~ 風の伝説 ~

プライベートの趣味ブログです♪
ランダムですが、いろいろ書き込んでいきますので良ければご覧下さいな(^^v

タイムマネージメント

2006-03-18 | Words & Story
元シンクロナイズドスイミング日本代表、田中京さんの著作本で、タイムマネジメントについて、印象的な例を用いて述べている箇所がありました。「優先順位」や「want to do」、「自己の価値観」の参考までに、長くて恐縮ですが、ご紹介致します。  
~ 講談社 田中京 「自己プロデュース40の方法」より ~

以下引用

ある哲学の講義で、教授がおもむろに大きなガラスの花瓶を卓上に出してきた。そしてその花瓶の中に無言でゴルフボールを入れて花瓶をいっぱいにした。教授は学生に尋ねた。
「この花瓶の中はいっぱいか?」
学生はゴルフボールでいっぱいになっている花瓶の中を見ながら、当然のようにうなずいた。
次に教授は小石を取り出し、コロコロと花瓶の中に入れた。そして軽く花瓶を振ると、小石はゴルフボールの隙間に流れ込んでいった。教授はいった。
「さて、この花瓶の中はいっぱいか?」
学生は大きくうなずいた。

今度は砂袋を取り出し、花瓶の中に砂を全部、流し込んだ。当然のように、砂はゴルフボールと小石の隙間をぎっしりと埋めた。教授が同じ質問をすると、学生は声を揃えて
「花瓶はいっぱいです!」と答えた。

最後に教授は、ビールを二缶取り出して、すべてを花瓶に注ぎ込んだ。ビールは見る見るうちに砂の中に流れ込んでいった。学生達はそれを見て笑った。

「さて...」
教授は花瓶を見ながら話し始めた。

「この花瓶はあなたたちの人生です。ゴルフボールは『人生の中で何よりも重要なこと』を意味します。家族、自分の子ども、自分の健康、友人、何か自分が情熱を注いでいる事…。そういった人生の中で最も重要な事で、例えこのゴルフボール以外のものをすべて失っても、それでも『自分の人生は十分に幸せだった』と思えるものです。小石は次に重要なもの。仕事、自分の家、車…。あとの砂はそれ以外の『くだらない日常のこと』です」
教授は続けた。

「もしあなたが花瓶の中に砂を先に入れてしまったら、小石やゴルフボールを入れる余裕はなくなってしまう。つまり、人生においても何が大事かという優先順位をつけずに、いつも『砂』ばかりを気にしてそのことにエネルギーを注ぎ続けていたら、大事なことに時間を使えなくなるということなのです。だからみなさん、まずは自分のゴルフボールを大事にしなさい。人生の幸福に絶対必要なものは何かを忘れてはいけません。家族を大事にしなさい。自分の健康を気遣いなさい。夫や妻とデートをしなさい。ゴルフや趣味に興じなさい。いくら幸福に絶対必要なものを優先しても、日々のさまざまな雑事(砂)はこなせるものです。優先順位を考えなさい」

教授の話が一通り終わった後、一人の学生が手を挙げた。
「先生それでは最後のビールにはどんな意味があるのですか?」教授はニッコリ笑って

「よくぞ聞いてくれたね。このビール 2缶の意味は、たとえどんなに仕事で時間的にも精神的にもいっぱいになっていたとしても、ビールを飲む時間はつくれるものだ、という意味ですよ」と答えた。

この話の例えにあるように、優先順位をつけるためには、まず自分のゴルフボールは何なのかを見極めることが大事である。

私たちは仕事に追われ、時に人生の中で一番大切なものを忘れてしまうこともある。失ってからでは後悔のしようもない。かけがえのない大切なことですら仕事や雑事に追われて「そのうち気にかければよい」と後回しにしてしまうことがある。
思い出してほしい。
私たちの人生はたった一度きり。そして誰にでも一日は24時間しか与えられてない。しかし、その24時間をどう使うか、どう活用するかで人生の勝負は変わってくる。

自己プロデュースを超えた自分だけのライフ・プロデュース。時間の使い方を考える、物事に優先順位をつける。簡単なことからでいい。一瞬一瞬を大事にしながら、常に輝いた自分でいられるように、上手なライフマネジメントをしていくことが人生を豊かにするためには何よりも大事なことである。

引用おわり

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