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(ベネズエラ連帯) ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.104 アルゼンチン: ミレイ政権との闘い

2024-03-28 | ラテンアメリカ
ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.104
( 2024年3月28日報告)


(アルゼンチン: ミレイ政権との闘い 要点)
・ 「2024.2.15 報告」では、ミレイ政権の極端な超新自由主義的反動政策、労働者・人民の反対闘争、強権弾圧、ファッショ的独裁体制構築の試みなどを報告し、それとともに、政権発足直後から政令で開始した大々的な反動的変革の法制化には失敗したというところまで報告した。今回はその後について報告する。労働者・人民の闘争が大きく前進し、ミレイ政権を追い詰めているという状況である。
・ 1月24日にゼネストが行われたが、その後も労組とさまざまな社会組織によるストライキと抗議行動が続いた。 / 2月26日には、国家公務員と教員を中心に24時間のゼネストが行われた。 / 3月8日の国際女性デーには、ミレイ政権の法令を拒否する集会とデモが、フェミニスト団体や人権団体などさまざまな社会団体と労組によって全国の都市で行われた。そこでは1月24日のゼネストで団結した主要な3つの労組が再び団結して取り組み、全国の都市で通りを埋め尽くした。 / 3月18日には、全国約500ヵ所で道路封鎖が行われ、飢餓が蔓延してきている貧困家庭に提供する炊き出しのための食料の増量要求と、社会手当の削減への抗議が行われた。 / 3月24日は、48年前に軍事独裁政権が樹立された日であり、「記憶、真実、正義の日」として毎年取り組まれているが、今年は特に、独裁政権を擁護するミレイ大統領への糾弾が前に出た。
・ 貧困率は、ミレイ政権発足前に既に44.7%であったが、今年1月には57.4%に上昇(約2,700万人)。極貧は昨年12月14.2%から今年1月15%に上昇。インフレの急伸により、人民の購買力の急激な低下が生じている。
・ ミレイ政権と州政府との対立が拡大している。ブエノスアイレス州知事は、ミレイ政権による医療、教育、交通などの削減を批判。他の多くの州に波及。州知事の間での結束が拡大し、共同行動のための会合を開催。
・ 3月1日、ミレイ大統領は、国営Télam通信社が「ここ数十年キルチネリストのプロパガンダ機関として利用されてきた」として、79年の歴史をもつこの通信社の閉鎖を発表。 / Télam通信社の労働者は退職を拒否して闘い、それを支持するデモには、労組に加えて知識人、芸術家、政治家、人権擁護者などが参加。
・ 3月31日に全国で7万人以上の公務員の契約が切れるが、ミレイ政権は、その多くについて契約を更新しない方針。それへの反発も強まっている。
・ 大統領令の法制化に失敗したミレイは、「必要性・緊急性に関する政令」を議会で承認することをめざしたが、3月14日に上院で否決され、下院に回された。下院でも否決されれば有効性を失い、政権発足直後から実施してきた反動政策が法的根拠を失う。

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(アルゼンチン: ミレイ政権との闘い)

Peoples Dispatch March 27, 2024 by ARG Medios
Argentina marks a historic Day of Remembrance for Truth and Justice
(アルゼンチン、歴史的な「真実と正義のための追悼の日」を迎える)
毎年3月24日、ブエノスアイレスのマヨ広場には「記憶、真実、正義」のスローガンを掲げた多くの人々が集まるが、この日曜日(3/24)、街頭に出る衝動に駆られたのは、現在の政治的背景によるところが大きい。 / 人権団体は、アルゼンチンの軍事独裁政権時代、3万人以上の学生、活動家、労働組合員、作家、ジャーナリスト、芸術家、そして左翼活動家であると疑われた市民が、誘拐され、拷問され、失踪したと推定している。しかし、極右のハビエル・ミレイは、さまざまな機会にこの事実を否定してきた。 / 人権活動家たちは、大群衆が見守るプラザのステージで大統領を糾弾した。これらの団体はまた、「記憶」「真実」「正義」の政策の継続を要求した。

teleSUR Published 24 March 2024
Memory, Truth And Justice Day: Argentina 48 Years After Videla
(「記憶と真実と正義の日」: アルゼンチン、ビデラ政権から48年)
今日3月24日、アルゼンチンは48年前のホルヘ・ラファエル・ビデラによる軍事独裁政権樹立を想起する。 / この日は「記憶、真実、正義の日」として知られ、マヨ広場に最も多くの人々が集まり、民主主義回復後40年で最も大規模なデモ行進のひとつが行われた。 / ハビエル・ミレイ政権が、1976年3月24日の軍事クーデター以降1983年12月10日まで続いたビデラ独裁政権と軍政によるすべての犯罪を否定している今、全国各地で行われた集会は特別な背景を持つ。

