「アトリエの春、昼下がりの裸婦」

「アトリエの春、昼下がりの裸婦」(2014年)
オススメ度　　　　★★★★★
キュンキュン度　　☆☆☆☆☆
脚本　　　　　　　★★★★★
キャスティング　　★★★★★

エロ映画と思いきや、全く正反対。ミラノ国際映画祭での最優秀作品賞をはじめ、数々の賞を得ていることも納得の、芸術映画でした。

原題は「春」。英題は「late spring」。エンディングにこのタイトルの意味がわかります。病におかされた彫刻家と、その妻、彫刻モデルとなる若い女性が主要登場人物。私、どの役者さんも存じ上げていませんでしたが、役のイメージにぴったりと合っていました。奥様役の方、きれいー。

ネタバレになるからあまり話しませんが、韓国の田園風景も堪能できます。映像が綺麗で、こちらにもさわやかな風が吹きとおってくるようです。一方で、ベトナム戦争直後の庶民の生活も描かれています。

監督はチョ・グニョンさん。本作が二作目の作品だそう。ちなみに、チョ・グニョン監督の処女作「２６年」に出演した人気スターたちが、この映画にも友情出演しています。チング、ハン・ヘジン、ペ・スビンなどなど。本当にほんの一瞬の人気スターたちの登場を探すのも面白いですね。

いい映画でした。

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