象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

スポーツ選手に蔓延する性的虐待の真相〜金メダルに踏みにじられる幼い性?

2021年03月28日 04時06分07秒 | スポーツドキュメント

 金メダルを獲る為に、プロスポーツで栄光を勝ち得る為に、性的虐待が日常的かつ慢性的に当然の如く行われてたとしたら?
 そんな金メダルや栄光に一体、何の価値があるのだろうか?そんな汚れたスーパースターや金メダリストを輩出する、オリンピックやプロスポーツの祭典に何の価値があるというのだろうか?
 結局、スポーツはSEXと直結する。そんなスポーツやオリンピックに未来はあるのだろうか?

 そういう私は、今のプロスポーツやオリンピックならば極論だが、いっそ消滅した方がマシだと思う時がしばしある。元々スポーツとは”暇潰し”の意味であり、その暇潰しとはスラングでSEXに近いものを意味する。
 そういう意味では、ローカルなスポーツやアマチュアスポーツだけで十分だとも思う。

 というのも、普段は殆ど見ないNHK教育放送で「スポーツ界 性的虐待の闇」というドキュメンタリーを偶然目にしたからだ。
 世界のスポーツ界では、指導者が若者の夢につけこみ、性的虐待を加える事例が後を絶たない。プロアマ問わず18歳未満の男女7人に1人が性的な虐待を受けてるという衝撃的なデータもある(原題”End Game”仏、2020)。
 フィギュアスケート界では、平然とセクハラが行われてる事は知ってはいた。確かに、ロシアの美少女を指導する立場になれば、ケツの1つくらい触りたくなるだろう。そんな程度の認識だった。
 しかし、現実はそんなに単純で甘いものではなかったのだ。
 セクハラはとうとう性的虐待にまで及び、幼い美少女だけでなく幼い男子にまで及んだ。強姦されても文句1つ言えないオリンピック代表選手や金メダルの卵たち。
 彼らや彼女らは国を代表し、国の為に自身の全てを捧げ、苦難の末に栄光を勝ち取ったにも関わらず。

 両親は愛してやまない娘や息子を金メダルという一次的な栄光の為だけに、実績ある著名なコーチに全てを託す。そこには、絶対的な信頼関係がある筈だった。
 しかし指導者らは、国家権力に守られ、好き勝手な事をする様になる。
 勿論、タダでは栄光は掴めない。選手とコーチの絶対的な信頼関係は不可欠であり、それは奇怪な絶対服従に変異し、やがて監禁&虐待という性的暴走を引き起こす。
 コーチや指導者だってイチモツを持つ男である。彼らがどこにでもいるエロ爺に変異するのは明白でもあった。しかし、組織がそれらを匿い、隠蔽してたとしたら? 


スポーツと性犯罪の密な関係

 2018年1月、米国スポーツ界を震撼させた非道な犯罪者に、最長で175年の禁錮刑を言い渡された。
 米国体操連盟の元ドクター、ラリー・ナサールが未成年を含む150人以上に対し、性的虐待を加えてた事が明るみになったのだ。
 米国で大々的に報じられたこのスキャンダルは、なぜ防ぐ事ができなかったのか?なぜもっと早く見つける事ができなかったのか?
 以下、「性的虐待が深刻化する米国スポーツ」より一部抜粋です。

 裁判では、被害に遭った150人以上が証言し、ナサールには40年から175年の禁錮刑が言い渡された。
 ナサールはミシガン州立大学にも勤務し、大学の体操部員らに対しても”ドクター”という立場を利用し、性的虐待を犯してきた。
 複数の被害者は訴えた。しかし、大学は何度もナサールの罪を問う機会がありながら、毅然とした姿勢を貫く事ができなかった。結局、ミシガン州立大学は300人を超える被害者に5億ドル(約550億円)を支払う事などで和解する。

 小児性愛者で性的虐待をする人は”良い人”の顔をしてるという。
 ナサールは、優れたドクターで”良い人”という評判だった。子どもや若い人の信頼を得る事から始め、手なずける。ターゲットにした子どもや若い選手だけでなく、組織やコミュニティー全体から信頼を得られる様に仮面を被っていたのだ。
 彼はいったん信頼を勝ち取ると、性的虐待を治療の一環であると信じ込ませる手口を使った。治療と称して女子選手の膣に指を挿入し、保護者が同席してる時でも同じ行為をした。
 性行為の経験や知識が全くない子供なら、こんな性的虐待を言葉にできないどころか、自分がおかしいのだろうか?と考えてしまうかもしれない。

