ふつうの暮らしとリハビリテーションとケア

もし、障害を負ってしまったらどうするか?
今までの生活は??
暮らしを支えるリハビリテーションとケアを考えます。

三者三様

2007年05月12日 | ケアの話
今日はもうすぐクリニックへ行かねばならない。
まぁ、健康診断で引っかかったので仕方ない。
検査があるので絶飲食がつらい・・・

さて、昨日の記事の「よい介護」ではないが、
リーダーさんによって随分日勤帯の雰囲気違うなあ・・・
と感じている。

ベテランAさんは、「どたばたケア」(笑)
なんてたって、思いつきでケアが動く。
「あ、天気がいいので散歩に行きます!」なんて突然言い出す。
申し送りも何もあったもんじゃない(苦笑)

ベテランAさんのリーダーは、常にどたばた。指示もどたばた。
したがって他スタッフもどたばた。入所者さんもどたばた。
それがAさんのケア。

ベテランBさんは、「仕掛け人ケア」(笑)
常になんかやってやろう、仕掛けてやろうと、チャンスをうかがっている。
「今日は午後から、畑で取れた芋を煮ます」とか、
「施設のお祭りで使った藁があまってるので、縄をないます!」
ってな調子で、イベントをどんどん企画していく。

それに他スタッフもいつの間にか巻き込まれていく。
時には施設長さえ巻き込まれて縄をなっている(笑)
何か目に見えるものができるのが、ベテランBさんのケアの特徴。

中堅Cさんは「穏やかケア」。
Cさんがリーダーのときは、静かにゆっくり時が流れていく。
何もしない、という訳ではなく、穏やかな休日というかなんというか・・・
Cさんの優しさがにじみ出るような、そんなケア。
結構Cさんの雰囲気好きなのよねぇ

決して派手ではないが、本当に穏やかな、やさしいケア。

「何で今日はこんなに穏やかなの?」
「あ、Cさんがリーダー、やっぱりね・・・」となる。

さて、主だった三人のケアを並べてみても、
同じ介護職でありながらこうも特色がある。

これがいいとか悪いとか言うつもりはない。
三者三様、いいところ・面白いところ、特徴がある。
それぞれが「質」であり、どれかをスタンダードにするつもりもない。

ただ、まぁ、誰もが一定のラインに到達しているかといえば、そうでもない。
そこがウチの施設の課題。

そして、施設によってもこの「一定のライン」が違うのは介護保険の課題。
そういう意味では選ばれる業界である。

さて、今日のリーダーは誰だろう?