ふつうの暮らしとリハビリテーションとケア

もし、障害を負ってしまったらどうするか?
今までの生活は??
暮らしを支えるリハビリテーションとケアを考えます。

現場のジレンマ

2007年05月24日 | ケアの話
さて、税金の月(苦笑)
乗り切れるか?(汗)


さてさて、新年度になって早2ヶ月。
今年から、介護職員さんの目標管理も行うことになった。

んで、面接も行っていた。

職員さんそれぞれに思いを告げられる。
目の前のことで精一杯、それでも全体を見て、チームワークを・・・

ありきたりのことかもしれないが、切実に訴えられる。
今日は入浴介助の日だ、ゆっくりつかってもらおう・・・と思っても、
「まだ上がらない?まだ?まだ?」と次を考えて声かけしてしまう・・・

個別支援計画を立てても、それをどうやって周知し、やってもらうか・・・?
業務としての介護が精一杯、対人援助までは手が回らない・・・

さて、どうすれば彼らの思いを叶えていけるか?
職場環境のエラーが排除できるか?
どうすれば現場の時間が増えるのか?
その中でどう業務を見直すのか?
何をとって何を捨てるのか?

ある職員さんの言葉。
「(この仕事に)夢や希望があるのかなあ・・・」

目標は大きく(笑)

現場は今・・・

2007年05月23日 | 制度を問う!
「看護師やめたい」44% 国立大病院職員組合が調査

国立大病院の看護師、6割がミス…パニック経験も4割

二つのニュースが、ちょっと前に配信された。
さて、以前のブログにも書いたが、他の国々に比べても、
日本は医療従事者が異様に少ない。

そこへ向けて、医療費の削減を厚労省は取り組んでいる。
医療費を削減して、介護保険にシフトするならまだいい。

介護保険も給付費が確実に伸びているので、こちらも削減の方向。
ということはどこへしわ寄せが来るのか?

利用者と現場に確実に来る。それがこのニュース。
医師でさえ、医師不足が伝え聞こえる世の中だ。

医療・介護従事者は、何か人の役に立ちたいと思いこの仕事に就く。
しかし、こういう状況でどんな役に立てるというのだろう・・・?

ウチの新人君も言う。今の介護を変えたい!だけど・・・、と。
その「だけど・・・」にはいろんな意味がある。

逆に、この「役に立ちたい」という思いを逆手にとって、
ミスを起こすな、苦情だ、身体拘束だ、虐待だ!とお上が騒いでも、
ここまで人手と予算を削られると、起きなくていいものまで起きてしまう。

技術大国日本といいながら、技術者を大事にしないのはどこの誰だろう?

そんなことをふと思ったニュース二つであった。

「高め」安定

2007年05月22日 | 在宅失敗談!
さていい天気が続いている。
その反面、こちらでは寒暖の差が激しい。

一日の中でも朝晩の冷え込みがあり、
時には暖房もまだ必要だ。

さらに、これに雨の日などの気温差が加わる。
この差がまた激しい・・・

私もよる年波か(笑)、風邪を引いて体調を崩した。
利用者さんたちも例外ではない。
こういう季節の変わり目で体調を崩しやすい。

体調を崩さないまでも、いい調子・悪い調子の差が激しい。

全身の筋緊張が高いAさんもそうだ。
この時期に体調の変動が出てくる。

いつもガチガチに硬い体なのだが、
この時期に、ふと筋緊張が低下するときがある。

さて、ここは理学療法士として、しっかりと筋緊張を整えねば!
と思うことがある。

んで、普段より体が柔らかいこともあり、
ついついしっかり関節を動かし、筋肉を和らげていく。

やったね!
と思うのだが、この次の瞬間、「あれ?」となる(苦笑)

移乗動作や歩行状況がより不安定になったりする(汗)
最初は何がなんだかわからなかった・・・

理学療法を提供する前と後では、提供前のほうが動作がスムース(苦笑)

なぜか?

