報告お待たせしました❗️
こっそり更新ですみません💦
第25回学習会は、2018年1月9日(火)13時から15時。
場所は、教育会館1階 会議室にて23名の参加でした。
今回の学習会は、年初めに相応しく(?)教科書の初めからの範囲となりました。
○育鵬社 巻頭資料6ページ・pp.2〜19(目次3ページ含む)
○東京書籍 巻頭資料3ページ・pp.1〜23(目次3ページ含む)
○学び舎 目次2ページ・巻頭資料4ページ・p.10〜11
配布資料はこちら。
本来ならば「人類の出現と石器時代」についてのみの比較だったのですが、
この単元ではそこまで記述に差異がない(「猿人から現生人類(ホモ・サピエンス)」と「猿人から原人・新人」の表現の違いは気になるという意見はありました)ので、
巻頭資料・目次も比較することになりました。
●目次にて、
育鵬社が時代ごとに「海洋国家・日本のあゆみ」の項目を立てていることに注目。
なぜ、このような項目を立てたのか?について意見交流が活発になりました。
●資料について、
「学び舎」が特に事実・資料に重きを置いているという意見が出ました。
「育鵬社」「東京書籍」は俯瞰的な視点で歴史を見ているが、「学び舎」は事実を等身大の視点で紹介しているという意見も。
●はじめての授業の取り組み方について、
「学び舎」の導入が、子どもたちに平和を希求する心を育む歴史との出会わせ方だと、評価が高い意見が多く出ました。
また、時間の流れをわかりやすく説明しているのは「学び舎」ではないか?との意見が出ました(「端的でわかりやすい」「p.294からの地球の誕生の年表もよい」など)。
「東京書籍」は時間軸を見開きを左下に記載していたりと工夫が見られますが、記述が多いのでは?という意見が。
「育鵬社」は、p.6-7の「日本の歴史モノサシ」とp.8の元号・干支から、日本中心すぎるのではないかとの指摘がありました。
●また、元社会科教員の参加者から、
子どもたちに教えるときに気をつけていたこととして、
できるだけ具体的に考えさせるようにしていたと、実践例の発言がありました。
(「どんな猿が木から降りたのだろう?」
「石器・火を使うことで、どんなことが変わったか?」など)
その中で、「学び舎」の(2)種が落ちないムギ-農耕と牧畜のはじまり-(p.14-15)について、「すばらしい!」「自分で資料をつくって補っていた部分が、わかりやすくまとまっている」「ほかの教科書にはない」と高評価する参加者が何人も!
何が歴史を動かしていくのか?を感じさせることが、流れを大きく掴む力になる…という発言が印象に残りました。