maliのタイに憧れ日記

タイ好き飲んだくれ日記

号泣ソンクラン

2012-04-15 19:06:29 | 日記
ソンクラン1日目。ブログにコメントをくれていたベスちゃんが訪タイ!
で、共にカオサン参戦することとなった。

しかも、何故か「女子大生のコスプレしていこう!」という話になっていて、
ノリノリで事前にMBKにて白シャツ、黒スカートを購入。

スカートはロングだったり、プリーツだったり、いろんな種類があるんだけど、
「タイの女子大生はセクシー♪」と言われる所以の、
名物スリット入りピチピチセクシーミニスカートを怖いもの見たさで試着してみる。

・・・やばい。ごめんなさい。

当たり前だけど鏡に映ってるのはタイの十代のピチピチギャルではなく、
飲みすぎで下腹ブヨブヨのアラサーマリではないか。

あまりの醜態に、羞恥プレイの域。

何事も無かったかのようにミニスカートは脱ぎ捨て、微妙な丈のプリーツスカートを選んだ。
セクシーではなく、地味女子大生風だけど、清純派路線という事で良しとする。

そして当日。

女子大生コスプレで近所の商店街を通るのマジ気まずい。
顔なじみのお粥屋台のおばちゃんの顔を見ないように急ぎ足で駅へむかう。

しかもこのスタイル、ソンクラン参戦へのやる気があるのかないのかわからない。

防水ポーチを首から提げてビーサンだけど、何故か制服。
燕尾服で、下駄はいてガリガリくんかじってるような感じ?

商店街の子供たちも、水鉄砲を構えつつも、この人に打ってよいのか…と様子を伺っており、
その隙に走って逃げてうまいこと攻撃回避ができた。

ベスちゃんとMRTのホームで待ち合わせ。

ベスちゃんとは初対面で、やっぱり誰かと初めて会う時はいつだってドキドキする。

緊張と心配性で、待ち合わせの時間の20分前に着いてしまった。
落ち着かず、ホームを意味なく徘徊したり、準備運動をしたり、
「ベスさん、まさか、裏切って制服じゃなくて私服で着たりしねえだろうな」
と疑心暗鬼になったりして挙動不振に過ごす。

そしてついにベスちゃん現る!
駅からすぐのホテルに泊まってるのにも関わらず、
既に水浴び攻撃受けてて、水も滴るいい女な演出付きで登場。

はじめまして~どうもどうも!と緊張の挨拶を交わしてると電車が来たので、とりあえず乗る。

コメントやメールの文面、また「ベス」というニックネームから、
若草物語に出てくるような大人しい人のイメージを勝手にしてたんだけど、予想に反してイケイケ。
制服姿は女子大生っていうか、ギャル。

そして、まさにデキる女って感じ。
私の全く未知なる世界のIT関係にかなりお強く、誰もが知ってる有名な会社でバリバリと仕事をこなし、
とても能力のある方だと思った。
今までブログを介していろいろな方とお会いできたけど、みんな才能や能力があって魅力的。
普段の生活をしていたら、巡り合えない方たちばかりですごく勉強になる。
ブログがこんな風に、世界を広げてくれるなんて思わなかった。

そんなこんなで、MRTの中で、ノンストップで話し続けてたら喉が渇いた。
「ビールが飲みたいね!早く着かないかな?てかここどこだろ?」
と確認したら、まさかの反対方向に乗っていた!
しかも、けっこう時間が経ってから気付いたので、もう終点が近い。

ああ~ベスちゃん、ド方向音痴でごめんなさい~。

ふたりで、ビールぅ…ビールぅ…と悶える。
その姿、アル中以外の何者でもない。

電車を乗り換えてようやく、目的のフアランポーン駅に着き、そっからタクシーでカオサンへ。

カオサンの前は規制されていて車が止まれないので、手前で降ろされ、そっから歩く。

まずはビール!ビールビール!