もうこの方は、こういう筋緊張が高い状態で毎日をお暮らしである。
ということは、ある程度筋緊張が高いほうが暮らしやすい、ともいえる。

それに気付くまでに2年くらいかかった(滝汗)
それからは筋緊張が高いときは、それなりにしっかり行い、
筋緊張が少し低めのときは、それなりに控えめにするようにした。

すると、筋緊張が低い日でも、動作は一定の安定性を保つことができた(汗)

Bさんもそうだ。
全身的な筋緊張は低めなのだが、
下肢内転筋(モモの内側の筋肉)が高め。

んで、しっかりやっていたらだんだん低下してきたのだが、
だんだん歩行状態が悪くなったりする(汗)

んで、これもまたそれなりに行うようにしたら、
とりあえず安定性が戻ってきた。

この私の学習能力のなさ(泣)
何を見て、生活支援施設での理学療法を行うか?

筋緊張が高いから落とす、ではダメだったのよねぇ・・・
生活・動作を見つつ、なおかつ・・・
というものが求められると思う。

「高め」安定。
それでもいいじゃない、と思う今日この頃。

私の血液検査データーも高め安定

「博士の愛した数式」

2007年05月20日 | TV・映画・DVD
風邪からやっと復活・・・
少し鼻声だけど(苦笑)

さて、夕べ「博士の愛した数式」をTVでやっていた。
「明日の記憶」のDVDは買ったけれど、
「博士~」はどうしようかと思っていた矢先の放映だけに楽しんで見た。

「明日の~」と違うところは、
交通事故による頭部外傷のために起きた記憶障害がメインの話である。

いわゆる高次脳機能障害の中の一つの症状である。
そのときの記憶が80分しか保てない。

その中で、家政婦とその息子、博士と三者の物語。
高次脳機能障害にしろ、認知症にしろ、
それを抱える方は、一つのことにこだわりやすい。

博士の場合、「数学」である。
生活すべてに数学が出てくる。

博士の場合、人生すべてに数学が関わっていた。
そして、それは記憶障害を抱えてもなお、だ。

それを踏まえたケアが展開される。
その過程において、息子との関わりが出てくる。

この家政婦も息子も約束を一つ守り続ける。
「同じことを聞かない」

たったそれだけで、あと普通。
見事に普通に接しているのが印象に残った。

全体的なストーリーは、ほのぼのとした、
それでいて博士の過去に少し含みを残して、
少年だった息子が中学数学教師として、
博士との物語を授業で語る。

こういう物語は職業柄冷静に見るように心がけているが、
それでもほのぼのしたものをもらえた気がする。

そして、この親子が博士に接したように、
私も普通に接しているか?
少し気になってしまった・・・


風邪こじらせた・・・

2007年05月18日 | 日記・雑感
いや~、風邪こじらせてしまいました・・・

微熱が続いて、一旦は仕事休んだものの、
次の日ははずせない会議があって、
出勤したものの、ぶり返してしまい・・・

体調不良で有給消化もつまらない・・・

かつて書いたことあるが、私は腸が弱い。
そのため風邪薬が飲めない。
なぜなら、風邪薬の副作用で「便秘」というものがある。
ほとんどの風邪薬でこの「便秘」が副作用としてある。
「咳止め」も同様だ。

私は漢方薬の下剤を毎日飲んでおり、
したがって、

風邪症状<便秘

となる。
そのため、風邪を引くとひたすら我慢。
ウィルスが出て行っていただくのを待つしかない。

過去にインフルエンザにかかって薬を飲んで、腸閉塞になりかけた・・・(汗)
こともある。
#タミフルもげっぷがやたら出て、かえってしんどかった・・・

また、抗生剤も御法度。
風邪ひいたときやインフルエンザなどはウィルス感染によるもので、
直接的な効果はないとされている。
しかし、風邪やインフルエンザで低下した免疫・体力によって、
2次的に細菌感染が起こることがある。
これを予防するために飲む。

しかし、この抗生剤、こういうバイ菌だけでなく、
体によい菌も殺してしまうことがある。
抗生剤が処方されるときに、整腸剤が一緒に出されるのはそのため。
腸の中の菌を大切にするためだ。

腸の中の細菌が減ってしまうとどうなるか?
人によっても異なるが、下痢したり便秘になってしまう。

そう、だから私は抗生剤が飲めないのだ。
よっぽどのこと(例えば肺炎とか)でないと、
私は飲まないだろうなあ・・・

肺炎は命の危険がある。
したがって、

肺炎>便秘

という並びか?

ということで、食べられないものも増えてきて、
飲めない薬も出てきた。

さて、そろそろ寝ます・・・(苦笑)