グルメのけんちゃん

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豊国廟の芝

2012年07月19日 | 自然・気候
「つるり」から先ず向かった先は予告通り、豊国廟だ。
周辺に自生する日本芝がDNA鑑定の結果、他所では確認例がない固有種であることがわかったのだ。1599年に建てられた豊国廟は、豊臣家が徳川家に滅ぼされた1615年から1898年に再建されるまでの283年、手入れもされずに放置されていたことが奇跡的に種の保存に繋がったのではないかと推察されます。歴史のいたずらが余計な交雑を防いだわけですね。

国道1号線花山洞トンネルを抜け、前回は右手に折れて清水寺に忍び込みましたが、今回は1号線の下を潜って反対側、渋谷通を下りました。
何の案内もないので車内で弁当を食べているタクシーの運ちゃんに尋ねたところ、豊国神社しか知らなかった。

仕方なく国光大師第二十五霊場第十四番小松谷「正林寺」山門で地図を確かめる。
目の前は京都女子大学短期大学部なので、南に折れて東に向かえばきっとある。
心配しながら突き進むと京都女子高から出てきた美人女学生に出会う。道を尋ねると思った通りでしたが、長い階段を上がるって!?

点滅信号のT字路の角が京都女子大学の入口。

このお洒落な洋館は京都女子学園建学記念館錦華殿です。

南側には守衛さんのいる正門があります。

後で気付きましたが、京都女子大学前バス発着場のPrincess Lineって冒頭の写真のレトロでお洒落なバスのことなんだ。ワイキキトロリーを彷彿とさせます。横浜や神戸でも走ってますね。
駐車場の先は豊国廟。


折角ですから豊臣秀吉の墓を観に行こうと進むと、何々50円寄付金ですって。

先の長い階段が挑戦する意欲を削ぎます。
しかし意を決してスタート。
数えたら313段ありました。

でもまだ奥がありそうです。これが中門?

あれれ、また階段!?

今度は蹴上の高さが高く急勾配。
ここまで来たんだから引き返すわけにもいかない。
残り172段でした。

振り向くと脅威を感じます。

やっとの思いでついた垣に囲まれた五輪塔、これが豊国廟、豊臣秀吉の墓。
裏手を散策するとこの山は阿弥陀ヶ峰(標高193.5m又は196.4m)っていうんですね。
丁度この下をJRが横切っているので時折振動と共に音が聞こえてくる気がします。

通商女坂の南にある新日吉(いまひえ)神宮の鳥居。これは後白河法皇が「法住寺殿」を造営されたとされています。転々としているからよくわかりません。

東山七条。豊国廟参道はこの先女子高が立ち並び幼稚園から大学までフルセットされているので女坂と呼ばれています。

西大谷一帯を指す「鳥辺野」は源氏物語ゆかりの地。京の代表的な葬送地です。多くの皇族・貴族が荼毘に付され鳥辺野の煙と称される場所です。

さて、次はお隣の智積院を紹介します。


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2 コメント

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Unknown (matsubara)
2012-07-23 09:11:29
10年前祇園祭のついでに行きましたが
こんな奥まったところに五輪塔があるとは
知らずに入り口で参拝したのみでした。
お祭りでくたびれて・・・
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一気に上るのは (けんちゃん)
2012-07-23 21:40:31
辛いですよ。313段で終わりだと思ったのに…
その後が効きました。
両足こむら返りになりかけました。
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