 故に、ただでさえ性的虐待を外から見つけるのは難しいのだ。
 家庭内で起こる虐待は外から見え難く、介入が困難だとされる。同じ様に、コーチや指導者、医療従事者や教員などの性的虐待は更に見え難い。被害に遭った本人が虐待に気付き、外の誰かに訴えない限り難しいのだ。
 スポーツの世界では、チームを家族やファミリーに例え、チームメートを兄弟や姉妹の様に表現する。一見、結びつきや助け合いを示す素晴らしいイメージだが、家族の様な繋りが常にポジティブに働くとは限らない。
 見知らぬ不審者に性器を触られたと訴えるより、家族の様に慕うコーチからの性的虐待を訴える方が、若い子どもや選手たちにとってはより難しいのだ。
 

夢を人質に悪用する指導者やドクターたち

 更に厄介なのが、誰かに訴えても、その誰かも大きな家族の一員、つまりスポーツ組織の一員であるという事だ。
 組織内で多くの子どもや若い人に性的虐待をする犯罪者は人心掌握に優れ、その組織やコミュニティーの多くの人たちから既に信頼を勝ち取っている。故に、”ファミリー”の中で最も力を持つ人間の悪事をもみ消したり、黙認したりしようとする力が働く。
 つまり、ナサールの悪事が発覚した時の様に、被害者たちが束にならないと組織の外の人々にまでSOSは届かないのだ。
 彼が長年にわたり、多くの体操選手に性的虐待をしてた事は、一人の極悪非道者の犯罪と思いたいが、現実はそう単純ではない。

 2018年4月、性的虐待された元エリートアスリートが米国上院小委員会で、ナサールだけでなく他のスポーツの場でも性的虐待が起こっていると強く訴えた。
 体操の元米国五輪代表選手だったジョーディン・ウィーバーは、”ようやく世間は私たちの話に耳を傾ける様になった。これは単にナサールだけの問題ではなく、もっと大きなシステマティックな問題なのです”と語った。
 元フィギアスケートのクレイグ・マウリッチは、コーチに虐待をされていると通報したのは1990年代半ばの事だったが、コーチが指導停止処分になるまで20年を要したと発言した。

 2017年11月17日のワシントンポスト電子版が報じた所では、1982年から2017年までに米オリンピックに関わるコーチや公的な関係者の290人以上が性的虐待をし、性的虐待があった種目は15にも及ぶという。
 この数字は既に公になってる性的虐待の事例から導き出されたもので、闇に葬られた性的虐待も含めたら、更に多い数字になるのは明らかだ。
 前述した様に、性的虐待を繰り返す人間は子どもを手なずけるのが巧みだ。
 オリンピアンやエリートアスリートに対して、金メダルを獲得したい、オリンピックに出場したいという彼らの夢を“人質に取る”。
 これがもし、プロスポーツ選手とコーチの間で起った事ならば、その選手はコーチを変える事ができるし、移籍を願い出る事も可能だ。しかし、アマのオリンピアンにとって、絶対服従に近い組織のコーチやドクターから逃れる事は簡単ではない。
 これはスポーツに限らず、エンターテインメントの芸能界でも同じ事だ。その人間に従う事でしか夢を叶えられないという状況なら、それを悪用する人間が必ず出てくる。


では、どうすれば防げるのか?

 どうすれば、性的虐待を防げるのか。
 米国には”セーフスポーツ”と呼ばれる通報システムがある。しかし、この通報システムが強化されたとしても、それだけで解決できるかどうかは心もとない。
 採用時に”小児性愛者かどうか”を調べる方法も提案されてるが、これも度が過ぎると、逆に応募者の人権を侵害する事になる。
 皮肉な事だが、ミシガン州立大学や米国体操連盟が被害者に支払う事になった高額な和解金の問題が役立つ様にも思える。

 前述した様に、ミシガン州立大学は300人を超える被害者に計5億ドル支払う事で和解が成立した。
 大学はハラスメントなどの訴訟に備えて保険に加入している。しかし、今回の5億ドルの和解金には保険が適用されない見通しだ。
 保険会社が支払いを拒否した理由の1つは、大学がナサールの性的虐待の訴えを知った時、適切な内部調査をせず、警察にも正確な報告を怠ったというもの。
 お陰で昨年末には、米国体操連盟が破産申請をした。”見なかったふり”のツケは、組織の社会的評価だけでなく、経済的にも壊滅的な状況を招く。そして最後には自らの身に降りかかるのだ。
 米国の保険会社には良い印象を持たないが、今回ばかりは保険会社の支払い拒否が虐待防止と通報システムに良い影響をもたらしてくれるのではないかと思う。
 以上、REALSPORTからでした。


