マトリックス レボリューションズ

監督 ウォシャウスキー兄弟
キャスト キアヌ・リーヴス、ヒューゴ・ウィービング、キャリー＝アン・モス、ローレンス・フィッシュバーン、ジェイダ・ピンケット・スミス、ランベール・ウィルソン、メアリー・アリス
2003年　アメリカ
ジャンル：アクション、SF、シリーズ

【あらすじ】
昏睡状態となり現実とマトリックスの中間地点を漂うネオ。彼を救うため、トリニティーらは、マトリックス内でメロビンジアンの一派と戦う。その間もマシン軍団はザイオンに迫り、ついにマシンと人間の大戦争が開始される。

【感想】
これだけで評価するならばよく出来ているとは思いますけど、前作までの繋がりという点では全く別のSFアクション映画になってしまったように感じられます。映像はスターウォーズ系ですね。

今回は難解だった従来と比べてシナリオが非常にわかり易いです。基本的には、マトリックスと現実の狭間から脱出する話、ザイオンの中での機械との戦い、ネオが二人だけで本拠地に乗り込んでいく３部構成です。それだけにわかりにくい部分は少ないため、今までの中でも一番肩の力を抜いて見れると思います。

それから結論の持って行き方には首を傾げたくなりました。機械からの侵略から人類を救う方法が「スミスを倒してやる代わりに人類を攻撃するのは止めてくれ」というのはあまりに説得力がないです。あれだけ激しく人類を攻撃していたのですから、助けてもらったからといって攻撃を止めるような情けを持ち合わせているとは到底思えませんでした。逆にネオの死で完全にマシン軍団の天下になってしまったたと思います。
また前作では命を救ったトリニティを本作で殺してしまうというのも引っかかるものがありました。
光の激しい点滅が多いのも特徴かと。小学生とか大丈夫なのでしょうかね。これはポケモンの比ではないと思います。

とはいえ、文句ばかり言いながら、シリーズを既に4回ほど繰り返してみていたりします。その都度、今まで理解できていなかったことがわかってきます。実際にはお気に入りの映画ではあります。世界で同時公開もありがたかったです。

お薦め度：★★★★★★☆☆☆☆

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