Peoples Dispatch March 21, 2024 by ARG Medios
Argentine trade unions warn that 60,000 state workers may lose their employment
(アルゼンチンの労働組合、6万人の国家公務員の雇用喪失の可能性を警告)
「国家公務員労働者協会(ATE)」は、政府が全国で6万人以上の臨時契約を削減する可能性があると非難した。ミレイ政権発足以来、大規模なレイオフの第二波となる。 / ATE書記長ロドルフォ・アギアールとATE指導部のメンバーは、差し迫ったレイオフを阻止するため、全国ストライキを呼びかけた。 / ATEによると、3月31日には全国のポストで7万人以上の臨時契約が切れるという。政府は契約を更新せず、今月末に契約が切れるのを待っているようだ。

Peoples Dispatch March 19, 2024 by Peoples Dispatch
Argentine organizations are planning a historic march on March 24 to say: “Never again!”
(アルゼンチンの諸組織は3月24日に「二度と繰り返すな!」という歴史的なデモ行進を計画している)
アルゼンチンでは、3月24日の「真実と正義のための追悼の日」に向けて、ミレイ政権の政策に反対する闘いが激化しているので、毎年恒例の動員行動が社会の幅広い分野から参加することになる。行動を1週間後に控え、人権団体はブエノスアイレスの労働総同盟(CGT)本部で組合幹部と会合を開き、大規模な動員を計画した。 / 3月24日は、米国の支援を受けた軍事クーデターが実行され、アルゼンチン史上最も血なまぐさい市民・軍事独裁政権が樹立された日である。2002年、アルゼンチン議会はこの悲劇的な日を「真実と正義のための国民追悼の日」として記憶すると宣言した。 / それ以来、独裁政権を思い起こし、政権が殺害または失踪させた3万人のアルゼンチン人を追悼するために、毎年数百万人がこの日を記念して行進している。 / ペソの切り下げを含むミレイの新自由主義的経済政策により、1月の貧困率は57.4%と過去20年間で最も高くなった。 / ミレイの政策の結果、アルゼンチン人民に火がつき、全国ゼネストや数万人の街頭動員を含む大衆運動が燃え広がった。特に労働組合は、労働者の権利に対するミレイの攻撃のために、この運動の先頭に立っており、アルゼンチンの3大労働組合センターであるCGT、CTA-A、CTA-Tが戦線で団結した。

junge Welt 2024.3.18 (ドイツ語・機械翻訳)
Argentinien: Zusammenstöße bei Protesten gegen sozialen Kahlschlag
(アルゼンチン: 社会保障削減に反対するデモで衝突)
アルゼンチンの極右政権による大幅な社会削減に対する抗議デモで、警察とデモ隊が激しく衝突した。警官隊は、月曜日(3/18)、首都ブエノスアイレスへのアクセス道路を封鎖したデモ隊に対し、放水銃、警棒、催涙ガスを使用した。デモ隊は警察に投石した。 / デモ隊は貧しい家庭に食事を提供する炊き出しのための食料の増量を要求した。また、全国約500カ所で道路封鎖を行い、社会手当の削減に抗議した。ミレイ国家元首は、国家給付を最低限に減らし、電気、ガス、水道、公共交通機関への補助金を削減したいと考えている。アルゼンチンのインフレ率は270%を超えている。約40%の人々が貧困ライン以下で暮らしている。

teleSUR Published 18 March 2024
Hunger Moves Thousands of Argentines to the Streets
(飢餓が多くのアルゼンチン市民を街頭へと動かす)
月曜日(3/18)、アルゼンチン人民は、ハビエル・ミレイ極右大統領と彼の政策がもたらした貧困の状況を拒否するために、様々な都市の通りに繰り出す。 / アルゼンチン全土の500以上の場所で、市民が道路を封鎖すると予想されている。 / 今日の動員に対して、パトリシア・ブルリッチ治安相は、公共スペースでの「自由な流通」を確保するために連邦軍が介入することを含む、反暴動プロトコルを発動すると脅した。

