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ペイルライダー

2011-02-18 22:50:08 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 クリント・イーストウッド
キャスト クリント・イーストウッド、マイケル・モリアーティ、キャリー・スノッドグレス、クリストファー・ペン、リチャード・ダイサート、リチャード・キール、ダグ・マッグラス、チャールズ・ハラハン、マーヴィン・J・マッキンタイア
1985年 アメリカ
ジャンル:アクション、ウエスタン

【あらすじ】
1850年。静かな平和が築かれていた町は、非常で野心旺盛な企業家ラフッドによって破滅され始めていた。そこへ訪れた牧師の服を身につけた男。彼は、街を牛耳る悪徳保安官一味、さらには独裁を企むラフッドと対立。いつしか町民たちの危機を救うべく、ガウンの下に隠していたガンマンの血をたぎらせ、たった一人対決を挑むのだった。

【感想】
クリント・イーストウッドの西部劇に関しては本作のような後期よりも「夕陽のガンマン」時代の若い方が個人的には魅力を感じます。

悪人が幅を利かす街に突然、現れたクリント・イーストウッドが大活躍するお話。

冒頭で傍若無人に人を襲う悪党共の姿を見せておいて、後はクリント・イーストウッドが痛快にやっつける展開なのだが、この痛快さの水を差すような謎かけが挿入されています。牧師である主人公の正体が明かされないのです。宿敵が死ぬ間際に「お前は・・・」と言って終わってしまう。おかげでこれまでの痛快さが台無しになってしまうような後味が残りました。

その牧師の正体については作中に与えられているヒントの範囲内で色々と連想できると思います。ちなみにチャールズ・ブロンソン主演の「ウエスタン」では目の前で殺された兄弟の敵討ちというのが真相でした。本作に関しても誰かの敵討ちの類であることには間違いないでしょう。殺されたのが牧師だったので敵討ちとしてあえて牧師の格好をしていたのだと思います。

謎解きの部分を考えると色々と面白いのですが、それまでの流れが痛快さを訴求した内容だっただけにラストを後味の悪さが残る形で締めたのが引っかかってしまいました。

シナリオに関してネガティブなことを書いてしまいましたが、クリント・イーストウッドに関しては歳を重ねることによる渋さが出ていていました。やはりこの人の西部劇は面白いです。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

ペイルライダー [Blu-ray]
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