象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

地球温暖化に馬鹿騒ぎする人と脱炭素でボロ儲けする人たち

2022年02月13日 17時22分39秒 | 芸能&三面記事

 NHKBSでは「若者たちが挑むCOP26」が特集されていた。
 その中で、ある日本人の女子学生が(白クマの帽子を被り)熱っぽく叫ぶ。
 ”部活など色々と忙しいが、今私達若者が(先頭に立って)気候変動を食い止めないと・・・”
 (アイドル臭い)この女性は大きな勘違いを犯してるようだ。
 つまり、地球温暖化を叫ぶのは勝手だが、その前に”温暖化のウソとホント”を検証するという肝心な事を忘れている。
 数学でもそうだが、ある答えが出たら(それが正しいかを)検証する必要がある。これこそがとても難解な作業だが、これをやらないと、数学は数学でなくなり、受験の玩具になり果てる。
 事実、(長年に渡り、多くの数学者は)リーマン予想は殆どが正しいと信じてきた。その検証に170年近く掛かっているが、未だに証明はなされてはいない(但し、”40%は正しい”事が証明されてはいる)。

 それと同じ様に、若者らが喚き立てる温暖化問題も、その騒ぎの真相と本質を検証する必要がある。
 若い学生に時間は腐るほどある筈だ。その上、温暖化に関する本も腐るほど出てるし、部活で時間を取られるくらいなら、(お勉強が苦手なのは百歩譲るとして)これらの本を検証する方に時間を割くべきであろう。
 高校生や大学生らが脱石炭など温暖化対策を求め、(昨年11月に開かれた)グラスゴー(英)のCOP26に参加。案の定、そこには(相変わらずの)グレタ嬢もいた。
 彼女は”COPはPRイベントに成り下がった”と嘆いたが、温暖化阻止運動をイベント化したのは彼女である事は明らかだ。


CO2危機のウソとホント

 「アンタは正しい?」「ビーガンはカルト」でも書いたが、温暖化問題になるとメディアを度々賑わすこの娘からは、カルト的臭いがプンプンと伝わってくる。
 脚本家の父と怪しげな自然保護団体と一部の金持ちに支えられた、このアスペルガー症候群(自閉症)のビーガン娘は、オミクロン株の如く(毒性は低いが)温暖化の危機を拡散し続けてきた。
 しかし、彼女が訴えてる事はまんざら大嘘ではない。事実、人類が放出するCO2は(地球レベルの)議題として取り上げるべき問題ではある。
 但し、私達は自然について(知ってる様で)実は何も知らない。科学技術が飛躍的に発達した今、様々な研究がなされてる。が、その報告がどれくらい正しいか?は、全く解ってはいない。それに、これまで科学者が弾き出した数字は、あくまで(漠然とした)予想であり、検証すべき問題が山ほどあるのだ。
 多分、3+2=5よりもずっと曖昧で抽象的な温暖化予想かもしれない。

 因みに、今世間を賑わせてるSDGsという専門用語だが、2015年に国連が定めた”持続可能な開発目標”(Sustainable Development Goals)の略で、17の世界的目標からなる。
 ぶっちゃけ、温暖化問題はその17の目標のうちの1つに過ぎない。中身は169の達成基準と232の指標からなる(気が遠くなる程の)開発目標だが、(温暖化を叫ぶコギャルも頭がおかしいが)これを”持続可能”と呼ぶ国連もどうかしている。
 そこで今日は、温暖化問題のウソと本質を探る為に、「SDGsの不都合な真実〜”脱炭素”が世界を救うの大嘘」を紹介します。

 ”貧困をなくす” ”飢餓をゼロに” ”全ての人に健康と福祉を” ”質の高い教育をみんなに” ”ジェンダー(性差)平等” ”エネルギーをクリーンに”――SDGsが掲げる目標はどれも普遍的であり、異論などあろう筈もない。
 しかし、”エネルギー・・・”の部分には注意が必要だ。世界が目指す”脱炭素”の実現には、国民の莫大なコスト負担とチャイナリスクが潜んでいる。にも関わらず、殆ど報道される事はない。
 再エネ促進で暴騰する日本の電気料金、メガソーラーによる自然破壊と災害リスク、太陽光パネルで目論む中国の世界支配、欧州メーカーがEV主義に走る裏側、水素は次世代エネルギーという夢物語など、新手の錬金術となりつつあるESG投資の実情――。
 各分野のスペシャリスト12人が”脱炭素社会”実現で危惧される負の側面を徹底レポート。”環境にやさしい”に騙されてはいけない・・・(Amazon)

