象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

深夜に消防隊がやってきたぁ?〜真夜中の訪問者29

2020年01月03日 07時30分16秒 | 真夜中の訪問者

 今日は夢の中でのお伽話ではなく、実際に起きた出来事です。

 私は深夜にブログを書く。深夜だと脳神経が集中するから余計に筆が進む。
 キーボードを打つのは男にしては早い方だ。女が言うから、ホントだろう。しかし、偶に調子に乗りすぎてミスを仕出かす。
 ペースト(Ctrl+V)と復元(Ctrl+Z)のショートカットキーをよく間違える。実は、ペースト後に、”Ctrl+Z”を押すとデータがゴミ箱に移動せず、一気に消滅してしまうのだ。
 実は昨夜(日付は1/2)もこれで、”西洋の自死”ブログを一度はパーにしてしまった。故に、ゼロから書き直した。でもそれはそれで問題ではなかった。ブログを投稿し終えて、朝がやってくる筈だった。

 早朝(夜中)の4時頃だったろうか?
 
 記事を書き上げ、一段落したと思いきや、1階の車庫の方から物音がする。この寒い時期には野良猫が寒さを凌ぐ為に、小屋内を探りまわる事がよくあるから、殆ど気には留めなかった。
 しかし暫くするうちに、今度は1階の居間の方から物音が聞こえるではないか。最近、少し大きめのネズミがたまにゴソゴソと我が物顔で出没するから、これまた気には留めなかった。

 そう私は意外にも楽観的に出来てるのだ。泥棒が襲ってきても、それなりの対処は準備してるつもりだ。素手で人を殺す事なんて、冷静になれば幾らでも方法はある(強がってますな^^;)。
 命が危うくなった時、人は異常なまでに冷酷に賢くなれるのだ。

 1昨日の深夜も物音がしてたが、隣家のジャズピアノの音だった。とても優雅な音で、深夜に響く音色にしてはとてもファンタジーに映った。故に、昨夜の2度に渡る物音も私にとっては、空気が擦れる音くらいにしか感じなかった。
 しかし突然、人の声がした。その瞬間、命の危険を感じ、全身が強張った。瞳孔が開き、神経が過敏になり、空気の粒子が1つ1つ確認できそうな程だった。

 小屋に降り、木製のバット(ミズノ製の軟式用)を握りしめ、居間の方に向かう。臨戦態勢は出来てる。
 ”専守防衛”なんて甘いレベルではない。迎撃というより”先制攻撃”のつもりだった。
 ”野郎!ナメた真似しやがったら、一気にヤッちまうぞ(強がりじゃなく本気モードです)”

 しかし、ななな何と、電気がアカアカと点いてるじゃないか。バットを握る手に力が入る。
 そのまま居間に向かうと、消防隊の男達が懐中電灯を持って、こちらに向かってきた。
 
 危機は、突然過ぎ去った。

 4人の消防隊員は笑顔だった。よほど私の表情が強張ってたのか、木のバットを見て、リラックスさせようとしたのか。とにかく最悪の危機は去った。消防隊員たちのホッとした表情が不思議と印象に残った。

 話を聞くと、今さっき消防(119)に電話があったという。しかし、固定電話は故障してて、電源はオフにしたままだった。勿論、私がスマホから119に電話する筈もない。
 消防隊員の話では、固定電話からの”謎の”着信だったという。すぐにNTT西日本に確認してもらったら、電波の誤受信だという。故障した固定電話にはよくあるという事で、その場は一気に和らいだ。
 
 でも何処から入ってきたのか?と聞くと、裏窓が開いてたという。アタタタ〜。小学校の時に連続強盗犯に襲われかけたのと同じケースだ(”その14”要クリックです)。
 全く”九死に一生”を得た感じがした。元旦に”特攻〜十死零生の無謀な作戦”の記事を書いた直後だったから、一時は”十死零生”の事態をも考えた。

 人は緊急の切羽詰まった事態になると、いくら気持ちの準備をしていても脆さを露呈する。
 今回は46年前(多分)の体験があったから、不思議と冷静に対処できたが、あの悍ましい恐怖の記憶がなかったら、気が動転してバットを振りかざしてたであろうか。それとも・・・

 タモリが、かつて言ってたな。
 ”人は平和に囲まれてるとダメになる。危険に囲まれてるくらいの方が安全なんだよ”

 私は、全てをいい方向に考える様にしている。今回の事件?も、神様が与えてくれた予防訓練だと思う事にしよう。



4 コメント

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先制攻撃 (#114)
2020-01-03 12:27:12
一斉触発って感じでもないけど
これはこれで怖いな

移民が増えると
奇妙な不法侵入も増えるだろうね
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#114さんへその2 (象が転んだ)
2020-01-03 14:56:11
ほんと一瞬ですがとても怖かったです。
戸締まりをちゃんとしておけばよかったんですが。掃除した後開けたままにしてたんですね。
移民の不法侵入だったら、殺されてたかもです。
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最終手段としての武器 (paulkuroneko)
2020-01-04 06:14:45
備えあれば憂いなしって言いますが
備えがあっても何にも出来ない時ってありますね。
いくら強力な武器を持ってても心が動揺してたら使い物にならない。武器を持たなくても冷静な判断ができれば最悪の事態は防げます。

いま世界の国々は身を守る為に血税を使ってより強い武器を持ちたがろうとします。銃さえあれば世界は言う事を聞くというアメリカ的で安易な防衛手段が幅を利かせてますね。

転んだサンの場合、相手が消防隊員ではなく強盗殺人犯だったら、躊躇なくバットを振りかざしてたでしょうか?少しでも迷いがあったら相手に殺されてたでしょうか?
そういう意味では認めたくはないですが、銃というのは最終手段としては有効な気もしますが。
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paulさんへ2 (象が転んだ)
2020-01-04 13:45:27
強盗殺人犯だったら、迷いなくバット振りかざしてますね。こちらが少しでも躊躇したら、確実にヤラれますもの。

でもそういった経験がない人は躊躇するでしょうね。アメリカでは”身を守る=殺す”という極端な縮図が成り立ってますが、殺さなくとも相手を無力化する事は十分可能なので、冷静である事は何事においても大切ですかね。
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