teleSUR 14 MARZO 2024 (スペイン語)
Rechazo del megadecreto de Milei en el Senado: ¿qué puede pasar?
(上院でのミレイのメガ政令否決:何が起こり得るか?)
木曜日(3/14)、上院は、「必要かつ緊急の政令(DNU)」を、反対42票、賛成25票、棄権4票で否決した。 / この種の政令を規定する法律第26.122号は、DNUが両院で否決された場合、その効力を失うとしている。そのため、この政令は下院が否決するまで有効である。

teleSUR Published 14 March 2024
Argentine Senate Debates Milei's Necessity & Urgency Decree
(アルゼンチン上院、ミレイの「必要性・緊急性に関する政令」を審議)
木曜日(3/14)、上院は、ハビエル・ミレイ大統領が経済の規制緩和を目指す「必要性・緊急性に関する政令」(DNU)の審議を開始する。 / 本会議は、同国の副大統領でもあるビクトリア・ビジャルエル上院議長によって招集された。彼女は、与党が議会で3番目の少数派であるため、DNUが否決される危険性があるにもかかわらず、本日の本会議で政令に関する議論を行うことに同意した。 / 水曜日(3/13)、ミレイ政権は、もし政令が承認されなければ「深刻なリスク」があると警告する声明を発表した。
【法律制定に失敗したので、今度は大統領令を議会で承認することを目指している。】

teleSUR Published 12 March 2024
Argentina: TELAM Agency Workers Reject 'Voluntary Retirement'
(アルゼンチン: TELAM通信社の労働者が「希望退職」を拒否)
火曜日(3/12)、TELAM通信社の労働者たちは、この公的機関の解散を3月1日に発表したハビエル・ミレイ大統領が提案した「自発的な辞任案」を拒否した。 / TELAM当局は、日曜日(3/10)に年齢と勤務年数に応じた金銭補償を含む退職合意書を記者たちに送付した。しかし、ブエノスアイレス記者組合(SIPREBA)はこの提案を拒否した。 / 月曜日(3/11)以降、TELAMは警察の介入を受け、労働者の立ち入りを阻止するために包囲されている。ミレイ政権は、労働者を〝治安上の問題″とみなしているからだ。

Peoples Dispatch March 11, 2024 by Peoples Dispatch
Argentine women unite against austerity and attacks on rights on International Working Women’s Day
(アルゼンチン女性、「国際働く女性の日」に緊縮財政と諸権利への攻撃に反対して団結)
多くの人々が首都と全国の都市の通りを埋め尽くし、働く女性に対するミレイの戦争を拒否した。 / 何十万人もの女性、LGBTQ+、その同志たちが、この3月8日の「国際働く女性の日」に街頭に繰り出し、ブエノスアイレスの通りを埋め尽くし、コングレソ広場で最高潮に達した。 / ミレイはアルゼンチン社会のあらゆる部門に宣戦布告しており、女性も例外ではない。2月上旬、ミレイの「Liberty Advances連合」に所属する6人の下院議員は、4年前に中絶を合法化した法律を覆す法案を発表した。 / 「国際働く女性の日」のための全国的な動員は、極右リバタリアン大統領ハビエル・ミレイの就任と、アルゼンチンにおける民主的権利および労働者の諸権利に対するミレイ政権の攻撃によって強化された。ミレイ政権の攻撃は、1月24日の全国ストを含め、ミレイのプログラムに対する全国的な拒否によって迎えられた。何百万人もの労働者が3つの主要労働総同盟(労働総同盟、アルゼンチン労働者中央労組、アルゼンチン自治労)を統合した歴史的なストに参加した。 / 「国際働く女性の日」に、同じ3つの労働勢力が再び団結した。

