ふつうの暮らしとリハビリテーションとケア

もし、障害を負ってしまったらどうするか?
今までの生活は??
暮らしを支えるリハビリテーションとケアを考えます。

機能訓練事業卒業者の会

2007年05月29日 | 生活を思う
いや~、昨日はいったい何が起きたの?
という事件がたくさんありましたね・・・(汗)

さて、一ヶ月くらい前に以前一緒に仕事したことがある保健師さんより電話あり。
「機能訓練事業卒業者の会の講師をして欲しい」
というものだった。

機能訓練事業とは、
いわゆる特定高齢者・虚弱高齢者を対象にした、町の健康向上事業である。
近い将来、介護保険をお使いになりそうな方々を対象にした事業の事。

その機能訓練事業を卒業された方々の「会」である。
お題は「家でできる運動の話」であった。

まぁ、機能訓練事業を卒業された方々なので、
それなりにお元気な方たちなのかな・・・?
と思いながら、資料を作成していた。

でも、何か引っかかったので、介護保険の話・老化の話を取り入れた。
#この点で内容が少し難しくなってしまった気がするので、反省点・・・

で、用意をして、いざ講師!

ところが対象者を見て、びっくり(汗)
ほとんど介護保険対象になりそうな方々・・・

申請すれば、要支援1か2はつくなあ・・・
という方ばっかり(汗)

介護保険の話は盛り込んでおいてよかった・・・
話の後、質問が出る出る(汗)

家の運動プログラムの話から、
福祉用具のこと、肥満のこと、靴のこと、家のベッドの高さ・マットレスの硬さ、
散歩の仕方、腰痛、姿勢、膝痛etc・・・

まぁ、私の話を一方的に話すより、質疑応答のほうが盛り上がる(苦笑)
まぁ、そういう風にもっていったんだけど。

その後お茶を飲んで、
さて、体操やりますか・・・
というときに時間切れ(苦笑)
会場の時間と、バスの時間。

保健師さん、ちゃんとコントロールしてね・・・(汗)

でも、本当に体操をしようと思ったら、大変であった。
なんといっても、身体状況がばらばらの方がお集まり。

元気老人さんから、本当は要支援と思われる方まで、
一緒にできる体操って、なかなか難しい。
その点ではバスにすくわれた(汗)

でも、考えてみる。
機能訓練事業の卒業者といえども、
ここまで生活機能が落ち始めている実態。

それが、月一回の集まりでどこまで維持できるのか?
次回案内を見せてもらったが、バスでお出かけ。

それがいつまで継続可能なんだろう・・・?
と心配しながら見ていた。

「リハビリテーション」の介入が、
それぞれの方の人生の中で適切なポイントで介入されることを!
そういうシステムができて欲しい!
と思ったのでした。