映画を観たよ

ただ今、休止中。
その内戻ってくる予定です

ボルベール <帰郷>

2007-07-04 | ハ行の映画
期待作♪
ペドロ・アルモドバル監督作品で「オールアバウト・マイマザー」、「トーク・トゥー・ハー」に続く女性賛歌3部作の最後。
前作2つともとても好きだったので、期待していました。

正に、女性が逞しく、そして美しく描かれている作品でした。
最初はちょっと引き込まれなくって・・・ってなっちゃったけど、彼女たちを観てて気付いたら引き込まれちゃっていました。
驚くような展開もないし、感動的なシーンも特別あるわけじゃない。
ストーリーはホントに重苦しいし一歩間違えればドロドロ一直線だけど、ユーモアが散りばめられているからどこか安心して観れたのでした。
前半の重い事件は、伏線となり後半になってから生きてきます。
相変わらずの原色世界でしたけど、3つの中では一番クセのない作品かな。
ある意味すごく真っ直ぐな映画だと思いました。
とにかく出てくるのは女性ばっかし。一人一人が何かを抱え傷ついているけれども、スペインの太陽の下、それをくよくよ悩むのではなくいつも逞しく明るく生きている。
男に振り回されても、彼女たちの顔に迷いはなくその道を真っ直ぐ進んでいく。
そして3代にわたる絆は、母は娘を守るため、娘は母を愛するため。
そんな絆があるからこそ、どんな逆境にも向かっていけるのです。
でも、強いと見える母でも娘に戻れば、全てを預けてしまう一人の女の子。
そんなのフツーなのに、なんとなく新鮮だった。
うちのママはそんな姿を見せることがないからかな。
全てを打ち明けようとするラストを見ると、これからが始まりって印象を受けました。
そんなさっぱりとした余韻を残すラスト。
きっと二人の絆はちゃんとず~~っと続いていくんだろうな。なんとなく、いつかまたお別れする日でも悲しいけれど、今度はまた全然違った気持ちでお別れするんだろうなってところまで考えちゃった。
ライムンダも母になって初めて、自分の母の気持ちが見えたと思うし・・・娘を持つのは大変そうだけど、やっぱり母娘の絆は特別♪
やっぱり女性が持つ強さと、母の持つ包容力はすごいです。

ペネロペ初め、ホントに魅力的で美しい女性が出てきた映画。
やっぱりペネロペはスペイン語のときが一番輝いている気がします。
明るい笑顔と、母そして娘になった時の表情。それらがとても魅力的で、こんなに可愛く見えたのは初めてってくらいでした。
歌を歌いながら涙を流すシーンが印象的。母への気持ちがあふれて、涙もあふれて。
すっごくステキでした。
体つきもセクシー&たくましいなと思ったら、付け尻をして挑んだとかとか。
ホント出ているとこ出て、締まってるとこ締まってで羨ましいボディラインでした。

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17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (kazupon)
2007-07-05 19:47:09
なななさん
ペネロペがレストランやってたら通ってしまいそうですが(笑)お客さん男ばっかりかも^^
いろんな世代の女性が魅力的に描かれていて、
複雑なのにあっという間に終わったいい映画でしたね。
そうか、つけ尻!なんですね。どっしりした
イメージには不可欠なんだろうなぁ。
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コメントありがとうございます (ななな)
2007-07-05 21:04:59
kazuponさん
ペネロペレストランは男性だったらきっと行きつけになっちゃいますよね♪
女性もペネロペみたいな人がいるんなら、ぜひお友達になりに行きたいです(笑
付け尻してたんですよ!どっしりとした、強いお母さんを引き出すにはぴったりでしたよね!
でも全然違和感なかったです。

複雑な感じで、一歩間違えたらドロドロまっしぐらになりますが上手くとどめて、かなり楽しんでしまいました。
楽しんだって言うかこの雰囲気が好きでした。
なんだかちょっと笑顔になりつつ、じんわり染みてくる映画でした。
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こんばんは! (由香)
2007-07-05 21:11:53
TB&コメありがとうです♪

なかなか面白い映画でした。
逞しい女性たちの生き様に惹き込まれちゃった。
考えたらドロドロのお話なのに、ユーモラスな雰囲気が漂っていたのも良かったですね。

ぺネロぺは綺麗でしたね~
歌も素晴らしかった!!とっても魅力的でした~
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こんばんは♪ (きらら)
2007-07-05 22:36:14
なななさんってなんだかとってもオトナね~
好き嫌いもあるのかもだけど、
私、前2作はイマイチ理解できなかったの!
でも年齢も重ねたし、また違った見方が出来そうだから
これから見返してみたいと思います!