Plensa Latina March 8, 2024
Argentine university workers to go on national strike
(アルゼンチンの大学労働者が全国ストへ)
「アルゼンチン全国大学労働組合戦線」は、来週木曜日(3/14)にストライキを実施することを確認したと日刊紙「Página 12」が報じた。 / 同紙によると、ストライキの目的は、ハビエル・ミレイ政権による大学予算の削減や、給与の購買力の低下、当局の昇給交渉拒否、労働者の権利侵害などを糾弾することだという。 / 戦線は、声明の中で、ミレイ政権が発足した2023年12月以降、高等教育センターの専門職は給与額の50%以上を失っていると指摘した。

Plensa Latina March 8, 2024
Argentine organizations denounce government policies
(アルゼンチンの諸組織が政府の政策を非難)
社会団体、フェミニスト団体、人権団体のメンバーが、金曜日(3/8)、政府の政策を非難するため、また国際女性デーを記念して、アルゼンチン議会に向かって行進している。 / デモ行進の参加者は、300以上の法律を改正または廃止するミレイ大統領の「必要かつ緊急の法令(DNU)」への拒否を表明する。

Plensa Latina March 6, 2024
Argentina Unionized metalworkers strike nationwide
(アルゼンチン 金属労組が全国でストライキ)
アルゼンチンの冶金労組(UOM)は、複雑な経済シナリオに直面し適正な賃金を要求するため、今月予定されている3回のストライキのうち最初のストライキを水曜日(3/6)に実施する。 / 水曜日(3/6)のストライキは24時間続く。この後、3月13~14日の48時間ストライキ、3月19~21日の72時間ストライキと続く。

Peoples Dispatch March 04, 2024 by ARG Medios
Milei launches massive attack on press freedom and shuts down national news agency Télam
(ミレイは報道の自由に対する大規模な攻撃を開始し、国営通信社テラムを閉鎖)
3月4日の朝、国営通信社Télamのウェブサイトが閉鎖され、「ページ再構築」の表示とともに労働者がアクセスできなくなった。Télamのオフィスもフェンスで囲われ、誰も立ち入ることができないように警備が敷かれた。この動きは、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領が3月1日の国民議会開会演説で発表した数日後のことである。 / 先週金曜日(3/1)に行われたミレイ大統領の演説では、Télamは「ここ数十年、キルチネリストのプロパガンダ機関として利用されてきた」と断言した。これは、2018年に357人の解雇が命じられた際、エルナン・ロンバルディ前公共メディア長官が行なったのと同様の主張であり、その多くは後に司法当局によって撤回された。 / 報道の自由への攻撃に対し、Télamの労働者は3月4日に通信社とその労働者を守るための集会を招集した。

teleSUR Published 4 March 2024
Milei Government Eliminates Energy Subsidies to SMEs and Businesses
(ミレイ政権、中小企業と企業へのエネルギー補助金を廃止)
この措置の発動により、政府は脆弱な部門のみを支援することになり、10万社に影響が及ぶ。 / 経済省とエネルギー省が前回の公聴会で、企業と中小企業(SMEs)への軽サービスに対する補助金の打ち切りを発表した。

Plensa Latina March 3, 2024
Continued protests reject closure of the Argentine News Agency
(アルゼンチン通信社の閉鎖を拒否する抗議デモが続く)
知識人、芸術家、労働組合員、政治家、人権擁護者が、ハビエル・ミレイ大統領によって閉鎖が発表されたTélam通信社を支持するデモに参加した。 / 金曜日(3/1)に開かれた第142回通常議会の開会式で、大統領は、約79年の歴史を持つこの通信社が、ネストル・キルチネル前大統領とクリスティーナ・フェルナンデス前大統領の支持者のプロパガンダに奉仕していると非難し、そのような機関や、それらに反対する発言をする専門家に対して怒りをぶつけた。 / 「国家労働者協会」、「アルゼンチン労働者中央(CTA)」、「自治CTA」などの団体は、この決定に対する拒否を表明し、表現と情報の自由に対するリスクについて警告した。