 この見出しだけで、本を読破した気分になる。つまり、CO2問題のウソと本質がこの本に全て詰まってるのだ(多分)。


グリーンバブルの崩壊と本質

 ESG(環境・社会・ガバナンス)投資が地球に良いかどうかなんて誰にもわからない。訳がわからないブラックボックスだからこそ金融業界の儲け代になる。それこそがグリーンバブルの本質である。
 この本では、SDGs目標の1つである脱炭素が”訳わからない”どころか”嘘だらけ”である事を実証に基づき炙り出す。
 以下、レビューを参考に紹介します。

 SDGsや脱炭素を食い物にするのは金融屋だけではない。
 (強制労働による低価格の)太陽光パネルで世界を席巻する中国。森林を破壊し土砂災害の温床となる再エネ濫開発業者。”弱者の味方”を標榜し、金持ちの贅沢品”クリーンエネルギー”を(消費税1%に相当する)逆進性の高い賦課金で購う事に、何の疑問も呈さないアホな消費者団体。
 更に、浅薄で陳腐な”グリーン革命”を掲げ、環境NGOと称する左翼活動家。今や強大な既得権益と化し、再エネ事業者と結託する大衆扇動家たち。
 つまり、(脱炭素による)エネルギー価格の高騰が日本の産業競争力に壊滅的な打撃を与え、国民負担だけが増える事は明白である。

 本書に書かれてるのは、格段目新しい発見でもない。エネルギーを(少しでも)真面目に考えるコミュニティの間では、半ば公然の事実である。しかし、(この明白な矛盾に)政府もメディアも誰一人争点化しない。
 確かに温暖化はリスクだが、複雑で多面的な世界のリスクは温暖化だけではない。1つのリスク回避に過度に資源を集中すれば、別のリスクへの対処が疎かになり、結果として全体のリスクは高まる。そんな事はリスク学のイロハ(のイ)である。
 ”地獄への道は善意で舗装されている”(聖ベルナルドゥス)ではないが、環境を守ろうとして行った行為が(逆に)環境を破壊し、金融や悪徳業者をボロ儲けさせてるとしたら?

 「脱炭素は嘘だらけ」(杉山大志 著)では、IPCC(政府間パネル)のいう地球温暖化のメカニズムには、多くの専門家が疑問を呈している。例えば、CO2濃度がどこまで上昇すれば地球の気温が何度上昇するか?更にその影響として何が起こるか?シナリオは様々なのである。
 但し、(低評価のレビューの様に)地球温暖化はSDGsの1つに過ぎず、”SDGsの不都合”と著すには無理がある。温暖化の矛盾だけを悪者にしても先には進めない。悪は色んな所に複雑に蔓延ってるのだから。
 だったら、脱炭素の矛盾の本質に(勇気を持って)直線的にメスを入れた方が効率的だろう。つまり、温暖化の危機よりもグリーンバブルの方がずっと曖昧で危険である筈だ。

 確かに、何事も嘆いたり騒いだり、非難するだけでは問題の解決には繋がらない。
 事実、新型小型原子炉の可能性を論じた最終章が最も目新しく、改めて建設的で多様的な論調こそが人類の未来を支えてくれるのかなとも実感する。


最後に〜喚いても何も始まらない

 SDGsの矛盾は、目標設定がバラついてて多すぎる所にある(と思う)。
 17の目標(169の達成基準と232の指標)をざっと見ても(僅か15年で)解決できる問題は、無いようにも思える。色んな公約を掲げ、実行した政治家が未だかつていない様に・・・
 ”ヒルベルトの23問題”(1900)は20世紀の難題として知られ、当時の数学者たちに多くの課題を課した。現在、数題を除いて大半は解決されたが、現代数学を大いに発展させたとされる。
 先に挙げた未解決問題の王者であるリーマン予想は、ヒルベルトの第8問題にあたる。
 しかし解決できなくとも、様々な角度化から(リーマン予想を)多様的に検証する事で、多くの重要な発見がなされた。
 つまり当時の数学者たちは、この人類史上最大の難題を前にして、(皆で集まって)単に喚いたり騒いだりはしなかった。
 当時の偉大な数学者たちが今の脱炭素問題で大騒ぎする若者達の様子を眺めたら、何と嘆くだろう。

