映画を観たよ

ただ今、休止中。
その内戻ってくる予定です

クイーン

2007-04-22 | カ行の映画
知られざる女王の姿。
ホント言うとエリザベス女王の顔を見たことなかったです。
ダイアナさんも私の中では「ダイアナ」という人を認識した時にはらもう亡くなっていたっていう状況です。

女王って言うとイメージ的に「女王!」って感じで(笑)別世界の人ってイメージでした。
ダイアナが事故にあった王室の1週間を描くのですがもっと近寄りがたい映画を想像していたらそんなことなかったです。
どこまでホントかっては解らないけどユーモアを交えつつも雰囲気を壊さずその時に起こったことをしっかりと描いていたので飽きることがありませんでした。
当時の映像と合わせていたり当時の新聞の見出しとかも見れて何かそこもまた面白かったです。
でもこの映画の一番の見所はやっぱり女王。
そこにいたのは紛れもなく私たちと変わらない女王がいました。
違うのは並々ならぬ威厳と精神力を持っているということ。
女王として国民と神に一生をささげた女性の姿。
どんなマスコミのバッシングに合おうとも王室のしきたりは変えずにきたっていうのはすごいと思う。
「変わらずにいる」っていうのは何事でも難しいと思うのです。
時代に合わないことをやるってことですから。そういう意味では「変える」こと自体は簡単なんですよね。
要求されている態度に変えればいいだけですもの。
でも難しいのは変えようと思う気持ちとのやっぱり受け入れがたいという気持ちとの葛藤。それがよく描かれていました。
最終的にはブレアの進言を受け入れるわけですがそれでも一切威厳は失われない。
いつも何があっても「女王」がそこにいるのです。
そしてどんな思いで今の地位にいるかってことを知ったら誰でも尊敬せずにはいられない。
女王としての立場ともう一つ女王を一人の女性として見せてくれた映画でした。


やはり見所はヘレン・ミレンなのでしょうが似ているかとかはよく解りませんでした(あとで本物見たらヘレンの方がキレイだった)
でもヘレン・ミレンから来る上品さや整然とした態度はどこか圧倒されました。
まだ生きている実在の人物でしかも世界一有名な女王かと思われる人を演じるには相当プレッシャーとかあったでしょうが・・・すごい人です。
彼女意外にもそっくりさんがたくさん出てきますが一人も浮いていませんでした。
ってかブレアとか10年も前から首相やってるなんてそっちもびっくり!
彼もフツーの人なんですよね。子供の頭なでたりサッカーのTシャツ着てたり。
にしてもブレアが女王に尊敬の眼差しを向ける姿がとてもよかった!

先日ウィリアム王子が別れたってニュースを聞いたときにママが「ほら!チャンス回ってきた!」と喜んでた(笑
「私はでしゃばったりしないからね♪」って。。。
いや、絶対何があっても無理だから

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21 コメント

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こんばんは! (八ちゃん)
2007-04-22 18:58:41
トラコメ、いつもありがとうございます。とうの女王は、自分を他人が演じている姿などみたくない、と観ない事にしている、とかいうのをどこかの記事で読んだ記憶があります。



それにしても凄い映画でした。また観てみたいと思っています!
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こんばんわ (睦月)
2007-04-23 00:35:19
TB&コメントありがとうございました。

伝統や威厳を「変えないこと」「維持すること」と、その一方で変化していく世論や国民の認識に「順応」していくことの難しさや葛藤・・・私もこの作品からそれを痛烈に感じました。

一国を担う女王という立場って想像できないほどの大変さと決断力を要するものなんだなあと思ったら、平凡な庶民に生まれてよかった♪なんて思っちゃった(笑)。

ヘレン・ミレン、素晴らしかったですね。
彼女以外にもそっくりさん大集合みたいな映画になっていましたが(笑)、それぞれとてもいい存在感を出していたと思います。
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ちゃんす! (シャーロット)
2007-04-23 01:25:00
こんばんは☆
そうそう、そっくりさん的にキャスティングしてるみたいでしたね。
でも単なるモノマネじゃないところがやはり役者だなあ~と感心しちゃいます。
それと、ブレア首相が「ぶれあ10」って蹴球Tしゃつ着てる姿はお茶目でした。笑
それと、なななさん、ウィリアム王子ゲトのチャンスよ~!まわってきた、まわってきた!!爆
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ちゃんす!2 (きらら)
2007-04-23 21:22:30
ホントだー!
なななさんチャンスじゃない!年齢も近いし♪
ウィリアムはダイアナ似でかっこいいし言うことないよね!!