Plensa Latina February 27, 2024
Argentine governors define actions against Milei’s measures
(アルゼンチンの州知事たちがミレイの施策に反対する行動を定める)
アルゼンチンの州知事たちは、火曜日(2/27)、ハビエル・ミレイ大統領による基金の廃止や厳しい調整などの措置を踏まえた共同行動を定めるために会合を開いている。 / ブエノスアイレスのアクセル・キシロフ知事は、記者会見で、国家の統合と主権を脅かす大統領の「不当かつ違法な」政令を受けて会議が開かれると述べた。 / ブエノスアイレス州知事は、財政強化基金の廃止を糾弾した。また、行政府に対する訴訟を発表した。 / 「我々はすでに行政的、対話的な手段を尽くしている。最高裁判所に行き、予防措置として、奪われたものを取り戻すよう検察官に指示した」と述べた。

teleSUR Published 26 February 2024
Governor of Buenos Aires Sues Milei with the Supreme Court
(ブエノスアイレス州知事がミレイを最高裁判所に提訴)
ブエノスアイレス州のアクセル・キシロフ知事は、アルゼンチン全州に影響を及ぼすと述べ、大統領による医療、教育、交通の削減を批判した。 / ブエノスアイレスのアクセル・キシロフ知事は、月曜日(2/26)、州検察が国家最高裁判所にミレイ政権を提訴すると発表した。 / この訴訟は、ハビエル・ミレイ政権が、アルベルト・フェルナンデスによるパンデミック時に制定されたブエノスアイレスの参政権(suffrage)を撤廃したことを受けて行われる。 / さらに知事は、大統領による医療、教育、交通の削減を批判し、これはアルゼンチン全州に影響を及ぼすと述べた。 / 知事は、ミレイの法律はアルゼンチン人自身の国家的不統一と崩壊を呼び起こしていると言う。 / いくつかの州は、連邦参政権と資金が回復しない限り、石油とガスの生産を停止すると脅している。 / 州知事の抗議は、アルゼンチンの他の多くの州の指導者の大義に加わるものであり、州知事間の結束とカサ・ロサダ(大統領官邸)の政治家たちの不統一を示すものである。 / 「オムニバス法」の敗北を喫して以来、ミレイはあらゆる手段を使って新たな政策を確立し、アルゼンチン地方への資金をさらに削減しようとしている。

teleSUR Published 26 February 2024
Argentine Teachers Begin National Strike Against Milei's Policy
(アルゼンチン教員、ミレイの政策に反対して全国ストライキを開始)
月曜日(2/26)、「アルゼンチン共和国教育労働者連盟(CTERA)」は、極右ハビエル・ミレイ大統領の政策に反対し、24時間の全国ストライキを開始した。 / 教育労働者は、購買力の加速度的な低下を補うための給与増額を要求し、公共財やサービスに影響を及ぼす予算削減を拒否している。 / 教育労働者たちはまた、パトリシア・ブルリッチ治安相による政治的迫害と弾圧プロトコルを非難し、大規模な全国ストライキを構築するために教師、労働者、市民の団結強化を決定した。

Plensa Latina February 26, 2024
Strikes and demonstrations against Argentinean government measures
(アルゼンチン政府の施策に対するストライキとデモ)
「国家公務員協会(ATE)」と「アルゼンチン教育連盟(Ctera)」は、本日(2/26)、政府の施策に反対し、給与改善を求めてストライキとデモを行う。 / Cteraの組合員は、強力な調整と高インフレに見舞われる状況に直面し、給与の補填を可能にするパリタリア(交渉)の開催を要求するため、国内の全州でストライキを実施することで合意した。 / 同組織のソニア・アレッソ書記長は、報道陣への声明の中で、このストライキは、国家教員奨励基金の廃止という行政府の決定による教員の状況悪化を糾弾する目的もあると説明した。 / さらに、ストライキ参加者は、早急な給与の引き上げ、補償基金(資源の乏しい地方で働く労働者のための基金)の支払い、学校給食のための資金、ハビエル・ミレイ大統領就任後に停止された教育への割り当てを要求する。

teleSUR Published 23 February 2024
Argentine Teachers To Go on National Strike Next Week
(アルゼンチン教員、来週全国ストライキへ)
木曜日(2/22)、「アルゼンチン共和国教育労働者連盟(CTERA)」は、教育労働者の所得向上を求めて、来週月曜日(2/26)から24時間全国ストライキを開始すると発表した。 / このストライキに対し、大統領府のマヌエル・アドルニ報道官は、ミレイ政権は教育を「必要不可欠なサービス」とすることを検討していると発表した。 / これが実現すれば、アルゼンチンの現行法では、「必要不可欠なサービス」部門の従業員は75%以上のサービス提供を確保しなければならないと定められているため、教育労働者は集団ストライキを行うことができなくなる。

