監督 マーク・フォースター
キャスト ブラッド・ピット、デヴィッド・モース、マシュー・フォックス、デヴィッド・アンドリュース、モーリッツ・ブライプトロイ
2013年 アメリカ、イギリス、
ジャンル:アクション、ホラー、サスペンス、パニック
【あらすじ】
その日、ジェリーと妻、娘2人を乗せた車は渋滞に巻き込まれていた。しかし、それはいつもの交通渋滞ではなく、街は徐々に謎の混乱へと陥ってしまう。全世界で謎のウイルスが爆発的に拡散し凶暴なゾンビと化した感染者が増殖、世界は90日以内に滅亡してしまう状況になっていたのだ。事態を収束すべく、元国連調査官のジェリーに任務が下る。彼は愛する家族と離れ、米軍と共に混乱する世界各地の感染地域を駆け回るのだが…。
【感想】
ワールド・ウォーというタイトルでありながら世界大戦の色は薄くゾンビ映画。
それまでのゾンビ映画との違いはブラッド・ピット演じる主人公が世界中を移動することで解決する点にあります。ミスリード気味のタイトルからして制作した狙いはここにあったのでしょう。ただこれをやったところで特別新しい面白さが生まれたのかと言われれば、決してそのようには思いませんでした。むしろゾンビ映画ならではの閉鎖的なじわりと空間で追いつめられていく部分が場所かかわることで一度リセットされてしまうので物足りなさを感じたところです。
また自分の中では「慰めの報酬」ですっかり信用できない監督になったマーク・フォースター。本作は変に真面目に作っているせいで小さな部分の粗が目立つように思いました。科学者が一瞬で退場するのは完全なギャグ狙いでしょうけど、中途半端に入れるくらいならやる必要なかったと思います。この監督、決してつまらないというわけではないのですが、どこかずれている気がしてなりません。
オープニングの映像による掴みは良かったのとラストはそれなりに緊迫感があったのは救い。
ゾンビが猛ダッシュしていても珍しく違和感を感じなかったのは自分の中でゾンビ映画というジャンルに入っていないからなのかもしれません。
お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆
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