4度目の買いなおし。
たいした問題じゃない 朝日ソノラマ・サンコミックス
作者 速星七生
自分が高校くらいに「月刊DUO」という雑誌に連載されていたミステリーコメディ漫画
海外推理を読み込みはじめた自分には心地よいパロディとギャグで非常に満足していた
収録話は
・USD連盟
英国のシリー街で看板や時計、人々の振舞いが逆さまになる事件が派生
捜査に当たったマッキアン警部は友人の自称「歩く百貨辞典」アイザックに相談する
○第一話としてはキャラ紹介も兼ねた堅実なる1本
赤毛連盟にヒントを得ていると思うが展開の妙や謎解きの方法もよく出だしとしては上々の作品
・女王陛下のボンド教授
英文学博士ボンド教授が謎の失踪 犯罪か?
○ボンド教授とアイザック・警部二人との交互視点で語られる話はなかなかで、最後までしっかりと読ませる
ギャグ要員のダミアン刑事の意外な経歴もわかる
・お料理交響曲
ヘンリー卿の奥方三人の死因の謎を解く
○ダミアン刑事が追う死因解明モノだがスタンリー・エリンの『特別料理』の匂いも感じさせる1本 モチロン、オチは違いますが。
英国の封建制度もわかる
・伏魔殿
休日を利用して訪れた田舎町で奇怪な振舞いをする神父の正体とは?
○ダミアン刑事の実家「ペンション オーメン」も巻きこみつつ話は展開する
ドーヴァー警部のような話の発端が面白い
ラストと謎解きの展開や伏線もいい。 漫画的視覚効果を上手く使っていると思う。
・ミス・スミスはミスった
スミス鉄鋼社長死去、襲われた郵便配達夫の謎
○遺産相続、意外な振舞い等いろいろ交えている
謎解きに別の回答を用意してのミスリードものだが非常に鮮やか。
別の本「ナナオの症候群 名探偵テームズ」にも登場する郵便配達夫が登場する
・放火びよりの脳天気
連続放火犯は逮捕したが新たなる放火が! そして名前を明かさぬ目撃者の理由とは?
○話としてはありえないが『不思議の国のアリス』を産み出した英国ならありえそうなキャラとオチがいい。
一応アリバイトリックもの
・世界は動物園
虎がロンドンの街に逃げ出した ややこしい事に逃げ込んだのはお偉方が集まる英国狩猟クラブ!
腕自慢に盛りあがる会員達
○最終回(?)ともいえるが何時でもこのシリーズが再開できるような話
最後のポケットジョークともいえるネタはおもしろい
それとマンガ少年に掲載された
・愚国礼讃
日本にある誰も知らない独立国大野田王国の最後の話
国内独立国物は『吉里吉里人』『父ちゃんは大変人』等日本でも複数あるが、この長さで終わらせる技量は凄い あえて破壊にいかない展開も好み。
途中にも触れましたがこの他に「ナナオの症候群 名探偵テームズ①②」の計3冊がでてます
しかしDUOが廃刊になったときに漫画家をスッパリ辞めてしまわれたらしく個人的には非常に残念でした翻訳のお仕事をしていたとも聞きましたので作風の魅力もなんとなく理解できた
復刊して欲しいシリーズである
自分はなぜか引越し等の時に本を処分される事が多く昔はよくそれで家族が険悪になったのだが今日、フラっと入った古本屋の100円コーナーで発見した非常に嬉しい
と いうか復刊ドットコムで復刊要望がある本を100円コーナーに並べとくのは勉強が不足なのでは?
ま○だらけサン?
たいした問題じゃない 朝日ソノラマ・サンコミックス
作者 速星七生
自分が高校くらいに「月刊DUO」という雑誌に連載されていたミステリーコメディ漫画
海外推理を読み込みはじめた自分には心地よいパロディとギャグで非常に満足していた
収録話は
・USD連盟
英国のシリー街で看板や時計、人々の振舞いが逆さまになる事件が派生
捜査に当たったマッキアン警部は友人の自称「歩く百貨辞典」アイザックに相談する
○第一話としてはキャラ紹介も兼ねた堅実なる1本
赤毛連盟にヒントを得ていると思うが展開の妙や謎解きの方法もよく出だしとしては上々の作品
・女王陛下のボンド教授
英文学博士ボンド教授が謎の失踪 犯罪か?
○ボンド教授とアイザック・警部二人との交互視点で語られる話はなかなかで、最後までしっかりと読ませる
ギャグ要員のダミアン刑事の意外な経歴もわかる
・お料理交響曲
ヘンリー卿の奥方三人の死因の謎を解く
○ダミアン刑事が追う死因解明モノだがスタンリー・エリンの『特別料理』の匂いも感じさせる1本 モチロン、オチは違いますが。
英国の封建制度もわかる
・伏魔殿
休日を利用して訪れた田舎町で奇怪な振舞いをする神父の正体とは?
○ダミアン刑事の実家「ペンション オーメン」も巻きこみつつ話は展開する
ドーヴァー警部のような話の発端が面白い
ラストと謎解きの展開や伏線もいい。 漫画的視覚効果を上手く使っていると思う。
・ミス・スミスはミスった
スミス鉄鋼社長死去、襲われた郵便配達夫の謎
○遺産相続、意外な振舞い等いろいろ交えている
謎解きに別の回答を用意してのミスリードものだが非常に鮮やか。
別の本「ナナオの症候群 名探偵テームズ」にも登場する郵便配達夫が登場する
・放火びよりの脳天気
連続放火犯は逮捕したが新たなる放火が! そして名前を明かさぬ目撃者の理由とは?
○話としてはありえないが『不思議の国のアリス』を産み出した英国ならありえそうなキャラとオチがいい。
一応アリバイトリックもの
・世界は動物園
虎がロンドンの街に逃げ出した ややこしい事に逃げ込んだのはお偉方が集まる英国狩猟クラブ!
腕自慢に盛りあがる会員達
○最終回(?)ともいえるが何時でもこのシリーズが再開できるような話
最後のポケットジョークともいえるネタはおもしろい
それとマンガ少年に掲載された
・愚国礼讃
日本にある誰も知らない独立国大野田王国の最後の話
国内独立国物は『吉里吉里人』『父ちゃんは大変人』等日本でも複数あるが、この長さで終わらせる技量は凄い あえて破壊にいかない展開も好み。
途中にも触れましたがこの他に「ナナオの症候群 名探偵テームズ①②」の計3冊がでてます
しかしDUOが廃刊になったときに漫画家をスッパリ辞めてしまわれたらしく個人的には非常に残念でした翻訳のお仕事をしていたとも聞きましたので作風の魅力もなんとなく理解できた
復刊して欲しいシリーズである
自分はなぜか引越し等の時に本を処分される事が多く昔はよくそれで家族が険悪になったのだが今日、フラっと入った古本屋の100円コーナーで発見した非常に嬉しい
と いうか復刊ドットコムで復刊要望がある本を100円コーナーに並べとくのは勉強が不足なのでは?
ま○だらけサン?
はじめまして。 情報ありがとうございます
実はソコは過去に読んだ事があります。
漫画家廃業の事はソコで知って悲しくなったものです。
http://manpara.cool.ne.jp/385hayase.html#top