私はこれまでキャンペーンというものに当選した試しがない。
だから言う訳ではないが、”当選は配達を持って発表に変えさせて頂きます”というメッセージには勘ぐる所があった。
つまり、当選というのは発表しない限り、本当に当たったかどうかが分からない。勿論、個人情報保護もあるから誰が当たったかを公表する必要もないが、せめて性別や年代とか都道府県くらいは公表すべきじゃないだろうか。
それに”厳密な抽選”とか言うが、本当の意味で厳密に行われてるのだろうか?
「キャンパケ」というサイトでは以下のように説明がなされている。
まずハガキ応募の場合は、事前にコース毎に分けらた応募ハガキの束を用意し、事務スタッフが無作為に当選本数分のハガキ枚数を抜き取る。個人情報入力後のデータ照合により重複当選の排他や繰り上げ当選を実施し、最終的な当選者が確定する。
ウエブ応募の場合、抽選用のプログラムを組み、対象となる応募者リストを用いてランダムに当選者を選出。つまり、応募者一人一人に一意の番号を採番し、生成した乱数を突合させ当落を判定する。
ハガキ応募の場合も、予め応募条件を満たした応募アカウント一覧を用意し、その後はウエブ応募と同じでデジタル抽選を用いる。
つまり、厳選という事は無作為が基本で、その証拠を残す為に抽選作業の写真と作業手順を記した抽選会記録を作成して報告する所もあるという。
勿論、”無作為”だからこそ丁半賭博みたいになかなか当たらないのだろうが、私は(付き合い程度でやる)競馬でも殆どあたった試しがない。
私の周りでは”万馬券的中”っていう噂をしばし耳にするが、私にはどうも無縁みたいだ。これまでもこれからも・・・
昨晩も隣組の世話人が”神代”として2800円を集金に来たが、払いたくなかったので”明日以降こちらから持ってきます”とだけ言った。
そして今日、ピンポーンというチャイムを聞いた時、昨晩の世話人かなと思い、居留守を決めこもうとしたが、宅配便の車が目に入ったので対応した。
”これにサインを”というので、ダンボールに入った品物を受け取るとずっしりと重たいではないか。
誰からのお歳暮なのか?と不審に思いつつ、”送り主は?”と聞いたら、”Qピコキャンペーンからです”との素っ気ない返事。
そう言えば、数ヶ月前に九州電力の抽選キャンペーンに応募してたのを思い出した。当選確率が高そうなのをと思い、チロルチョコに数口応募していたのだ。
実際は、春(4/28)に3口(20P×3)と秋(10/3)に1口応募してたから、春は外れて秋に当たった事になる。因みに、翌年の夏キャンペーンではローソン詰合せを2口応募したが見事に外れた。
早速、箱を開けると(27個入りの)チロルチョコのバラエティーパックが何と10袋も入ってるではないか(写真)・・・どうりで重たい筈だ。
アマゾンで価格を調べると、1袋あたり400円ほどで10袋だと4000円になる。
しかし喜ぶのはまだ早い。タダでさえ電気代が倍に近く値上がりし、それに我が家は約3軒分の広さがあるから、単身家庭の倍近くの電気代を支払っている。
そういうのを加味して抽選してくれた訳でもない筈だが、そうした条件を加味してくれてもバチは当たらんだろう。
「モンティのパラドクス」じゃないが、確率というのは厳密に言えば”条件付き確率”であるべきだ。故に、高い電気代を支払ってる人たちを優先して抽選した所で、”厳選なる”と呼んでも差し支えないのではないのだろうか。
嬉しいやら嬉しくないのやら・・・
そういう事を思いながら、一気に(一袋分の)チロルチョコ27個を平らげてしまった。
お陰で胃が凭れてしまい、キャンペーン的中の興奮も冷めてしまったようだ。
これもまた「チロルのパラドクス」と言えるのだろうか?
正しそうな前提と、
妥当に思える推論から得る
受け入れがたい結論。
僕が普段楽しんでいる競艇でも、
誠によくある事です。
時々予想外の結果が幸いするのも、
ギャンブルのパラドクス。
対象が何であれ「的中」は薬です。
チロルチョコが食べたくなりました。
では、また。
抽選キャンペーンも一種のギャンブルなんですよね。みんな当たりを期待して応募する。
当たらないのが当然なのに、どうしても期待する。
言われる通り、ギャンブルが的中するのはそれこそが予想外のパラドクスなんですかね。
だからギャンブルとキャンペーンはヤメられないってなるんでしょうか。