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オトナメルヘンチック。

「パンがなければ作ればいいじゃない。」

夢心地でシュールな日常
2015年 トーキョー

Lyon:リュミエール

2014-01-04 11:53:14 | 旅行 フランス Lyon
フランスが誇る映画の発明者といえば、かの有名なリュミエール兄弟。

オーギュスト・リュミエールと、ルイ・リュミエール。
彼らの家や映画装置、キネトスコープの研究とその作品が、リヨンで見ることができる。
これがその博物館。



極寒の中、メトロを駆使し、リュミエールの家を探す。
近くの朝市をくぐりぬけると、看板がお出迎え。
近くには映画学校もある。



公園の中にある、この博物館。
とても静かな雰囲気。

中に入ると、これまた静か。
写真はとってOKなので、少しだけ撮影します。



白黒のトーキーが流れている。



映画史の勉強ができる!
英語もしくはフランス語が必須になるけれど、でも、おもしろかった。

スクリーンに投影する技術を手に入れたリュミエール兄弟は、世界の様々な国で映画作品を作る。
もちろん日本の作品もあった。



日本は、こんなに田舎だったのだなあ・・・
ちょんまげに、ふんどしですから。
舞妓さんの作品は可愛らしかったけれど、やはり「オールド」な印象が強く、思わず笑ってしまう映画作品ばかり。
それだけインパクトがあったんだろう。


寝室を再現している。
家の中は、すみずみまで見学でき、しかも作品も上映しているので、映画ファンにはたまらないのでは。

大きなシアタールームでは、世界へ回る兄弟とその作品を上映していました。
無音。
かつ、字幕はオールフランス語なので、語学力のつたない私は、苦しかったけれど・・・まあ、雰囲気つかめたのでOK。

奥の小さい部屋は、写真専門の部屋だった。
カメラやレンズがずらーっと展示してあり、写真好きの観光客も集まっていた。

わたしも写真に興味があるので、もちろん見学へ。
ニコンやキャノンを首から下げたお父さん率高かった。



「リュミエールなければ写真なし」

かっこいい。
この、言いきってしまう潔さ。
一気にリュミエール兄弟のファンに・・・!

まず、「光」を意味する名前が魅力的。
もっと作品を見てみたいと思う。

Lyon:とてつもなくインターナショナル

2014-01-02 14:31:25 | 旅行 フランス Lyon
もう一回、フルヴィエールの丘へと向かう。

街全体を見渡したかったから。
お祭りが終わったので、警備の人もいないし、ふんわりと落ち着いた雰囲気。

改札の前で、知らない老夫婦に使い古しのチケットをもらう。

そう、フランスでは、バス・メトロ・モノレールなどは共通の切符(市によるけど大体一緒。)です。
1枚で買うより、10枚セットのカルネを買う方がお得!

さらにこの切符、刻印して一時間以内であれば、同じ切符を使用可能なのだ。


老夫婦は英語が喋れないので、超ハイスピードのフランス語だった。
もちろんわたしは、カメさん級の速さでしか返答できない。
しどろもどろになりつつも、こっちがフランス語で返すと、どんなに遅くても聞いてくれる。
ありがとう。

