髪を切るぞって決断したら、
予約の時間は朝の9時。
土曜の朝9時はしんどいなあと思いながらも、
早起きして家を出たら寒い。
朝だからこんなもんなのかなあと思ったら、
昼をすぎてもずっと寒い。
夕方になったらもっと寒い。
決定。きょうは鍋。
髪を切ったあと、古本屋さんに寄ってみると、
店の前にうろうろしている人がひとり。
なんだろうと思いながら、
自動ドアに向かったら開かない。
まだ開店前だった。
寒いけれど、待っていてもよけいに寒いから、
あたりをうろうろしてたらやっと開店。
80円の本を2冊と30円の本を手に取ってレジへ。
お会計が259円。
迷ったあげく、おそるおそる、
「これは30円だったと思うんですけど」と。
すぐに50円返してくれたけど、
すごくちっちゃい人間かなあってちょっと凹んだ。
80円でも十分安いし、
作者のかたにはもうしわけないんだけど、
30円だから買ってみようと思ったってこともあるし…
ふつうの本屋さんで、
ごっそり買えるようにがんばろう。
美容院で図書館の話になって、
その人がいま読みたいと思っている本の、
新聞の広告の切り抜きをいっぱい見せてもらった。
あまり本の趣味は重ならなかったけど、
新聞の広告で気になる本を切り抜くのはよくやる。
自分が最近気になったのは「反共感論」
共感、というのはいいものだと思われているけれど…
という本らしい。
死刑反対を唱えている人(なんだろうあの人の肩書き)が、
被害者の家族の立場に立ってみろと言われて、
「そんなの知らないよ、なってないからわからないよ」
と言ってたのを見て、あいた口がふさがらなかったことがある。
そんなふうに他人に共感しようとしない人は、
反射的に非常識って思ってしまうし、
人でなしのように感じてしまったりもする。
でも、その共感こそが、
不公平を生んでしまったり、
えこひいきになってしまったりするということなのかな。
アファーマティブアクションとかもそうかも。
こないだ「アンビリバボー」で、
難病のネコをネットで紹介したら、
何億っていう寄付が集まったっていう話。
美談ではあるけれど、
なんかこうもやもやしたのは、
そういうことだったのかな。
イルカやクジラを救うという名目で、
日本人を傷つける団体に寄付をする人もいるし。
感情よりも理性が大事ってことなんだろうな。
まあ、どっちにしろ、
被害者の方の気持ちはないがしろにするのに、
加害者の人権だけは守ろうとすることには、
なんの共感もできないし、したくもない。
まだ読んでない本の感想を、
想像で書くのはまちがってるに決まってるけど、
なんかそういうのあったような。
「架空OL日記」じゃなくて…
でも、やっぱり読んでみたくなってきたなあ。
買えそうにはないんだけど。