ルイ・ロットの館

ルイ・ロットにハマった笛吹きのブログ。

ランパルのCD

2011-09-07 18:40:23 | 日記
台風12号の被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。

今月末から来月にかけて和歌山鮎釣行を考えていた私にとっては他人事ではありません。
行こうと思っていた川も宿も大変なことになっています。
宿などは道路が崩れて孤立状態だそうです。

これでは和歌山というか、紀伊半島の河川は諦めざるを得ない状況で、
他の川へ行くことを考えなくてはいけません。


北陸鮎釣行からは台風12号の影響を考えて、釣りを9/1までにして2日には北陸を離れ、
東京経由で3日に帰宅いたしました。
本当は9日に帰るまで鮎釣り三昧のはずでしたが、致し方ありません。
自然の脅威には勝てません。
それでも北海道では味わうことがなかなかできない、大物鮎との勝負が十分にできたので大満足の釣行でした。
これ以上を望んではバチが当たるというものです。


さて2日に東京に移動し、そのまま母校の藝術祭で秋山さんと落ち合い、
若い後輩の演奏を聴いて来ました。
自分の頃とは全く変わってしまったホールの中で、
自分の時はどんな風に他人の耳に聞こえたのだろうか?と考え込んでしまいました。
そしてあの頃、ロットを吹くことができたらどうなっていただろうか?とも。

夜は当然、秋山さんと飲みましたが、その時話題に上がったCDが今日送られて来ました。

ランパルとモーツァルト弾きとして名声を博したリリー・クラウスによるモーツァルトとシューベルトのソナタ、シリンクス、
それにランパル抜きでモーツアルトのピアノ五重奏、ランパルが加わってのアダージオとロンドKV617。




録音は1954年ですから、ランパルがロットの18Kを吹いていた時代ですが、リーフレットの裏表紙にこんな写真があります。



フランス語が読めませんので、中身が判りません。
ひょっとしてこの銀のロット(#2862、1880年)での録音なのでしょうか?

パリでのデビューに際し、Educo(レコーディング会社?)のリサイタルをクラウスと行った時にこの楽器を使った、
という話なのかもしれませんが、どうなんでしょう???
フランス語に堪能な方、どなたか教えてください。

 
どちらにしろヘインズではなくロットでの録音であるはずです。
軽く吹いていても音の密度が失われていません。
音が虚ろになることがない。
素晴らしいですね。

お勧めのCDです。

できることならばこの組み合わせでシューベルトの「萎める花」も残して欲しかったと思います。



リリー・クラウスといえば私が小学校の頃、民音の主催で函館に来たのを聴きに行ったものです。
チケット代とは別に安くはないお金を払って立派過ぎるプログラムを買い、
それを持って終演後、楽屋にサインをもらいに行くと、このプログラムはあなたが買ったの?なんて
クラウスおばあちゃんに不思議そうに尋ねられたことを思い出します。

その頃から10数年前の録音かと思うと、不思議な気持ちになりますね。


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご無沙汰です (tetsu)
2011-09-07 22:11:14
ピエルロ、ランスロなんて懐かしい名前ですね。加藤恕彦の本にも名前がよく名前がでてきていました。
フランス語がパンキョウで1年やっただけで、ほぼ全滅です。たぶん書かれている内容と大差はないとおもいます。失礼しました。
返信する
お聞きします (小林 正樹)
2014-06-11 01:09:42
素晴らしいブログですね!ランパルが銀製の笛を吹いていたら聴いてみたいな、と思っていました、偶然このブログを発見しましたがなんといきなりすんごぃCD!ぜひぜひ聴きたいですが、入手方法がわかりません!是非ご教示いただけたらと思います!!!
返信する
RE:お聞きします (louislot1800)
2014-06-16 12:17:24
小林様

ご訪問ありがとうございます。
返事が遅くなりすみません。

このCDはアキヤマフルートで買いました。
http://www.akiyamaflutes.co.jp/

またランパル協会が色々とCDを出していますが、
取り扱いは「オフィス ハマノート」で行っているようです。
連絡先は下記のURLからご覧ください。
http://www.kangengakudan.com/rampalCDtotal.html
返信する

コメントを投稿