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求道 その5

2014-09-10 11:24:48 | Tetsuo's
こんにちは。求道の続きです。

さて、人生の質問の自分なりの答えです。

その一、「自分は何のために生きるのか。」

質問を変えましょう。

「なぜこのスタジオを開業したのですか?」と会員さんに聞かれます。

一言で言えば、楽しい人生を送るためです。

会員さんが変わっていき、それを見て、実感することがうれしいです。

私も一緒に成長できる。分かち合いで交流できるからです。

 なにを選択するのか?

人生は選択の連続です。

自分が選択し、実践することにより、人生が左右されます。

当然選択するのは本人の自由意思です。健康になる、ならないのも瞬時の選択です。

当然 選択した結果に自分が責任を持ちます。

 ・・・ 他の人のせいにするのは誤りです。

良心に基づいた思い通りの人生を精一杯生きること。


「弘益人間」ということばがあります。

世の中に役にたつ人のことです。

自分のエゴ(認定欲、所有欲、安定欲)のためでなく、本当に世の中を良くしたいという思い。

エゴの意識に影響されずに世の中に貢献する純粋な心、精神をもった人。

慈悲の愛で世の中をよりよく変えていく。

あの世に旅たつときに どのような意識、思想でいられるのか。

人間完成のために、世の中のためにどのような行動をして、成長してきたのか。

ご両親やご先祖様に胸を張って会える自信があるのか。

実りある人生であったのか、それとも 世間一般の概念に染まった人生であったのか。

名誉、お金、資産などはあの世では意味がありません。

大切な家族や周りの人たちを愛せたのか。その愛が特定の人たちのためではなく、広がっていったのか。

もっといえば、人生で本当の宝物を得たのか、偽物(ゴミ)を拾ったのか。

(この例えは、物を得るのではありませんので念のため。)


その二、 「自分の実体は何なのか」


人の中には光輝く本性があります。

太陽より大きな明るい光がただ放出しています。

それは慈悲の愛で、すべてを照らしています。見返りを求めない愛です。

創造主の片割れとも言いましょうか、それがあるのです。脳から見えないものでつながっているのです。

だれにでもあります。ただ気づいていないだけです。

それに出会った時に 自分を愛せなかったのは、間違いだったと悟りました。

その本性にいかに近づき、そのものになれるのかが、修行だと思います。

もっと光輝く存在になる。魂はそう願っています。


その三、「なぜこの場所、この時代、この家系に生まれたのか」

一言で言えば、選択したのです。

若いときは分からなかったけれど、歳をとってから分かってきました。

ーこの場所(日本、京都)はどうなのか?

   世界を回って分ったことは、日本は恵まれた国であり、

   日本に生まれて良かったと思うようになりました。

   確かに日本にはいろいろな問題があります。海外の人々からみて信じられない出来事もいっぱいあります。

   でも、それにもまして、よいところがいっぱいあります。

   繊細で、工夫して、心地よさを提供する、その根底にはお客様本位の「おもてなし」の精神があります。

   生まれ育った街が一番。落ち着く場所 そこが日本、京都だったのです。


ーこの時代は?

   ご存知のように、今、日本では戦争をしていません。平和な状態が続いています。

   先の大戦があったからこそ平和なのだと。

   そして多少の貧富の差はあるものの、義務教育を受けられて、所得も得て、飢餓になる心配もありません。

   自分のやりたいことは、ある程度はできる社会なのです。

   過去の歴史を振り返ってみると、今は恵まれたときなのです。

   悟ろうと思えば悟れるのです。 選択できる自由があるです。

   精一杯生きて、向上できる、その環境・状況に感謝を忘れないこと。


ーこの家系に生まれた意味?

   私の父もサラリーマンでした。ゼロの状態から ごくありふれた家庭を築いていきました。

   私はごく普通の家庭で育ち、成長しました。

   お陰様で、自分でやりたい道に進むことができる環境でした。

   両親の性格や気質、家訓、祖先から受け継いだDNA、育った環境、親戚関係、など、

   ここでは、書けないことはありますが、いろいろなことが複雑に絡み合って

   今がある。

   「そうだったんだ。」と納得したことがありました。

   生まれる前にある程度選択してきた。計画してきたとも思えます。

   宿命(生まれた場所、時間など)変えられないけれど、運命は変えられることもあるのです。

   瞬間瞬間に選択した結果が今なのです。

「なんでこうなったのだ。」とそのときは嘆くけれど、

「原因と結果の法則」が働いたのです。


・・・(続く)

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