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山猫狙撃隊

Lictreの趣味の場所

野﨑まど劇場

2014-09-04 | 本と雑誌

 2ちゃんねるで無断掲載されていた「第60期 王座戦五番勝負 第3局」の抜粋が面白かったので、本を買ってみた。
 短篇集だが、短編というか、もっと短い。ゆるい感じのギャグで、脱力系。アイデアは光っているが光りすぎていて、もはや「これは小説なのか?」となっている物も。王座戦の話は将棋の対局を解説者と聞き手が解説する形式で、もちろん対局図が掲載されている。これを利用してとんでもない場面を描いているのが面白い。「同金」で吹いたのはこれが初めてだし、今後も絶対無いだろう。

20140902_194127 なんと裏表紙にまで短編があり、さらにはカバー裏まで短編がある。こんなアホな短篇集(褒め言葉)は見たことがない。

 個人的には「神の国」が好きだ。日本古来の神々について前から思っていたことが作品になっている。やっぱそうなるよな。


ドライビングテクニック

2014-08-13 | 本と雑誌

ドライビングテクニック〈Ver.2〉 ドライビングテクニック〈Ver.2〉

 運転のためにもう一冊買ってみた本がこちら。
 凄いテクニックについて書いてあるわけではなく、安全運転のための事が書いてある。特に危険予測の重要性については参考になった。どんなに反射神経が良くてもせいぜい時間を1秒短縮できる程度だが、危険予測は数秒先の事に備えることができる、とか。
 事故を起こさないだけではなく、事故の原因とならないように気をつけるというのはその通り。初心者マークをつけている俺以下のひどい運転をする車にはしばしば遭遇する。

 この本の問題は著者が日本人ではないところ。内容が日本にそぐわない部分がある。そこは日本の状況に照らしあわせて理解する必要がある。


新・女性のための運転術

2014-08-08 | 本と雑誌

新・女性のための運転術 新・女性のための運転術

 女性ではないのだが、評価が高いこの本を買ってみた。
 見開きで一つの項目になっているので読みやすい。

 教習所では教えない、実際の運転で気をつけることやコツのような事が書かれている。基本的な事を繰り返し。読んで「なるほど。やっぱりそうか」と思うこともいくつか。
 これからもたまに読み返そうと思う。


僕たちのゲーム史

2013-03-13 | 本と雑誌
僕たちのゲーム史 (星海社新書) 僕たちのゲーム史 (星海社新書)

 内容紹介に
 「本書は、ゲームと共に生きてきた「僕たち」のための本です」
 とある。まさにその通り。過去から現在に至るゲームの歴史を面白く分析している。

 分析には納得できるところとそうでないところがあるが、著者の知識量と視野の広さが半端ないので批判めいたことを書くには恐れ多すぎる。特に当時の雑誌の引用から時代背景を読み取り、理論を組み立てていくところが素晴らしい。これによってかなり説得力を増している。
 単なる思い出話や知識のひけらかしは無く、あくまでも中立的な立場でゲーム史を語ろうという姿勢がとても良い。半分は自分も体験してきていることなので懐かしさがこみ上げてくる。

 ページ数の都合もあるし、話をあまり複雑化させない配慮でもあるのだろうけど、採り上げられていないゲームが多い。歴史を語る関係上、エポックメイキングなゲームを採り上げるので、単なる大ヒット作は採り上げられない。しかし、エポックメイキングであったにも関わらず語られていないものもある。例えばゲームウォッチやたまごっち等だ。あえて書かなかったのだろうが、残念でもある。なんで残念かというと読んでみたかったからだ。この著者が語るゲームの歴史をもっと読んでみたい。

 なお、内容とは関係ないが本の装丁にはびっくりした。本文の余白の無さとか。

 


戦後史の正体

2012-11-01 | 本と雑誌

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書) 戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)

 元外交官が書いた本。戦後史をアメリカとの関係に絞って分析、記述している。そこにあるのはよくある陰謀論めいた話なのだが、まあ外交はそういうもの。

 著者の孫崎享は親中派で知られた人物なので、そのことをある程度念頭において読む必要がある。主張は明確で、戦後の日本はアメリカのコントロール下にある。アメリカに従えば地位や財産を得ることができ、反発すれば干される。それが総理大臣であっても。
 この本だけを読めば「アメリカってひどいな」と思いかねないが、その程度の策略は全ての国が行なっている事だ。その上で国益を考えていかなければならない。

 本書の視点は面白く、歴史の裏側や著者の分析は興味深いが鵜呑みにするのは危険。なんでもかんでもアメリカの謀略になっているが、明らかに違う事も書いてある。一方で「なるほど」と思うことも多々ある。例えばアメリカといっても一枚岩ではなく、色々な思惑が絡み合い、時に反発している。そこを利用して日本の利益に資するべきというのはその通り。
 高校生でも理解できるように書いたとあるだけに、とてもわかりやすく面白い。話を単純化しすぎているところはあるが、おすすめ。
 ただし、繰り返しになるが著者が親中派、というよりは中国従属派であり、鳩山由紀夫に普天間基地の県外移設をふきこんで日米関係を冷え込ませた張本人であることは覚えておいて読み進めるべきだ。