目はギラギラとビール探知機と化す。

しかし、こっちは真剣にビールを探してるのに、そんなこともお構い無しにガンガン水掛けられ、白い泥を塗りたくられる。
濡れそぼり、髪も顔も白くなって「ビールをくれえええ!!」と雄叫びをあげるヤマンバふたり。かなりの迫力。
そしてついに発見、ビール様!
100バーツを押し付けて、ひったくる様にLEO2缶ゲット。
興奮気味でプルタブをあげて、乾ききった喉へ流し込む。
うまあい!!と喜んでたら、思い切り水を掛けられた。
「ちょっと!ビールに入るじゃない!なんてことすんのよ!」と命のビール死守。

そうしてアル中アラサー二人組みは、ようやくカオサンの入り口までたどり着いた。
しかし、入る人と出て行く人でごっちゃ返していて、なかなか前へ進めない。
満員電車状態。毎年死人が何人もでてる事に納得。死ぬわこれ。

なんとかちょっとずつ進んで奥の方までいくと、自分のペースで歩ける位の人ごみレベルになった。

余裕が出来て、周りを改めて見渡すと、みんなニコニコとして楽しそう。

酔っ払いの乞食が、ビール片手にご機嫌で踊ってる姿が、すごく可愛くて幸せだねって思った。

お兄さんもお姉さんもオカマも外人もそれぞれ武器を手に戦い合ってる。

そんな中私たちは、依然飲むことに徹しているので、何をされても反撃出来ず、常にやられっぱなし。
ソンクランにおける非暴力。ここカオサンにガンジー降り立つ。
でも、若い男の子にほっぺに優しく白い粉を塗られると、嬉しい&なんかモテた気になってしまい、
ニヤニヤしてるちょっとイタい勘違いガンジー。

途中でゆっぴーと合流。
水に濡れても、白い粉を塗られても、くすむ事無い輝きを持つゆっぴー。
ゆっぴーになれるんじゃねえか?と思って、ゆっぴーの着けてたカチューシャを盗む。
カチューシャつけた所で、彼女の美しさには足元にも及ばないことなんて重々承知なのに…、バカね、私ったら。
軽くビールタワーを女5人で空けて、それじゃあまたあとで合流しよう!と解散。

それからベスちゃんの友達と合流すべく、モタサイ3人のりでシーロムへ移動!
トイレに行きたい!急げ急げ!!とけしかけてたら、途中で公衆トイレに寄ってくれた。
モタサイのイケメンお兄ちゃん、気が利く!
おしっこは漏れそうで、お兄さんには惚れそう。

トイレ休憩後、シーロム到着。
すごい人で、まさかのベスちゃんとはぐれる。

は!!ベスちゃんがいない!私、防水ポーチがぶっ壊れ、
金も携帯もアパートの鍵も、みんなベスちゃんに持ってもらってるのに!!

やばい!とりあえずベスちゃんの友達と待ち合わせしてるシーロム駅へ向かおう!

しかし、残念ながら酔っ払いの私、シーロム駅ではなく、何を思ったかサラデーン駅でしばし待つ。

なかなか来ないなあ。
改札もふたつあるし、これはきっと会えない。
とりあえず家に戻ってメールしよう…と帰ろうとするも、すんごい人で思うように進めない。

金も無い、携帯も無い、鍵も無い、友達もいない…
それなのに水掛けられて、白い泥顔面に塗りたくられて…そんな自分がとても哀れに思えてきた。

歩きながら号泣。

「お腹空いたな…、あ、お金無いんだった・・・」コンビニを見て嗚咽。

アパートに辿り着くも、管理人さんが丁度お風呂タイム。
鍵をすぐに開けてもらえない事と、管理人さんの入浴シーンを垣間見てしまった事にショックで、
ロビーでまたさめざめと泣く。

お風呂上りのさっぱりした管理人さんがやっと来てくれて、
鍵を開けてもらい部屋にはいり、体中の泥を洗い流した。

お湯を沸かして、洪水の時に買っておいてたカップラーメンをすすったら美味くてまた泣けた。
ハッピーソンクラン。




ベスちゃん!はぐれちゃって、いろいろ迷惑掛けてゴメンね!会えて良かった!また会おうね!

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