こんなニュース紹介してもそれでどこが得になるのかまで考察しなければただの時間の無駄。大部分の人間はコピペしてどや顔で終わりなのであろう。そんな人間に株で勝つ資格などない。
本件はイオン銀行みたいな、元々後発でシェアを取るため業界最低金利でやっているような所はプラスになるであろう。(実際に会社側も個人の資金需要が喚起され、商品を遡及しやすい局面と捉えているわけだが)
有料記事なのですべては載せないがこれによると借り換えて得になるのは
①ローン残高が1000万以上
②返済期間が残り10年以上
③今借りているローンとの金利差が1%以上
以上の3つのケース。従ってマイナス金利と言えど条件は結構厳しい。理由は借り換え時に手数料がかかってしまうためである。この手数料を払うデメリットを補って余りあるくらいでなくてはならない。
特に③の金利差1%以上必要というのは、イオン銀行や住信SBI、ソニーみたいな低金利の銀行に借り換えた方が圧倒的に有利に働く。よって雪崩式にこれらの銀行に流れることが予想される。つまり失う側と得る側に分かれる。
しかもイオン銀行は元々が超低金利なのでマイナス金利になったからと言って他行ほど金利を下げる必要はない。実際そこまで下げていない。住宅ローンを借りている層の借り換え意欲が喚起されるというのが重要なのである。マイナス金利がなかったら借り換えなんてしようとも思わずに、そのままで終わっていたであろう。
しかし休日や平日の夜遅くまで営業してるというのは本当に便利だと思う。他行もやればいいのに。まあ難しいのわかってるけど。
以下、日経記事より
日銀のマイナス金利政策を受け、住宅ローンの借り換えが急増している。三井住友銀行など主要8行の2月の借り換え申込件数は約2万8千件で、前年同月比2.5倍に増えた。各行が住宅ローン金利を過去最低水準に引き下げたため。マイナス金利政策の家計への影響が鮮明になってきた。
借り換えと新規を合わせた全体の申込件数は約6万8千件で、前年同月比5割増えた。新規は2割増の約4万件で、借り換えの急増が全体の伸びをけん引した。
各行の住宅ローン金利は過去最低を更新している。一般的な10年間固定型の最優遇金利は3メガバンクなど大手銀で年1%を大きく割り込んだ。半年ごとに金利を見直す変動型では住信SBIやソニー、イオンなどが年0.5%台にしている。