 グラスゴーで勢いよく喚きたてる若者たちが、既に述べた”脱炭素問題の矛盾と本質”を事前に理解してるかは知る余地もない。が、活字を読まない(いや、読めない)世代には無理な注文かもしれない。
 白クマの帽子を被った女子学生の(学のなさそうな)無垢な表情を見た時、これこそが(温暖化よりもずっと怖い)今そこにある危機だと実感した。悲しいかな、これが若者たちの環境保護意識の現実なのだ。

 危険は色んな所に散りばめられている。
 善意のつもりで起こした行動も、それ自体が危機に変わり、悪で終わる事もある。
 環境保護という善意の周りには、(グラスゴーの若者と同様に)多くの悪が蔓延ってるとしたら?
 脱炭素の本質を見抜けば、建設的で精度の高い論調は幾らでも出てくる筈だ。
 こうした善意の1つである環境保護活動も、(メディアがアイドルを追いかけ回すではなく)客観的でかつ多様的な視座で眺める事もまた、地球や人類の為であろう。



6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
茶番劇 (腹打て)
2022-02-13 22:37:14
多分、グラスゴーにタダか或いはそれに近い旅費で行けるんじゃないかな。
温暖化阻止運動と言えば、メディアにも企業にもウケがいいし、それなりの資金が捻出されてると思う。
元々勉強が苦手な連中だから、いい冬休みになるだろうよ。

米露中らの大国は脱炭素なんて最初から乗り気じゃないし、欧州も足並みは揃わないから、SDGsと今は騒いでるけど、すぐに下火になるだろうね。
返信する
Unknown (びこ)
2022-02-14 03:33:31
グレタ嬢のヒステリックな顔を見るとそれだけで吐き気を催して、勝手にやってくださいと思ってしまう。

イイネポチは外されたんですね。
返信する
腹打てサン (象が転んだ)
2022-02-14 03:39:33
そうなんですよ。
薄々は感じてはいたんですが、そういう旨みがないと、わざわざグラスゴーくんだりにまでは行かないですよね。
NHKBSを見て少しムカついたんですが、日本のメディアは(ウクライナ危機もそうですが)なぜ本当の事を言わないんでしょうか。
脱炭素もSDGsも単に受けがいいだけで、グレタのバカ娘と同じで中身は空っぽなんですよね。
返信する
ビコさん (象が転んだ)
2022-02-14 03:45:11
グラスゴーに群がった若者たちの訴えは、脱炭素やSDGsと同じで、殆ど中身のないものでした。COP26も企業やメディアからの献金が目当てかもですね。
でももうすぐしたら、グレタと同じで化けの皮が剥がれるでしょうか。そうでなくともあの娘は化け物ですが。

それと、いいねを外した経緯はブログにしようと思ってます。いいねを押されるのも押すのも流石に疲れましたから、それに元々いいねも多くはないし・・・
返信する
毒性の低いデモ (HooRoo)
2022-02-15 08:35:46
精神のおかしいブス娘が
先頭に立って喚いてるだけから
毒性の低い変人株で大人し目の騒ぎで収まってるのかな

周庭みたいにアイドル風で可愛ければ
大きな暴動に発展してたかもしんないけど

でもオミクロン株と同じで
意外に長引くかもね
返信する
Hooさん (象が転んだ)
2022-02-15 14:11:37
ブ○とは言いすぎですねぇ〜
でも、周庭の時は若い男性のデモ隊が多く、グレタの時は若い女性が多い。
こういうのも扇動者の見てくれが大きく影響するんでしょうか?
香港デモとどう違うのか、お山の見物としましょうか。
返信する

コメントを投稿