「アビアント!(またね!)」と言うと

「ボン・バカンス!(よい旅を!)」と見送ってくれた。

心温まる街・リヨン。


丘の上の「フルヴィエール大聖堂」へ。



中に入ると、賛美歌の声が聞こえる。

これはリヨンのシンボル!街のどこにいたって、見ることができる。
1872年から1896年にかけて建設された、古い教会。

帽子をとり、中にはいる。



柔らかに差し込む光が、心地よい。
誰もが穏やかな気分になれる場所。



地下にも下れます。
地下には、キリスト誕生の様子を再現した、小さな人形が。

これを見て、わたしは本当に世界を何も知らないなと実感。
日本に生まれて、日本に育ち、海外へ出たのも去年。

ソクラテスは何も知らないということを知っていることは、それに気付かない人より、ずっと立派だ言ってたので、これが何かのきっかけになるかな。

教会で、感慨深い体験をしました。



帰りに丘の上で写真を。
隣には韓国人の男の子たちがいました。

ふと気付くと、写真を撮りたいのでシャッターを切ってほしいという女性が。流暢な英語。
記念写真を引き受けた。

彼女はインドから一人旅をしているらしい。
本当に小顔で(私の0.7倍くらい・・・)スタイル良く、美人さんだった。

「ありがとう、またね!」




丘を下り、再びエメトロへ。

リヨンのメトロは、本当にきれい。
変なひともいないし。

途中、クリスマスソングをギター付きで歌うおじさんが。
チラリとみると、大きな民族風の帽子をかぶっていた。チロリアンみたいな刺繍付き。

はて・・・とポカーンとしていると、隣に座っていた、お兄さんが教えてくれた。

お兄さん「ハロー、ボンジュール。やあ、君フランス語しゃべれる?あ、行けるね。オーケー。

彼はフランス人ではないんだよ。わかる?東ヨーロッパの人。出稼ぎに来ているんだ。」


ルーマニアなど東ヨーロッパの人々は、お金を稼ぐためにフランスにいる。


「君、日本人でしょう。リヨンを楽しんでね。またね。」

そういう彼を残し、メトロをおりた。

リュミエールの映画博物館へ向かう。













Lyon:町散歩

2014-01-02 14:15:23 | 旅行 フランス Lyon
朝のリヨンは、風が冷たいです。



ローヌとソーヌは、とても静かに流れている。
よく見ると、鳥たちが泳いでいる。



白鳥が、すすーっと泳いでいる。
白鳥の湖ならぬ、白鳥の川・・・。

と、思いきやカモメが空から迎えてくれたり。

魔女の宅急便を思い出す。
キキがほうきにのって、空を飛んでいたあのシーン。

アパルトマンから旧市街を目指して歩く。
初日、光の祭典で見たところ、昼と夜では全く景色が異なる。
それが面白い。



アートを作りましょう、
戦争をやめましょう。

このポスターはリヨンの中心で結構見かけた。

心に訴えるデザイン。
思わずパシャリ。



教会、いたるところにあります。
私はキリスト教徒ではないので、本当に建物のことしか語ることはできない。





果物屋さん。
カラフルなディスプレイが楽しい。

八百屋も果物やも、かなり大雑把にザザーっと並んでいる。
量り売りが基本なので、必要な分だけレジへ持っていく。

スペイン国境付近でよく売られている平たい桃は無かった。
もともとスペインのものなのかなあ。



映画のミニチュアの博物館があり、ちょっと面白そうだっだけど、わたしの映画の教養がないので行くのは辞めた。
入口の装飾から本格的な作りだったので、映画の知識が豊富だったら、きっと楽しめるはず。

リヨンには、絹、建築など、博物館がたくさんあるので面白い。
時間があれば行きたかった。それぞれ休館日が異なるので、チェックしてから行くべき。
今回はあまり行けなかった。

この石畳が広がる歴史地区、ユネスコに世界遺産として登録されているのだ。
町が登録されているって、住民にとって一体どんな感覚なんだろうか。





Lyon:朝食はパン

2014-01-01 22:40:57 | 旅行 フランス Lyon
遅く起きて、極寒の中シャワーをあびる。

熱湯と冷水、二つのレバーを巧妙に操る。
ちょうどよい温度になったら、すべてを流す。



準備が整ったら、近所のパン屋へ。



パン屋だけは、早朝から開店していてうれしい。
ここのパン屋は少し高級だった。
それに店員さんはツーンとクール。
おじけづいちゃいかん、ここは日本ではないのだから。

でも、焼きたてが食べられてうれしい。
すぐにアパルトマンへ持って帰る。

トルコから持ってきたジュースと、スープをいただく。


パン屋は、日本でいうコロッケパンやシチューパンのような惣菜パンはほとんどない。
ほぼ、あま~いフルーツやチョコレートのパン。
もしくは、サンドイッチ。

そして、ごついフランスパン。



今回買ったデザートパン、身体にしみこむ美味しさ!



どかーんと大きいクリームパンだけは、食べられなくて、繰越。

おいしかった!
さすが本場のパン。

そして、やはり粉末のスープは必須。
お湯沸かしてそそぐだけで、本格スープになる!(大げさ)



腹ごしらえをしたら、再び町へ繰り出す。


アパルトマン隣のバー。
ピンクの椅子がかわいい。



川を渡る。
朝の霧が冷たい。






Lyon:かわいいアパルトマン

2014-01-01 22:29:44 | 旅行 フランス Lyon
かわいい、かわいいアパルトマン。



赤を基調にした、ポップな部屋。
おもちゃみたいに小さな、屋根裏部屋。



近隣のお店のカードが貼ってある。

「戸棚のジャムや紅茶、自由に使っていいのよ!石鹸もね!!」と、優しいマダム。



こんなにかわいいアパルトマンに、宿泊していた。


アパルトマンを探すのは、とても大変だった。

まず、ホテルでも何でもない、ただのアパルトマンである。
iPhoneを持っているフランス人でさえも、よくわからない。

次、光の祭典まっ最中であった。
交通規制するほど、人が多かった。
割とマナーはいいが、とにかく人が多かった。

近道するつもりが裏目に出たり・・・

そして、待ち合わせの時間が遅すぎた。
そもそも、チェックインの時間が18時以降。
ちょっと遅い。

でも、ご厚意によりとっても安い価格で貸してもらえたので、本当に文句なんて言っちゃいけないのである。


マダムから「何時にくるの?大丈夫?」とメッセージが入っていたのに、必至すぎて気がつかなかった・・・。ごめんなさい。

友人についてきてもらったから、本当にたどり着けたような場所である。
リヨンの中心にもかかわらず。

本当に、感謝しよう。