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ジキル&ハイド

2008-10-03 12:50:38 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆
監督 スティーヴン・フリアーズ
キャスト ジュリア・ロバーツ、ジョン・マルコヴィッチ、ジョージ・コール、マイケル・ガンボン、グレン・クローズ、マイケル・シーン、キアラン・ハインズ
1996年 アメリカ
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】
19世紀末イギリス。貧しい家庭に生まれ育ち不遇な人生を歩んできたメアリー・ライリーは、ジキル博士のもとで使用人として働き始めた。お互いのことを知るにつれ、メアリーと博士は特別な信頼関係を持つようになる。その頃、博士の助手としてハイドという男が屋敷に雇われる。粗野で下品なハイドの出現で平穏な屋敷の空気は乱れ始め、ついには恐ろしい事件が・・・。

【感想】
あの「ジキル博士とハイド氏」がどうしたらこんな「家政婦は見た」のようになってしまうのだろうかと、呆れたというよりはむしろ怒りに近いものを感じました。

確かに原作はうる覚え程度なので具体的に細かな相違点を例に挙げて批判することはできませんが、世間的な評価も不評の嵐なので皆同じことを考えているのでしょう。これをリメイクというのはリメイク元に失礼だと思います。

なぜ屋敷で働くメイドを中心に描いているのかが、意味不明。ジュリア・ロバーツいなくてもストーリー進行上なんの問題もないでしょう。彼女が二人の間に割って入ったせいでジキルとハイドに関する個性がぼやけてしまったと思います。

とにかく全体的にもう少し、ジキルとハイドに関する怪しさ、不気味さ、恐怖感、疑問点等の雰囲気が出ていれば良かったのですが、強制的に作り出している感が強かったです。ジョン・マルコヴィッチにとっても明らかな失敗作でしょう。

ちなみに言うのをためらってしまいますが、実はこれも映画館で見てしまったあまりに情けない過去があったりします。ここまで酷評している理由はここにあります。私にとって「金返せ」と感じる映画は1年に数本あるかの頻度ですが、これは見事に引き当ててしまいました。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

ジキル&ハイド

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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