これ、お話もたのしかったけど、
なんといっても女性たちの魅力満載!だったね。
ペネロペかわいい~
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Unknown (mig)
2007-07-05 23:44:57
なななちゃん☆

こんばんはー♪
ママの存在感もユーモアもすごく良かったし、
なんといってもペネロペ、オトナの女が良かった★
『バニラスカイ』ではトムに甘える女の子のイメージだったけど作品ごとに成長してるって思える♪
あ、お姉ちゃんも面白くって良かったね
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人の死を描きつつもさわやかな作品 (クラム)
2007-07-05 23:59:51
なななさん、TBとコメントありがとうございました。

不幸な過去や悩みを持っているにも拘らず、それを感じさせない明るさがあり、そして母が娘を、娘が母を想う気持ちが、鑑賞後にさわやかな印象を残す作品でした。

ラストはおっしゃるとおり、これから新しい母と娘の関係が始まる印象ですね。そして、これからもいろいろあるだろうけど、決して絆は揺るがないってことで、これも一つのハッピーエンドなんだろうって思いました。
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ラスト (シャーロット)
2007-07-06 15:02:42
こんにちはー。
始まりは墓地だし、すごいなあと思いつつ。。。
ラストは実にいい余韻を残してくれましたよね。
潔さも感じたし、またおっしゃるとおりこれから始まるっていう前向きさが良かったです。
ママは娘の前では気丈でも、実はばあちゃんの前では子供になっちゃうもんですよ。
きっとななな'Sマミーもそういうところがあったりするかも;
ホント、母は強いですよね。でも私はヘタレ母゛。
ペネロペもとても役に入りきっていて、すごく自然でした。でも胸デカ!笑
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コメントありがとうございます (ななな)
2007-07-07 20:05:01
由香さん
もともと期待はしていたんですけど、ばっちり答えてくれました♪
やっぱたくましい女性は素敵ですー。
でも由香さんもママさんなのですから、母の強さはばっちり持っているのでは?
きっと、由香さんも素敵な母なのだと私は思っています~♪

ペネロペきれいでしたよね!
歌もとっても上手でしたし、何よりも歌っているときの表情がよかったです。


きららさん
大人じゃないですよー。
私も最初「オールアバウト~」はすんなり受け入れられたんですけど、「トーク~」のほうは妊娠させるシーンでかなり参っちゃって「もうゼッテー観ない!」って思ってたんですよ。
んでも機会があってもう一回観てみたらいろいろ納得できて。
だから、きららさんももう一回観てみるといいかもです。だってきららさんのほうが、私より素敵な気持ちいっぱい知ってますもの♪

魅力満載の女性たちがいっぱいでしたね!
ペネロペはそのなかでもひときわ輝いていました♪
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コメントありがとうございます (ななな)
2007-07-07 20:13:15
migさん
この映画のママ、すごくかわいかった~♪
ユーモアもあったし、なんかそれがすごくお茶目でした。
「バニラスカイ」のときとはぜんぜん違いますよね!
ハリウッドより、やっぱり母国映画のほうがいいのかな?
しかも、なんかトムトムと別れた女優さんはみんな飛躍してるわ
んじゃ、ケイティも・・・えへへ♪

ペネロペも存在感抜群だったけど、おねえちゃんも忘れられない存在よね!


クラムさん
たくさんの辛いことも悲しいことも、彼女たちの笑顔を見ているとこっちまで忘れてしまいそうになりますよね。
母と娘の絆の強さをまたまた、再認識してしまいました。
なんとなく物足りなさもあるかもですが、あのラストはかなり好きでした。
す~っと終わっていく中に彼女たちの絆の強さを見せてもらった感じで♪
ドロドロしていたはずなのに、見終わった後の気分が不思議とよかった映画でしたよね。
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コメントありがとうございます (ななな)
2007-07-07 20:19:37
シャーロットさん
始まりしょっぱな墓地で、しかも女性ばっかりで、なんかみんな強そうでしたー。
ラストの潔く、スパって終わる感じはとても後味がよくってそのあとの二人の関係も何となく想像してしまいますよね。
これから先もず~っと仲良しさんですよ♪

シャーロットさん、ヘタレなんて・・・強い母じゃないんですか!?
だって、守るものがあっていろんな気持ちを知っていて、何よりもヘタレじゃ母はできない気がします。
みなさん強いんですよー!
母の母はまた強く、その母もまた強く・・・女性ってすごい人です。
うちのマミーはホントそういう姿を見せないんですよね。うん、どうなのかしらん(笑

ペネロペはとってもきれいでした♪
ついでにあの胸を分けて頂きたいです(笑
3分の1でもいいので・・・あはは!
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