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シンシナティ・キッド

2010-03-21 00:25:29 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 ノーマン・ジュイソン
キャスト スティーヴ・マックィーン、アン=マーグレット、カール・マルデン、エドワード・G・ロビンソン、チューズデイ・ウェルド、ジョーン・ブロンデル、リップ・トーン
1965年 アメリカ
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】
年は若いが、無類の勘と度胸で、ミシシッピ川流域一帯にシンシナティ・キッドの異名をはせるポーカーの勝負師がいた。彼が名人位獲得の野心に燃え、30年にわたるタイトル保持者に挑戦することになった。

【感想】
スティーヴ・マックィーンのキャラとポーカーを題材にした雰囲気、オチの意外性でうまくごまかしたなと言ったところ。

以下、ネタバレあり。ネタバレしないとレビューにならないのでご了承下さい。

本作は「男の散り方」をテーマにした映画です。それまでの展開は全てこのラストのための伏線だったと感じました。それにしても見事なまでの散り方だったと思う。負けが確定した後にそれまでからかっていた黒人の少年にまで「年季が足りない」と言われてしまう無様な様子が印象に残ります。敗者には何も残るものがないのがギャンブルの世界であるのは事実だと思う。

スティーヴ・マックィーン演じる主人公は、街では敵がいない程のポーカーの実力があるのに決して己の力を誇示するようなこともありません。また自分が有利になるように勝手にイカサマが仕組まれていたのを知ると、「実力で勝つんだ」と全力で制止させます。このようなまじめな性格だっただけにショッキングな結果に感じられたのでしょう。

百戦錬磨であるはずのライバルにあまり迫力が感じられなかったのが残念。ギャンブラーとしてかなり癖のあるキャラだったのは良かったですが、見掛け倒しだった気がします。
それから途中に鶏同士の戦いがあるのですが、このシーンは確かに面白かったにせよ、シナリオ上あまり意味はないように感じられました。

スタットポーカーのルールを知らなくても楽しめるでしょう。あまりないタイプの映画なので希少性があるのがアドバンテージになっているのだと思います。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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