そうなの。
ブレアの助言を受け入れるときでさえ、ダイアナのお葬式のときでさえ威厳を失わない女王の姿はさすがだったね!
最後一緒に拍手するかと思ったけど、、、やっぱり女王だ!
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コメントありがとうございます (ななな)
2007-04-23 21:24:14
八ちゃんさん
そうなんですか~。
でもそんな気持ちも何となく解りますかもです。
実際不思議な感じなんでしょうね~!

もう一度じっくり観てみたいなって思った作品でした。


睦月さん
英国には古い良き考えを守ろうとする姿勢が何となく強い気がします。
でもやっぱり時代は変わっていくもので逆に変わらないほうが取り残されてしまうばっかりですものね。
「順応」するってことは意外に腹を決めればできるものですがそれまで何10年も「守ってきた」ものを変えようって思うことが大変なんですよね。
そんなことがひしひしと伝わってきました。

こういう風にあることないことで叩かれて国民のためになのにそっぽ向かれて・・・女王もホントに大変ですよね。
これはきっとどこの国でも一緒なんでしょうね。
私も庶民でよかったです(笑
生活しているだけで疲れそうですもの~!
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コメントありがとうございます (ななな)
2007-04-23 21:32:23
シャーロットさん
そっくりさんって探せば意外にいるんだなとちょっと感心してしまいました(笑
でも誰一人として浮いている人がいなかったのでそれは流石でした。
ブレアは何となくそんなところもお茶目で心なしか本物よりかっこよく見えたりでした(笑

まわってきた~??!んでもウィリアムとまず出会う機会を得なきゃ♪
ウィリアムの家の前うろうろしてたら見るけてもらえるかな・・・。その前に捕まりそう!(笑


きららさん
そうなんですよね!
外見は文句なしで性格も弟よりよさそうですし(笑)
頑張ってみたほうがいいかな~(笑

一度も取り乱したりすることなくただ真っ直ぐ前を見ていたのはやっぱり人生を捧げた人の強さだなって。
そんな彼女の強さを思うと最後の握手は何だか「女王らしい」ですよね♪

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チャンスだ☆ (こべに)
2007-04-24 00:15:42
そんなこと言ってくれちゃうなななさんのママ素敵だわ☆
エリザベス女王がしっかりし過ぎちゃってるから
英国王室の男アホばっかりなんだと言われてますが(^^;

うとうとどころか半分以上寝ておりました(汗)
エジンバラ公が鹿撃ちがお好きだというのが分っただけでもめっけもん?!(笑)

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こんにちは! (由香)
2007-04-26 16:10:53
しきたりに縛られるでしょうし、自由な時間はないと思いますが、ウィリアム王子とお幸せに。。。
なんちゃって
でも、夢じゃないかもよ~~~

ヘレン・ミレンは気品と威厳が漂っていましたね。
本当に王室関係の人みたい。。。
出演している人が、皆似てたから本当の話のように思えましたね。なかなか興味深い映画でした。
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コメントありがとうございます (ななな)
2007-04-26 18:52:59
こべにさん
ママを褒めてもらえるなんて(笑
ホントそんなこと言うなんてすげ~なとママを尊敬した瞬間でもありました(笑
・・・そういえば王室の男ってまともなのがいないですよね~!!

うとうとは仕方ないですよ~!
私はエジンバラ公の存在自体を知らなかったくらいなので(汗)それを知れただけでもめっけモンでした。
にしても土地広すぎ!!


由香さん
あぁ~ウィリアムと結婚するって大変ですよね~!
私もパパラッチに追われて大変なことになったり?!
エリザベス女王にもいじめられたりするのかしら。
そんな生活はヤダな~。。。
う~ん、困ったな(笑

ヘレン・ミレンはオスカーの授賞式とか見てると「気のよさそうなおばちゃんだな」ってくらいにしか思ってなかったんですけど映画の中では持っている雰囲気が「女王!」でしたよね。
どこまでホントか解らないですがリアルさがあって色々発見できた映画でした。
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こんばんは (悠雅)
2007-05-01 01:50:18
なななさま
そうか・・・女王の顔(とエジンバラ公)をご存知ない年代なんですよね。

存命中の(しかも王室やファーストレディだし)方々に、かなり好き放題言わせるからには
綿密で周到な取材をされたみたいで、もちろん脚色はあるでしょうが、
それぞれの思いや立場、選びそうな言葉などは事実に近いと思います。
だからこそ、よくぞここまで作れた作品だと思いました。

巧い脚本と、個人的にはとても観たかった英国の風景などもたくさん観れて
大満足の1作になりました。
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