teleSUR Published 23 February 2024
Argentine: President Milei Closes Agency Against Discrimination
(アルゼンチン: ミレイ大統領、差別反対機関を閉鎖)
ハビエル・ミレイ政権は、「役に立たない、あるいは大きな政治的箱である、あるいは単に過激派の雇用を生み出す場所である」ような公的機関を解体する用意ができているという。 / 木曜日(2/22)、ハビエル・ミレイ大統領は、このような公的機関は「何の役にも立たない」とし、「差別・外国人排斥・人種差別反対国立研究所(INADI)」を閉鎖すると発表した。 / マヌエル・アドルニ大統領報道官は、記者会見で、大統領府がINADIの閉鎖手続きを開始したと述べた。 / 「ミレイ大統領が閉鎖や解体を決意している研究機関は数え切れないほどある。......われわれの優先事項は、公共支出を削減し税金を引き下げるために、政府を縮小することだ」と彼は述べた。

Plensa Latina February 23, 2024
Argentine organizations to hold protests
(アルゼンチンの諸組織が抗議デモ実施へ)
アルゼンチンの社会諸組織のメンバーは、政府の施策に反対し、地域の炊き出しや食堂への支援を求める抗議行動の一環として、「食料緊急事態はもう待てない。調整はもういい!」というモットーの下に、500のルートと公共スペースを封鎖する。 / 代表団体には、「人民経済労働者連合(UTEP)」、「Piquetera Unit」、「闘争組織戦線(FOL)」、「Libres del Sur」、「階級闘争潮流」、「社会変革コーディネーター」、「社会主義労働者運動」などがある。

teleSUR Published 22 February 2024
Argentine Health Workers Go on Strike
(アルゼンチン: 医療労働者がストライキに突入)
木曜日(2/22)、アルゼンチン医療労働者団体連盟(FATSA)は、ハビエル・ミレイ大統領の調整政策によるインフレが進むなか、給与改善を求めて24時間ストライキを実施している。/ 2023年12月の年間インフレ率は211.4%、1月の月間インフレ率は20.6%に達していることから、購買力の回復を求めている。

teleSUR Published 19 February 2024
Macri and Milei Are Responsible for Poverty in Argentina: CFK
(マクリとミレイはアルゼンチンの貧困に責任がある:CFK)
月曜日(2/19)、クリスティーナ・フェルナンデス・キルチネル前アルゼンチン大統領兼副大統領は、貧困率が57.4%を超えたことについて、マウリシオ・マクリ前大統領とハビエル・ミレイ現大統領を非難した。 / これは、アルゼンチンが貧困率54%に達した2004年以来の高い貧困率である。現在、2700万人近くが貧困状態にある。 / 2023年12月から2024年1月にかけて、極度の貧困率は14.2%から15%に上昇し、これは700万人の生活困窮者に相当する。

teleSUR Published 18 February 2024
Argentina: Poverty Rises 13 Points in Milei’s Two Months Ruling
(アルゼンチン: ミレイ政権2カ月で貧困率が13ポイント上昇)
貧困率は2023年第3四半期の44.7%から、12月には49.5%、1月には57.4%に上昇した。 / アルゼンチン・カトリック大学社会観測所の分析によると、アルゼンチンでは約2,700万人が貧困状態にあり、この増加の原因を、ハビエル・ミレイ政権がわずか2ヶ月で行なった切り下げとインフレの急増に求めている。

Plensa Latina February 16, 2024
Argentine union calls for a general strike
(アルゼンチン労組、ゼネストを呼びかけ)
アルゼンチンの鉄道運転士を代表する「La Fraternidad労組」の全国事務局は、16日、賃金改善を求めて来週水曜日(2/21)に全国ストライキを実施するよう呼びかけた。 / オマール・マトゥラーノ書記長の署名入り声明で、「我々は、賃金を悪化させるインフレが急進している中で、パリティ・ディスカッション(賃上げや労働条件の改善を達成するための労働者と使用者の交渉)や適切な賃金提案がなされていないことを受け、ストライキの権利を行使することを決定した」と述べている。 / 国立統計・国勢調査研究所によると、アルゼンチンの消費者物価指数は1月に20.6%上昇し、年間上昇率は254.2%となった。 / ここ数日、公共交通機関、食料品、電気代、医薬品、学用品などのコストが大幅に上昇した。

