元々BDレコーダの購入を考え始めていたのだけど、DVDレコーダが壊れたので予定を前倒しして買うことにした。今までレコーダは東芝を使っていたが、東芝はHD-DVD陣営だったのでBDレコーダは出てないし少なくとも数年は出る見込みも無い。残念ながら他社のを選ぶしかない。
いま、BDレコーダはPanasonic、SHARP、Sonyの3社がシェアを三分しているのでこの中から選ぶことにする。地デジを録る事を考えるとHDDの容量は500GB以上は欲しい。そうなると最新型かそれに近いものになってしまう。3社の最新型の機能を比べてみるが、早々に脱落したのはSHARP。なんと予約で毎週録画したものは番組延長に対応しない。これはあり得ない。
残ったのはSonyのBDZ-X100、BDZ-X95とPanasonicのDMR-BW930、DMR-BW830の4機種。容量はそれぞれ1TBと500GBで、容量以外の違いはほとんど無い。できれば1TBにしたいが、500GBと比べて5~8万円の差がある。これは大きい。500GBでも最高画質で60時間程度は録画可能だから、一人で使う分にはこれで手を打つべきだろう。さらに詳しく調べてみたが、BDZ-X95とDMR-BW830ではどうにも決定打に欠ける。自分がやりたいことは両方とも大体はできるし、できないことは両者ともできなかったり。
結局決めないまま家電店に向かった。行く前に決まってないというのは俺としては珍しい事だ。店頭で実際に触って考えてみる。
SonyとPanasonicの場所を行き来しながら色々と操作してみた。ネットでの評判通り、Panasonicのリモコンは使いづらい。そのあたりは慣れれば何とかなるかなと思って操作していたが、早送り中に再生バーを表示するのが難しいことを発見した。Sonyの機種では画面表示を押せば録画番組のどのへんを早送りしているかのバーが出る。Panasonicの方はこの画面表示のボタンがリモコンのふたの中にある。しかも押して5秒程度で表示は消えてしまう。さらに早送りのボタンはふたの上にある。つまり、バーを見ながら早送りするためには早送りを押してからふたを開けて画面表示を数秒毎に押し、ここだと思ったところでふたを閉めて再生を押さなければならない。これは非常に困難だ。
店頭で操作してみただけなので、もしかしたら他に代わる方法があるのかもしれない。しかし、他にもいろいろとPanasonicの操作性に疑問を持った。リモコンの押しやすそうな位置に消去ボタンがあったりね。猫が押してしまうよ。
てわけでSonyのBDZ-X95を買った。操作はもっさりしているという評判だが、RD-X6から乗り換えた身としてはとても速い。番組表もすぐ出るし、録画予約もスムーズだ。
操作はPS3やPSPでおなじみのクロスメディアバーで使いやすい。予約録画、再生、編集と一通り操作してみたが今のところ不満は無い。直感的に操作できるので、マニュアルを読まなくてもだいたいの事はできる。
操作以外の面ではひとつ不満がある。前面パネルの「録画予約」の赤ランプだ。何か予約していると電源をオフにしても光るのだが、邪魔。録画するために買ったレコーダで予約が入っていない事のほうが稀だろうに、存在する意味がわからない。
BDへのダビングも試してみた。全く問題なし。きれいな画質、音質で保存できる。これからは気に入った番組をBDに残していく予定。まだメディアはちょっと高いけどね。すぐにいいところまで値下がりするだろう。