最後に〜栄光は誰が為にある

 結局、最後はカネ(支払い拒否)がすべてを解決したという形にはなったが、後味が悪すぎる問題でもある。
 そこで提案だが、我が娘や息子を指導者に預ける時に、ちゃんとした契約書を交わすべきだ。少しでも性的接触と思われる行為があった、或いはそれに該当すると親や周囲が認めた場合、子供がそうとは思わなくても厳密な事情徴収をして、性的接触に近い行為として認められれば法に訴える。
 性行為やその知識やその感覚が全くない子どもたちに、全てを正確に自供させるのは無理な話である。子どもたちは、数カ月もすれば指導者やコーチに洗脳され、露骨な性的接触をも栄光を掴む為の”熱血”指導と感じるだろう。

 例えば、膣の中に指を突っ込む事が性的接触か?指導か?は、子供なら分からないかもしれないが、成人した大人なら明らかだろう。
 会員制クラブで、エロ議員やエロ爺がホステスの腐った?膣穴に指を突っ込むのとは訳が違いすぎるのだ。
 金メダルの為に、性行為が慢性的に許されるとなれば、それこそが最悪で悪質の”オリンピックの身代金”と言える。
 栄光を勝ち取る為にお金が出せないのなら、幼い性器をさらけ出せと脅すようなもんだろう。
 しかも、親が平気で娘や息子に性的虐待を犯す時代。子供たちは誰を何をどう信じればいいのか?

 金メダルを手にしました。ワールドカップの頂点に立ちました。しかし、下半身はボロボロにされました。これを感動や栄光と言うのだろうか?
 それでも大人は、子供たちに性器をさらけ出させてまでも、金メダルを栄光を追いかけろとケツを叩き続けるのだろうか?
 私は、そんな次元のオリンピックやプロスポーツのイベントなら、最初から存在しない方がいいと思う。幼い無垢な性で勝ち取れるメダルなら、ない方がマシだ。

 私達が思うほど、金メダルや栄光には言葉ほどの価値はない。
 あるのは栄光を追い求めようとする人類の強欲だけなのだろうか。



6 コメント

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腹打てサン (象が転んだ)
2021-03-29 02:36:27
コーチもコーチですが、親も親ですよね。
人生ではメダルや栄光よりもずっと重要な事に全く気付いていないんでしょうか。
親もそういった安直な人生観でして生きていない。だから簡単に性の犠牲者になる。
確かに、金メダリストの後の人生は大半が芳しくないし、すぐに忘れ去られ、タレントとして当たれば儲けものというレベルです。

類は類を呼ぶと言えばそれまでですが・・・これ以上は言いたくないですね。
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親バカ (腹打て)
2021-03-28 22:29:27
親も安直すぎるんだよな。
有名なコーチに任せれば、メダルがとれると簡単に考えてる。
ま、親バカが招いた悲劇とも言えるけど。
それに、指導者やコーチもそんなバカ親の足元を見て舐めてんだよ。バカ親にバカ息子って感じなのかな。
そんなバカ親に引っかかる指導者もなんだけど。
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みさ々サンへ (象が転んだ)
2021-03-28 18:02:29
お久しぶりです(多分)。
全く、法治国家の実態がこれですもんね。悲しい限りです。
聖職者による性的虐待は”スポットライト”でも記事にしてます。出来はイマイチですが、よかったら暇な時に読んでみて下さい。
https://blog.goo.ne.jp/lemonwater2017/e/8b2e809d5690530aaa6950253ff49fd0
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カトリック教会の性的虐待事件も (みさ々)
2021-03-28 15:29:07
象が転んださん、こんにちは~
ホントにひどい話です。
橋本聖子さんもお酒が入っていたとはいえ人前で平気で抱きついたり、、

数年前、ローマ・カトリック教会の聖職者による児童への性的虐待問題もありました。
https://bunshun.jp/articles/-/10682
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ビコさんへ (象が転んだ)
2021-03-28 07:03:01
やはりそんな事があったんですね。
体操とか水泳とかフィギュアとか、露出度の高い競技に性的虐待が集中してるのを見ても判る様に、男って単純なんですよね。
こういう問題はきちんと法整備しないと、セミプロスポーツは絶滅するかもです。
でも、某大企業の噂は全く知らなかったです。貴重な情報有り難うです。
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Unknown (kaminaribiko2)
2021-03-28 06:01:52
日本の女子フィギュアスケート選手は資金提供の某大企業の社長に逆らえなかったらしいですね。その中で渡部絵美だけが従わなかったから干されたとか?逆に言えば、その他の人たちは皆性的に犯されているということらしいです。この社長は女優にも触手を伸ばして、沢口靖子はその社長の○だとも言われていますね。
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