「弁護人」(2013年)
オススメ度 ★★★★★
キュンキュン度 ☆☆☆☆☆
脚本 ★★★★★
キャスティング ★★★★★
そこかしこに、演技派が配置されている映画。主演のソン·ウソクを演じるソン·ガンホをはじめ、故キム·ヨンエ、故チョ·ミンギ、これまた今渦中の人のオ·ダルス、クァク·ドウォン、イ·ソンミン、リュ·スヨン、そして若手だと、イム·シワン。
イ·ソンミン演じる釜山新報記者イ·ユンテクの、
「このご時世、疑うべきはテレビと新聞だ。」
戦前だけでなく、今現在の日本にも言えることだなあ、と、この台詞が深く印象に残りました。
主役のソン·ウソク、かっこいい男だなあ、と思うこと多々。観賞後に「弁護人」の作品情報を観てみたら、第16代韓国大統領の盧武鉉(ノ·ムヒョン)がモデルだそう。びっくり!高卒で大統領までになったのね。
なぜか歴代の韓国大統領の晩年というのは、皆、残念なものばかりなのですが、盧武鉉大統領は崖から投身自殺しています。この作品では、大統領になったところは描かれておらず、大統領になるよりもっと前の段階の彼が描かれています。ちなみに、現大統領の文在寅は、過去に盧武鉉と一緒に法律事務所を設立していたのですね。不勉強なので知りませんでした。
盧武鉉大統領は歴代の大統領の中でも国民の好感度が非常に高い大統領だったらしく、この映画も韓国での公開で1100万人を動員したそうです。そして、数々の映画賞にも輝いています。
ハラハラドキドキ、どの俳優も細かい表情にまで気を配った渾身の演技ばかりで、それも納得です。オススメ。
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