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セディナの会員数推移

2015-11-29 10:25:33 | レポート イオンフィナンシャルサービス

http://www.cedyna.co.jp/company/aboutus/highlight.html

ここの過去のテータ(現在は見れないが別のサイトにまとめたものがあった)によると

 

2010年度 2,251万人
2011年度 2,109万人 
2012年度 1,948万人 
2013年度 1,841万人
2014年度 1,763万人


見事に激減である。



各種情報によるとこの中でOMCカードの会員数は120万人程度なのだが、実はOMCマーク付のカードを含めたら半数近くになるようである。最近のセディナが発行しているカードはすべてOMCマーク付き。ちなみに2008年度末時点での発表ではOMC会員数は約1000万人とのこと



この人数はあまりに大きい。



OMCマークのカードを使うメリットは主にダイエー(一部マルエツやイオン)の割引目的以外になにもない。セブンでポイント3倍とかやりだしたらしいが、大したメリットはない。



来年2月末をもってこの割引が廃止されるのである。しかもセディナは年会費有料。前述したポイント3倍程度のセールでは得にならない。解約が続出するであろう。ダイエーの看板をイオンに変えたことで少なく見ても推定700万人くらいの現OMC会員(マーク付き含む)を奪いにいくだけのポテンシャルが生まれた。


*もちろん700万人といっても実稼働はかなり落ちるだろうけど。



ちなみにかつてイオンがマイカルを救済した際、マイカルカードを廃止し、全てイオンカードに変えた過去がある。この時のカード会社は伊藤忠に買収された(現ポケットカード)。前例があるのである。ただマイカルカードの会員数と比べてOMCの会員数はあまりに多いというのが違いなのだが。 




イオン側としてもOMCカードを追放することで販促効果を失い下手をしたら一時的に客を減らすことになりかねない。ゆっくりと猶予期間を置いた上で、イオンカードに置き換えていくつもりなのだろう。 OMCカードが経営的に追いつめられたら最後の牙城であるマルエツもイオンカードに変わるだろう。


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