ふつうの暮らしとリハビリテーションとケア

もし、障害を負ってしまったらどうするか?
今までの生活は??
暮らしを支えるリハビリテーションとケアを考えます。

自分のカルテ、見たい?

2005年05月29日 | 制度を問う!
学会で更新ができませんでした。

さて、自分のカルテを見たいですか?
今、第三者評価がはやりです。

要するに、外部の人から自分の施設がちゃんとしているか、見てもらおう、
ということです。

その第三者評価は記録物は公開が原則だ。

さて、実際医者や看護師や介護職、リハビリ技師がいったい何を記録に書いているか?
ということを知ってもらった上で、判断してもらわないと困る。

前回のBLOGでも書いた。
「お前ら、言うことを聞け!」とか、その日にあったトピックスを書く。
検査データーや、その医師の考察、看護上のトピックスが書いてある。

例えば、検査データー。
レントゲン写真の結果が書いてある。
「腫瘍の疑いあり」とか、「前回より血液検査の値が悪い」
「肋骨が肺に刺さっている」
という様な事が書いてある。

これは「生」を希望する患者さんにとって、耐えられるものなのか?

治療内容はもちろん、看護上・介護上のトピックスが書いてある。
「不眠で看護師に文句を言う」とか
「便通が悪くて介護職にあたる」とか書いてある。

見ていてバツが悪くならないだろうか?

もちろん、治る病気で、入院態度に落ち度が無いと自信のある方は見ると良い。
私はとっても見る勇気がない(笑)

やっぱり、記録物を見るという事は、
医者や看護師や介護職・リハビリ技師などからきちんと説明がなされている、
ということが前提になると思う。

その「きちんと説明できているか?」
「患者さんが納得できる説明をしているか?」
が今の制度では難しいのだ。

私が入院したら、自分の体に何が起きていて、どうすれば治るのか、
という事が知りたいのだ。経過ではない。

そうして不幸な結果になってしまったときに、
家族が記録物を見ればよい。医療内容に不信感があれば家族がすればよい。
私はそう思っている。

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1 コメント

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Unknown (くろ)
2005-05-29 21:59:51
私もlife-reha-careさんとほぼ同意見です。

記録→評価→根拠に基づいた治療(ケア)の流れの中で、記録と評価は第3者機関が評価・監視し、患者さんは根拠と治療法が納得できればいいと思います。

ですが、実態は根拠と治療法も十分説明されておらず、記録・評価もあいまいかつ改ざん可能みたいな・・

現場も書類に追われ、同意書におわれみたいな・・

医療⇔患者さんが対等でいられるにはどうすればいいんだろう?また一つ宿題をもらった感じです。

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