山猫狙撃隊

Lictreの趣味の場所

聖戦ケルベロス

2011-10-31 | ゲーム

 ドリランドの次に誘われたゲームがこれ。聖戦ケルベロス。
 こちらは絵が凄く良い。能力が低くても絵でキャラを選びたくなるくらい。

 何よりも良いのが課金しなくても良いカードが手に入ること(確率はめちゃくちゃ低いが)。仲間を召喚するたびに「もしかしたら強いのが出るかも」と思えるところが良い。

 ゲーム自体もドリランド以上に面白くできている。コロシアムは対人戦になっていて面白い。まあ、強い人ばかりなのでNPCばかり狙い撃ちしてるけど。対戦相手を決めかねてまごまごしてるとその間にやられちゃうし。
 他にバトルフィールドというのが売りのようだけど、こちらはまだ未経験。どんな感じなのだろう。

 とあるギルドに入れてもらったが、世話になるばかりで何も貢献できない。俺が始めたばかりというのもあるけど、みんなとんでもなく強い。俺はいつ強くなるやら。やっぱり金か?金が必要か?


探検ドリランド

2011-10-28 | ゲーム

 TOKIOのCMで有名なGREEのゲーム。
 内容はビックリマンシール+ゲームといったところ。ルールは単純で、ちょっとした時間でできるのが良い。

 集める楽しみと、それを育てる楽しみがある。ただ、もうちょっと絵が良ければなー。初期のビックリマンよりは良いけど、全盛期のビックリマンよりは落ちる。特にキャンペーンをやっているTOKIOのカードがひどい。5人そろった絵柄がいちばんひどいが、他に火の属性の強いカードを持ってないから仕方なく使っていたり。


今期のアニメ

2011-10-27 | アニメ

○ 牙狼<GARO>~MAKAISENKI~
 最初からいきなりアニメではないが、牙狼の新作。相変わらずアクションがかっこよくていい。

○ 機動戦士ガンダムAGE
 子供向けだなー。突っ込みどころ多数なんだけど、子供向けを意識して作られているのであまり気にならない。大人はUCを見るということで。

○ 未来日記
 今期イチオシ。由乃が怖くて良い。ストーカーとはこういうものだよなー。
 12人の日記の性質がそれぞれ違うというのが新しいところか。それによる作戦の違いが面白い。

○ ギルティクラウン
 評価保留。可もなく不可もなく。

○ LAST EXILE -銀翼のファム-
 前作が良かったので今回も期待。映像、ストーリーともに素晴らしい・・・・・・と書きたいが第二話にしてすでに作画が駄目なところが出てきた。頑張ってほしい。


人体冷凍 不死販売財団の恐怖

2011-10-25 | 本と雑誌
人体冷凍  不死販売財団の恐怖

人体冷凍  不死販売財団の恐怖

 冷凍睡眠といえばSFではポピュラーな存在だ。星々を旅するときなど永い時間を過ごすために使われる。または不治の病を治せる未来まで眠りについたりする。

 そんな技術を実行している団体のひとつが本書のアルコー延命財団だ。死んだ人間を冷凍し、復活させることができる未来まで保存しようというのだ。

 人体を冷凍する技術はまだまだ未熟と言わざるを得ない。食肉を冷凍し、解凍した時と同じように組織が壊れてしまう。しかし、アルコーの会員にはそれも問題ではないらしく、そうした損傷はナノマシンで修復できる未来を待つのだそうだ。復活できる可能性がすごく低いことを承知している会員もいる。しかし火葬や土葬で可能性がゼロになるよりはマシという考え方らしい。

 まだまだ発展途上な技術であることは著者は問題にしていない。本書ではアルコーの内部で行われていることの摘発が行われている。それは資金繰りだったり、遺体(彼らは患者と呼ぶ)のずさんな扱いだったりするが、最重要な項目としては殺人と本人許可なしの冷凍だ。

 殺人とは瀕死の会員の死期を早めた事を指す。冷凍処置を速やかに行うためにベストのタイミングで死んでもらったわけだ。
 本人許可なしの冷凍とは、主に大リーガーのテッド・ウィリアムスの件で、本人が望んでいないにも関わらず長男の意向によって、そしてアルコーの意向によって書類が作成され冷凍された。

 以上のような犯罪について述べられているが、それよりも俺が驚いたのは遺体の扱いのずさんさだ。会員が死んだ時、すみやかに冷凍処置しなければ遺体の損傷は避けられない。それはアルコーも充分認識しているにも関わらず、彼らは専用の冷凍車すら持っていない。なんと普通の車をレンタルしているのだ。途中で冷却用の氷が尽きて腐敗し始めるなんて失態が珍しくない。
 血液を特性の保存液に置き換える処置も、大動脈がみつからなくて遅れるとか信じられないような医療技術の低さを見せる。頭だけの保存という処置もあり、外科医が首を切断する。しかし、専属の外科医が都合が悪い場合はなんと獣医が切断する。
 そして最も信じられないのはアルコーの幹部は将来の復活を完全に信じているということだ。内部でそれほどずさんな事をしておいて、自分は冷凍されて未来に復活できると信じる神経が理解不能。本書ではカルト組織と断じていたが、確かにそう言わざるを得ない。先進的なことに挑戦している団体ではなく、ただの狂信的宗教団体と考えたほうが合点がいく。

 この団体について初めて知ったのはテレビだった。その時に疑問がわいた。それは資金だ。何十年、何百年冷凍して解凍するまでいくらかかるやら。相当な金持ちしかできないだろうと思ったので、庶民の俺には関係ない金持ちの道楽程度に考えていた。
 実際、これとは別の団体は資金難によって冷却を続けられずに遺体が腐敗したらしい。さもありなん。
 アルコーも資金の見通しは甘く、遠い将来に渡って遺体を保存し続けられるとは思えない(会員がどんどん増えていけば別だが)。全身冷凍で15万ドルらしいが、それで何百年も保存できるとは思えない。百歩譲ってそれが可能だったとして、その後で人体を復活させるにはまた莫大な費用がかかるだろうに、そのことはすっぽりと考えから抜け落ちているように見える。

 資金の面は別にして、遺体を保存して将来に希望を託すというのは面白いとは思っていた。しかし、肝心の組織がこれではなぁ。著者の主観で書かれていて客観的な証拠に乏しいので、どこまで本当かはわからないがひどい団体だと感じる一冊だった。なお、本書には冷凍された頭とか衝撃の強い写真が掲載されているので、そういうのに弱い人は注意。