Peoples Dispatch February 10, 2024 by Brasil de Fato
In defeat for Milei, ultra-liberal package goes back to square one in Argentina’s Congress
(ミレイの敗北により、アルゼンチン議会で超自由主義的パッケージが振り出しに戻る)
ハビエル・ミレイ大統領は、パレスチナ人に対するベンヤミン・ネタニヤフ政権の攻撃を支持するためにイスラエルに到着したその日、今期初の議会敗北を喫した。2月6日、政府の主要プロジェクトである超自由主義的パッケージ、いわゆる「オムニバス法」は、アルゼンチン国会議員によって再議論される期限がない下で、振り出しに戻った。 / 今回の敗北で、ミレイはすでに歴史にその名を刻んだ。すでに下院本会議で承認された法案が前段階に戻されたのはこれが初めてである。ミレイが昨年12月から実施しようとしている300以上の新自由主義的施策を盛り込んだこのパッケージは、2月2日に基本文書が承認され、6日に採決が行われた。 / 法案の初期段階への差し戻しの要求は、下院で政府側のリーダーを務めるオスカル・ザゴによってなされた。採決で「オムニバス法案」の主要な条文、特に国家改革に関する条文が覆されるのを見たからである。 / 2月6日からイスラエルに滞在しているミレイは、その打撃を感じ、法案に反対票を投じた議員を「不良議員」と呼んで攻撃した。

Granma 6 de febrero de 2024 Autor: Mariano Saravia (スペイン語 / 機械翻訳)
En un solo Gobierno, las expresiones peores de la derecha mundial
(一つの政府の中に、世界の右翼の最悪の表現がある)
アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領は、就任から2カ月足らずで、アナルコ資本主義を自称する同政権に対する初のゼネストに直面した。そして1月24日、さまざまな労働者連盟が結集し、活発な全国ストライキが実施された。 / これは、インフレ率をほぼ3倍に引き上げる一方、さまざまな分野、特に医療や教育の資金を削減し、そして今、窮地に立たされている国民への社会的援助などの資金を削減した政権の最初の施策の結果であった。 / 就任とともに独裁的方向に転じ、300以上の法律を政令で廃止し、わずか15分で新自由主義の教義の押しつけと、最も弱い立場の人々の権利と保護の喪失を宣言した。経済全体が規制緩和され、主に住宅賃貸料、医薬品、食品といった重要な分野で規制緩和が行われる。国営企業は、アルゼンチン航空を皮切りに、その後の民営化を有利に進めるため、株式会社に生まれ変わる。 / 大統領令は、必要性と緊急性がなければならないが、今回はそうではなく、また、非常に具体的でなければならず、今回のように広範であってはならない。実際、多くの憲法学者や歴史家は、ミレイ大統領の就任後1ヶ月の行動を、1990年にペルーのアルベルト・フジモリ元大統領が始めた議会閉鎖の行動と比較している。 / アルゼンチンの立憲主義者エドゥアルド・バルセサットにとって、「これはクーデターだ。なぜなら、ミレイは立法府の機能を簒奪しているからだ。」 / 日常生活では、経済規制緩和によって市場が法律となり、食料品、医薬品、燃料、家賃の価格は何ら制限されず、貧困層や中産階級を直撃している。 / もうひとつの反人民的規範は、婉曲的に「労働改革」と呼ばれるもので、アルゼンチン国民の労働権を使用者が無視する規制緩和を提案している。したがって、有給休暇、1日8時間労働、時間外労働、さらには退職金や年金制度までもが危機に瀕している。 / ミレイは確かに大資本の利益を代弁しており、また彼の主人である米国の利益も代弁している。 / もちろん政府は、国民に対するこの猛攻撃が社会的抗議にさらされることは承知しているが、そのための準備はしている。 / ルーラ・ダ・シルバについては「泥棒で猛烈な共産主義者」、中国については「自由のない共産主義体制だ」、「共産主義者とは付き合いたくない」と述べた。 / ミレイはいたるところに共産主義の「危険」を感じており、キューバ、ベネズエラ、ニカラグアの大使を任命しないと発表した。彼はこれらの国々と外交関係を持ちたくないのだ。


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