監督 ザック・スナイダー
キャスト ヘンリー・カヴィル、ベン・アフレック、ガル・ガドット、エイミー・アダムス、ローレンス・フィッシュバーン、ダイアン・レイン、ジェシー・アイゼンバーグ、ジェレミー・アイアンズ、ホリー・ハンター
2016年 アメリカ
ジャンル:アクション、SF
【あらすじ】
正義のために戦ってきた2人が、なぜいま敵対するのか―。皮肉にも、スーパーマンの戦いは、人類の平和を守ると同時に街を破壊し、甚大な被害を出してしまった。その強大すぎるパワーは、もはや地球人にとって脅威と化したのだ。この事態を受け、ずっと闇の中で悪と戦ってきたバットマンは、スーパーマンに対抗することのできる唯一の切り札として、人々の民意を背負い、戦いの表舞台へ立つことになる…。
【感想】
久しぶりに映画館で酷い話の映画見た。自分はこういう内容は好きなんですけどそれでも「バットマン」やら「スーパーマン」クラスの大作でやられるとさすがに面を食らってしまう。映画の見方がまじめな人からは酷評されるでしょうね。
もちろん「バットマン」と「スーパーマン」は全作鑑賞済み。
鑑賞前の自分のイメージとしてはスーパーマンは地球を逆回転させて時間を元に戻してしまうような謎の能力の持ち主なのでバットマンごときがまともに戦っても勝てるわけがないだろと思っていました。制作側もそこは理解していたようなのですが、能力差を埋めるためのバットマンの攻撃がセコイのなんのって。まるでケンシロウ対して北斗神拳ではなく武器を使って立ち向かうジャキのような姿に思わず失笑しました。バットマンはイメージダウンになったと思う。
二大ヒーロー対決ものはとりあえず戦うも勝負はつかずに別の敵が出現して協力してその敵を倒すというパターンが多いのですが、本作もそのパターンに漏れず。実質スーパーマンVS巨大怪獣となっています。そこに更に謎のアマゾネス女が乱入するというカオスな展開。ド派手な演出でごまかしていましたが、シナリオだけならB級映画です。
ラスボスとして登場した怪物が最初は地味だったのが、これでもかとド派手な攻撃を繰り出す様子は呆気にとられました。おかげで最後は二人の対戦はどうでもよくなりましたね。ラストは続きを匂わす終わり方でしたが、スーパーマンは今回で○○でいてもらいたい。
流れとしてはスーパーマンのリメイクである「マン・オブ・スティール」の流れを強く引きずっています。スーパーマンの方が目立っているので同作品を予習しておいた方が楽しめるでしょう。
残念な点としては、二人が戦うことになった経緯が十分に納得できるものではなかったことを挙げておきます。バットマンは過去にジョーカーから非常にシビアな選択を迫られてきた経緯があるのに今回はあっさり判断しすぎ。スーパーマンも地球の危機なのにある人物を誘拐されたからそれを優先して戦う行動に疑問が残る。両者のそれまでの過去は引きずってない別物として見てくれってことなのかもしれません。
クリスチャン・ベールからベン・アフレックに変更になったことについては元々一作目から鑑賞している人間なので特に気にならなかった。またアマゾネス女はワンダーウーマンというアメコミのキャラだそうですが、今度映画が公開されるということで思い切り宣伝だったようです。
個人的は好きなんだが、さすがに高評価するのは無理。
お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆
バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生 BD未発売
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