ポコアポコヤ

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「ひと 」感想 小野寺史宜

2019-03-20 | 小説・漫画他

面白かったです。でも、なんだろうな・・・手放しに絶賛!って気持ちではないのです。4つ★

母が突然亡くなったりと、不幸続きで大学を辞めざろうえず、途方に暮れていた主人公が、お金が無い中、メンチカツをくれたお店で働く事になる。この店主とのやり取りとか、やさしさとか、すっごく良かったです。
なので最初のつかみは最高でした。

これを書いた小野寺さんの本は初めて読んだのですが、とても繊細で、細かい処まで目が行く優しい人なんだろうなあ・・・と感じました。

ただ、良い人ばっかりじゃなくて、嫌な人も出て来て、親戚のオヤジ、とんでもない奴ですね。
お金をたかるだなんて・・・。それもしつこく何度も。

それと、友人に留守中の部屋を貸してあげるんだけど、友人が彼女連れ込んで・・・っていうのは、嫌だなあ。
ベットとか使われてたんでしょう?げげげ・・・

彼女的存在の青葉の元彼氏(慶應って具体的に大学名を出さなくても良いんじゃないかなあ・・・って、ちょっと思ったんですよね・・妙にここが変に読者を誘導してるような気がして・・)
赤の信号待ちを待たずに横断歩道を渡るの件、優先席の座席に座るの件など、そういう些細な事だけど、引っかかるっていうのは、その違和感が積み重なる青葉の気持ち解ります。
私は優先席の件は、ちょっと嫌だな・・。
主人公とカフェで話した時の態度とかも、嫌な感じだったしね・・・。

主人公は、慎み深くていい子。
高校時代にバンドのライブがあるってことをクラスメートに言わないでいた(あからさまに来る様に強要したくなくて)とか、通路で鉢合わせの時にそっとよけるとか、それをちゃんと見ていて良いなって思ってくれていた青葉。昔から彼の事が好きだったんだろうね。

彼らの将来に幸あれと願います。

内容紹介(2018/4/10)
店を開くも失敗、交通事故死した調理師だった父。女手ひとつ、学食で働きながら東京の私大に進ませてくれた母。―その母が急死した。柏木聖輔は二十歳の秋、たった一人になった。全財産は百五十万円、奨学金を返せる自信はなく、大学は中退。仕事を探さなければと思いつつ、動き出せない日々が続いた。そんなある日、空腹に負けて吸い寄せられた商店街の惣菜屋で、買おうとしていた最後のコロッケを見知らぬお婆さんに譲った。それが運命を変えるとも知らずに……。

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2 コメント

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先日読みました (Todo23)
2019-03-22 17:27:48
私も先日読みました。
良い話ですしたね。やわらかく温かい。
本屋大賞ノミネート作品ですよね。
でもちょっと小粒かな~という印象で私も★4つ

小野寺さん、初読みでしたが少し追いかけ見ようかと思っています。
Todo23さん☆ (latifa)
2019-03-24 07:32:47
Todo23さん、こんにちは
そうなんですよねー。
実は、私は本屋大賞ノミネート作品の小説の中で、これ面白そうだから読んでみようかな・・・って思ったのが読むきっかけだったのです。

私も他の小野寺作品にもトライしてみようかな・・・と思っているところです。

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