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アルカトラズからの脱出

2009-05-20 15:01:20 | ★★★★★★★☆☆☆
監督 ドン・シーゲル
キャスト クリント・イーストウッド、パトリック・マクグーハン、ロバーツ・ブロッサム、フレッド・ウォード、ポール・ベンジャミン
1979年 アメリカ
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】
誰ひとりとして脱獄に成功したことのない刑務所―――アルカトラズ島。ここに一人の囚人が送り込まれた。彼の名はフランク・モーリス。所内で以前、別の刑務所で一緒だったアングリン兄弟と彼は脱獄計画の実行を決める……。

【感想】 
脱獄ものでは代表格。作り方が非常に丁寧で手に汗握る展開が待ち受けています。

スピード感はないですが、脱獄するための戦略や手に汗握る看守とのかけひきがお見事。特に先に進もうとすると絶妙なタイミングで看守がやってくるスリルがたまりません。一つ問題を解決するとまた次の障害が発生することでハードルの高さを印象づけ、最終日に一気に脱獄を決行する手際は張り詰めた緊張感の中にも達成感に近いものを与えてくれます。

人物描写については「ショーシャンクの空に」とは異なり、主人公が肉体的にも精神的にも非常にタフ。牢獄に閉じ込められていても一度も弱音を吐くことはなく、刑務所シーンお決まりであるホモが出てきても、問答無用で倒してしまう。あくまでヒーローかつ脱獄に関するプロフェッショナル的な存在だったと思います。
その点で「どんなに絶望的な状況に置かれても希望を捨てない」というような主張が薄かったのはもったいないように思えました。刑務所から脱出を試みる動機はそこにあると思ったので。そのため個人的にはショーシャンクの方が好きです。

また刑務所内ではヒーロー的な存在であったクリント・イーストウッドがなぜ、どのような罪で刑務所に入れられたのかは大半の人が気になってしまうと思うのですが、映画内において全く触れられていません。根っからの悪人であるのか、嵌められて投獄されたのでは全く人物像に対する印象が異なるため少しくらいはヒントが欲しかったですね。(後に調べてみると実話ベースであるという事実から銀行強盗であろうと推定できます。)

ちなみに実話の世界ではこの3人は死亡と公式発表されているそうです。行方不明ですが、遺体は発見されていないとのこと。(溺れ死んだ可能性が高いでしょうね。)

お薦め度:★★★★★★★☆☆☆

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