RONIN

監督 ジョン・フランケンハイマー
キャスト ロバート・デ・ニーロ、ジャン・レノ、ナターシャ・マケルホーン、ステラン・スカルスガルド、ショーン・ビーン、ジョナサン・プライス
1998年　アメリカ
ジャンル：アクション、サスペンス

【あらすじ】
戦略、武器、監視、秘密任務……それぞれのプロフェッショナルが、主を持たない"浪人"として世界各国から終結した。ある謎のミッションを遂行するために。だがその任務には罠が仕掛けられていた。お互いを信じることのできないまま、男達は"浪人"としての信念に従い、決死の行動を開始する!

【感想】
冒頭にタイトルにもなっている「浪人」とは何であるか？（もちろん受験に失敗した人のことではない）という説明がありますが、彼らからはあまり武士の気質は感じないし、ただの一匹狼なのではないかという気がしてなりません。

アメリカやフランスの白人に武士道を結びつけるのはあまりに強引だったし、どうしてもそうしたいのであれば、もっとしっかりとした伏線を準備するべきだったのではなかろうか。武士の模型を準備して切腹の話をした以上、切腹することを期待してしまった。ジャン・レノなんか死ぬ役多かったですから。

また目先の敵がめまぐるしく変わるので、飽きさせない工夫になっていますが、同時に全体的に軽いノリだと感じられてしまうかもしれません。私は後者でした。
また色々なタイプの殺し屋が集まったにもかかわらず、スーツケース強奪のバリエーションが乏しかったのも残念。

ただし最大のウリは何と言ってもロバート・デ・ニーロとジャン・レノの共演なのであって、その点では、冒頭の銃撃戦からこの二人の絡み合うシーンは想像以上に多かったのは良かったです。ただあまり共演が見てみたい組み合わせとも思えない面もあるのですが・・・。それに味方同士ではなく「ヒート」のように二人が対決してくれるともっと盛り上がったのにと思ってしまいました。

それで、あのスーツケースの中身は何だったの？

お薦め度：★★★★☆☆☆☆☆☆

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