すようになった。
これで大体の位置と、行くべき方向がわかった。

やっとニシム・ド・カモンド美術館に到着。
外からはここが美術館だとはなかなか分からない。ちょっと大きめの垂れ幕が下がっているくらいで、他の建物と区別がつかない。
ここは、1911年パリの銀行家、カモンド伯爵が建てた個人邸宅で、ヴェルサイユ宮殿敷地内にあるマリー・アントワネットのお気に入りだった離宮、プチ・トリアノンを真似て造られた建物で、建物全体がが美術館になっている。
ここもミュージアムパスで無料で入ることができる。

他の美術館と違って訪れる観光客は少なく、どの部屋の家具は装飾類もゆっくりと鑑賞することができる。
部屋の様子は、本当に絢爛豪華だ。たぶん我々平民は、こんな豪華な部屋では落ち着いて過ごすことはできないだろう。
ちょうど100年前、カモンド伯爵やその家族はどのような生活を送っていたのだろうか。
食べ物は?衣類は?外出は?乗り物は?趣味は? などなど色々と空想してしまう。

























§モンソー公園

美術館を出て少し歩きモンソー公園の中に入る。
今日は日曜日だからであろうか、多くの市民が家族で、友達同士で、カップルで芝生や椅子に座りながら、あるいは寝転びながら思い思いの時間を過ごしている。
日本時間では23時過ぎなので、我々も少し芝生の上で寝転がることにした。
しかし、地面はちゃんと乾いていないようで、お尻が少し冷たくなってきたため、慌てて起き上がって、公園の中を散歩する。

公園の北側に出た。この道路の公園側にはテントで作られたアンティークショップが10数件並んでいる。
お宝でも発見できるかなと店に入ろうと思ったが、立派な絵や花瓶が飾られており、一目でガレと分かる壺も見えた。
どれも100万以上はするような本当のお宝のようだった。真贋の区別は着けられないが・・・・。

皆、草の上に座っているが・・・・


小高い丘もある


パリ市民の憩いの公園のようだ


アンティークショップが並ぶ



§凱旋門へ

モンソー公園から凱旋門まで歩く、約15分。

凱旋門に近づくにつれて、観光客が多くなって来る。
凱旋門は上の右半分が工事中である。このため、写真を撮ってもあまり絵にならない。
ミュージアムパスでここも無料で入場できるので上の展望台まで昇るつもりだったが、今の時間帯は入場禁止となっていてとても残念だった。

しかし、観光客が多い。特に凱旋門からコンコルド広場に伸びるシャンゼリゼ通りは、数十mの歩道があるが休日を楽しむ人達で混雑している。
我々もいくつかの店舗を冷やかしたが、特にお土産になりそうなものや面白そうなものは無かった。
と言うか、足が疲れてきたし、眠くなってきて今日は早くホテルに帰りたいと言うのが本音であった。
歩くこと約1時間。マドレーヌ寺院の周りのお店をチェックしながらホテルに戻る。

もう少しで凱旋門だ


工事中の凱旋門。モデルは中国人?


シャンゼリゼ通りを前にして


どこも人が多い


犬も散歩中


1階がブランド品のショップになっている



§ベルギー料理

ホテルで小休止。お昼が軽めだったので、お腹が空いてきた。夕飯はレストランに出かける。
日本のガイドブックにも出ているオペラ座近くのベルギー料理店に決める。

店はそれほど混んでは居なかった。通された席の周りには日本人観光客が多かった。
小さい二人の子供連れの家族が訪れていたが、雰囲気から駐在員家族の様に見える。

ベルギー料理店に来たらムール貝を食べない訳に行かない。
もう一品シーフードサラダにしようか、シーフードプライにしようか迷った。後者を選んだつもりが、両方ともオーダされたことになっていた。
どちらもおいしそうだったのでそのまま食べることにした。

そしてベルギー料理と言えば、ベルギービールである。
ここでは数種類のビールが選べ、さらに大きな(1パイント?)グラスでも注文できる。
喉がカラカラなので、別別の銘柄で、二人とも大グラスを注文した。

料理の味はと言うと、鍋に入ってきたムール貝蒸しは、味はまあまあだったが、プリプリ感、つまり新鮮さが無かった。
通は空いた貝殻でピンセットみたいに身をはさんで食べるのだが、周りでそれをやっている人は居なかった。
大きな海老とサーモンが乗ったシーフードサラダとムール貝の身も入っている唐揚げはとても美味しかった。

食も進んで、ビールも進んで、2杯目のビールを注文する。
お腹も一杯、ほろ酔い気分でホテルに戻った。

大ジョッキで乾杯。手前はシーフードのフライ


周りに日本人が多い


でてきました、ムール貝


シーフードのサラダもなかなかイケル


入り口の看板



§夜景を見に

足も疲れているし、ここまま眠りたいとベッドの上に横たわったが、妻から、「エッフェル塔のシャンパンシャワーを見に行こう」との誘いがあった。
一人で行かせるのは危険だし、天気も悪くないので夜景を撮影する為には良い方と思い渋々一緒に行くことにした。
コンコルド広場には、我々のように夜景を見に来た観光客で、賑わっている。
夜景撮影のために三脚ではなく一脚をカメラに固定して撮影するが、シャッタースピードが1/10以下だと手ぶれしてしまうので注意が必要だ。
























22:30 やっとホテルに戻ってきた。さすがに疲れた。
万歩計の歩数を見ると、なんと3万2000歩。この歩数は尾瀬散策以来の記録だ。


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