映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

ベルベット・ゴールドマイン

2014-03-29 23:40:14 | ★★★★★☆☆☆☆☆

監督 トッド・ヘインズ
キャスト ユアン・マクレガー、クリスチャン・ベール、ジョナサン・リース・マイヤーズ、トニ・コレット、
エディ・イザード
1998年 イギリス
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】
1984年ニューヨーク。ヘラルド誌の記者アーサーは1970年代初頭のロンドンでカリスマ的な人気を誇ったロック・ミュージシャン、ブライアン・スレイドの追跡調査を編集長から依頼される。ブライアンは74年に偽装暗殺事件を起こしたことでスターの座を失い、以後は行方不明となっていた。ブライアンが絶大な人気を誇っていた当時、10代のロック青年だったアーサーは、調査をしていく中で当時の記憶を思い出していき…。

【感想】
安易に意味がわからないと言ってしまうのは本来嫌いなのだが、それでも理解に苦しむ内容であると言わざるを得ません。熱心なファンがいるそうなのでグラムロックが好きな人だと違うのでしょう。グラムロックって日本じゃ流行しませんよね。

ストーリー自体はロックミュージシャン、ブライアン・スレイドが引き起こした事件の真相を雑誌の記者が探るというわかりやすい構成になっています。しかしそこで挿入されている映像がかなり癖が強いので状況を何度も見失いそうになりました。ライブで全裸になるのは演出上かまわないが、目の中にハートや$マークを入れるのはさすがに悪趣味。音楽や映像は印象に残っているにもかかわらず、心に残るようなセリフがないので結果として内容を楽しむのではなく映像を眺めるのが主な目的の作品になってしまっていたように私は感じました。

イギリス映画独特の映像表現であるともいえるでしょう。真っ先に思い出したのは「ロッキー・ホラー・ショー」ですね。影響を受けているのではないかと思います。「フラッシュ・ゴードン」の映像もテイストは近いです。たまに見る分には面白いが、毎日だと胸焼けを起こすタイプです。

ただ、冒頭で書いたようにグラムロックが好きな人にはたまらない作品なのかもしれません。最初から万人向けに制作しているようには思えないので自分の趣味と合わないからといって酷評する気にもなれないそんな作品だと思います。

もっとセリフで印象に残るものがあれば、多くの人に評価される作品になり得たのだと思います。あえてマニア向けにしたのだとしたら少しもったいない気もしました。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

ベルベット・ゴールドマイン [Blu-ray]
クリエーター情報なし
角川書店

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