お.寒.い.電.子.工.作...

技術もノウハウも知識も情報も人脈もコネもカネも測定器も無いけど、たまーに電子工作に挑戦する「ゆるーい」ブログ。

マイブームはVFO その12

2010-08-01 13:50:43 | VFO
PICマイコン「16F88」および12.8MHzのTCXOを取り付けて、周波数カウンタのソフトを書いてみました。基板の右奥の赤い「囲い」は、DBM保護用です(コアはまだ固定していないので)。電気的な意味は全くありません。

過去に作成した周波数カウンタのソフトは、所定のゲートタイムを得るために実行命令数を厳密に管理して、例えば100msとか500msとかの時間を作っていましたが、今回は周波数カウンタだけではなく、そのほかもいろいろとやらねばならないことから、タイマ0の割込みを使ってゲートタイムを作ることにしました。

しかし、クロックが12.8MHzなので、キレの良いゲートタイムにはならず、結局、102.4msという半端な値に。

この場合、カウント値から実際の周波数にするには(625/64)倍しなくてはならず、今まで使っていた24bitの演算ルーチンではビット数が足りず、仕方なく32bitに増力。



画像は、VCOの発振周波数をオフセットなしでそのまま表示しています。手持ちの受信機と比べてみましたが、「KHz台」までは同じでした。

PICマイコンによる周波数カウンタの表示で見ると、VCOは、
(1)電源ON直後から、ゆっくりと周波数が下がり、10分(たぶん)くらいで10kHz下がる
(2)以後はこの付近で上がったり下がったりする
という傾向があるようです。周波数カウンタの完成度の問題もあるでしょうから、ここはやはり、ちゃんとした、「測定器としての周波数カウンタ」が欲しいところです。


次のステップは、下記のいずれかになる予定です。

(1)ロータリーエンコーダの回転を検出する部分のソフト組み込み。周波数を測定しつつやらなくてはいけないので、かなりやっかいです。

(2)DAC制御。すなわち、「設定周波数」と「測定周波数」の大小関係により、DACに信号を出す部分

やはり、(2)が先でしょうかね。

とりあえず、目的周波数をマイコン内で仮定し、その周波数にできるだけ近づくようにDACを制御。VFDの表示は測定周波数として、「どれだけ安定させることができるのか」を見ます。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (wkn)
2010-08-02 23:02:08
だいぶ進んできましたね。
Hz台まで出ればの周波数カウンタとしても十分ですね。
うちのボロ周波数カウンタはゲートタイムを10秒にしないとHz台は測定できないので滅多にHz台は拝めません。

スルーホール基板だと、FCZ10Sコイルを穴に挿さずに付けられるんですね。
最近はベタアース基板ばかりですが、穴あき基板を使う時は無理やり足を広げています。
返信する
FCZ 10Sコイル (CY7Cxxx)
2010-08-02 23:26:35
2.54ピッチの基板の場合、10Sコイルは、斜め45度にすると「スカっ」と穴に入ります。ケースの足はさすがに無理ですが。

斜めにしない場合は、足を少し広げたりすると、スルーホールに到達するように調整可能です。

スルーホール基板+FCZコイルのよいところは、「失敗しても、簡単にコイルを外せる」ところにあります。私のようなドシロウトにはありがたいところですが、スルーホール基板は高価であるという問題があります。

返信する

コメントを投稿