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ザ・セル2

2010-05-23 00:03:36 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆
監督 ティム・イアコファーノ
キャスト フランク・ホエーリー、バート・ジョンソン、クリス・ブルーノ
2008年 アメリカ
ジャンル:サスペンス、ホラー、ミステリー

【あらすじ】
連続殺人犯の捜査に立ち上がったマヤは、その犯人の最初の犠牲者であり、それによって1年間昏睡状態へ陥ったため不思議な能力が身についた。マヤはその能力で連続殺人犯の潜在意識の中に潜入し、核心へと迫っていく。

【感想】
サイコサスペンスでエンドロールに本筋とは全く関連のない山の景色や製作スタッフが映っている撮影シーンを流すセンスは酷すぎる。(-1点)本編の内容には関係なくても許せなかったです。もちろんコメディなら話はわかりますけど。

前作とつながりはないので本作だけ観ても問題はないと書くと聞こえはいいかもしれないが、前作の映像はそれなりに評価していただけに、個性が弱くなったのが残念だった。基本的に予算を減らされたのが明らかになっている。 

映画である以上は仮にシナリオ上の矛盾があったとしても、それを感じさせないような魅力的な演出があれば問題ないと思っています。ところが本作についてはそのレベルまで達しておらず、粗さが目立ってしまう。特に犯人の濡れ衣を着せられた警官がマヤが一緒に逃走している光景をFBIが何も疑わないのはおかしいでしょう。マヤの目的は犯人を捕まえることなのだから、もし一緒にいる警官が犯人だとすれば、なぜ共に逃げなければいかないのか?思考回路が馬鹿すぎる。

更に途中に犯人が注射器を買い込んでいることに着目して病院からの購入者リストを調べるのですが、ここでの結果(殺人犯が買っていたという事実)は真犯人とは何の関連性がないです。シナリオが完全に破綻していた。

マヤという女性が殺されて応急処置で生き返る拷問を6回も受けたことによって特殊能力を身につけるというのはそれなりに面白味があった。つまりSF要素が混ざっている段階で、細かい矛盾は気にするなということになるのかもしれない。

本作に限らず非科学的な現象と科学的な捜査を一緒にしてしまうのは苦しいです。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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