Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

愚行録

2021-02-09 | 日本映画(か行)
★★★★☆ 2017年/日本 監督/石川慶

最高に好みの映画。 妬み、嫉み、僻みの大洪水。人間の厭な部分が晒し続けられる120分だが、ソリッドで緊張感のある演出と撮影によって、作品に品格が漂っている。クソみたいな人物たちを冷徹に描き切る客観性、距離感がいい。そして、いつもながら妻夫木聡が最高。映画館で見たかった。

ユージュアルサスペクツな冒頭シーンで本作がただならぬ映画だというのがわかり、テンションMAX。また、キャストが全員最高に厭な奴を熱演。特に関西弁のクズを眞島秀和が演じる意外性が面白い。満島ひかりは貫禄の演技だし、濱田マリの目の演技もすばらしい。キャスティングが100満点。原作読もう!

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