謎の新エネルギー、エキゾチックマター(XM)が発見された。それを使って人類を覚醒させようとする「Enlightened」。そしてXMを信用すべきでないとし、覚醒を阻止しようとする「Resistance」。両陣営のエージェントが人知れず戦いを繰り広げている。
という設定の位置情報を使ったゲームがIngressだ。ざっくり言うと、実際の場所を利用した陣取りゲーム。
エネルギーが湧いている場所はポータルと言われ、これを両陣営が取り合う。ポータルからはアイテムが得られる。また、ポータルとポータルはリンクでつなげることができる。三つのポータルをつないで三角形のリンクができれば、そのエリアはコントロールフィールド(CF)となる。このCFの大きさで争う。
現実にある何かがポータルとなっている。何かとは石碑、神社、芸術的なオブジェ等。一般人には何も見えないが、エージェントにはそこから湧き出すエネルギーが見えるのだ。ポータルからアイテムを得たり、リンクを張ったり、はたまた敵ポータルを攻撃したりするには実際にそこに行かなければならない。これがこのゲームの最大の特徴。スマホを持って公園とかをうろうろしている人がいたら、そいつはエージェントだ。通報してはいけない。善良で害のないただのエージェントだ。
Intelマップというのがあって、これで現在の状況がわかる。世界中でプレイされているのが一目瞭然だ。やることは単純なのだが、現地に行かなければいけないというところが面白い。どれだけ活動できるかは自分の使える時間と体力に制限される。中には海を越えて国家間のリンクを張っている猛者もいる。
というわけで俺もResistanceのエージェント。まずはチュートリアルをやる。
できない(´・ω・`)。
スマホの相性なのか、途中で止まって動かない。これは何かの国家的陰謀か。それともEnlightenedの攻撃がこんなとこにも及んでいるのか。仕方ないのでネットでやり方をざっと見て、実戦に臨むことにした。
自宅から一番近いポータルは・・・・・・区役所だ(・_・;)。証明書を取りに来たりする一般人が行き来する中、彼らには見えてないけどエネルギーが湧き出ている。ハックしてアイテムゲット。
自宅周辺はちょうどポータルの無い空白域なので、セフィロスの散歩がてら近くの神社や公園をポータル申請しておく。申請が通ればそれらは新しいポータルとなる。
敵ポータルに攻撃を仕掛けてみた。自分のレベルが低すぎて効果的なダメージを与えられない。これはダメだ。いろいろ試してみて、低レベルのうちはリンクやCFを作って経験値(AP)を稼いだほうが良いことがわかった。ベテランエージェントとて、数kmを瞬時に移動できるわけではないので、新米エージェントにもチャンスはある。
週末。本格的に活動する。初日は自転車までだったが、車と電車も使ってみた。駅の周辺はポータルが多い。でもやってみた感触では、うちの近所は自転車が最も良いことがわかった。近くにある川の対岸となると自転車はちょっと厳しいが、まあ行ける。往復10kmくらいだ。エージェントになったのが今で良かった。8月だったら死んでる。
近所の行ったことのないところに行く必要があるのが面白い。ひとつポータルを訪れて、そうすると近くに別のポータルがあって。次々とポータルを渡り歩くと、やがて「どこだここは?」となったりする。レベル8になると全てのアイテムが使えるようになるので、それからがまた面白いらしい。