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今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

ビリー・バスゲイト

2009-03-14 00:07:16 | ★★★★☆☆☆☆☆☆
監督 ロバート・ベントン
キャスト ダスティン・ホフマン、ローレン・ディーン、ニコール・キッドマン、ブルース・ウィリス、スティーヴン・ヒル、スティーヴ・ブシェミ、スタンリー・トゥッチ、マイク・スター、ロバート・F・コールズベリー
1991年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、伝記

【あらすじ】
勢力争いが激化する中、絶大な勢力を誇るダッチ(ダスティン・ホフマン)は、血気盛んな青年ビリー(ローレン・ディーン)に声をかける。ダッチの側近となったビリーは、ギャングたちの栄華に目を奪われるが、次第に虚飾と裏切りに満ちた世界であると知ることになる

【感想】
出来が悪いとは思わないが世界観が弱い。

とはいえ、マフィア系の映画の場合、「我々の知らないこんな世界があるんだ」という世界観の強さは最も重要なポイントだと思います。それだけに上記コメントは致命的な欠点であり厳しい評価になってしまいます。それにマフィアの映画に女性キャラ(ニコール・キッドマン)が目立ってしまうのも良くない。黒子であるべき。

全体のイメージとしてダスティン・ホフマン演じるマフィアのボス、シュルツの迫力や貫禄、残忍さだけが一人歩きしてしまったと思います。実績のある俳優だけにもう少し抑えて欲しかった。

主人公ビリーが、シュルツの元で部下として働く話ですが、性格がまじめで好青年すぎるので違和感を覚えます。
もちろん金に目がくらみ場違いな組織に入った結果として事件に巻き込まれてしまった話なので、マフィアとしてはまり役でも困るのですが、完全に浮いた存在だったのでもう少し周りに溶け込んでいても良かったです。

他にはまだ当時「ダイ・ハード」くらいしか代表作のなかったブルース・ウィリスがあっけなく殺される役をしているというのは今では考えられない贅沢な配役です。このように「あの役者がこんな役をやっていた」というのはこの時代の映画を観る楽しみの一つだと思います。

定義的にはニコール・キッドマンの初期作品と言ったほうがいいのかもしれません。彼女のファンなら(全裸を拝みたいなら・・・)と言ったところでしょうか。

お薦め度:★★★★☆☆☆☆☆☆

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