「R16 二重人格だから埼玉はおもしろい」 荻野嘉彦 まつやま書房 2008年
ノスタルジック駄菓子屋
「駄菓子屋は良くないところ」
子どもの頃、そう教え込まれていたように思う。
小学校では目の敵にされていた駄菓子屋。
「学校帰りに駄菓子屋へ行くことがないように」
と、朝礼で「御達し」が出されたりしたものだ。
小学校には駄菓子屋の息子も通っていた。
彼がいる目の前で、「駄菓子屋禁止!」。親は駄菓子屋で働き、家族はそれで生活しているのにね。
「先生、それはちょっとひどいんじゃない」
子どもながらに思ったものだ。
今から30年前の懐かしい思い出。
この記憶を蘇らせてくれたのが、川越の「菓子屋横丁」だ。
小江戸と称される川越、その古い街並みの一角に軒を連ねる駄菓子屋群。全国的にも有名で、TVでもたびたび取り上げられている。
ベーゴマ、ブリキの自動車など、子どもの頃、楽しんだ小道具がたくさんある。ちょっと小腹が減れば、川越名物の芋あん、芋スティック、みたらしだんごをつまみぐい。
1日遊んでも本当に飽きない。
でも、何と言っても廉価な駄菓子が一番楽しい。
1個10円の駄菓子がたくさん並んでいる。100個買っても、たったの1000円。この安さは魅力的だ。海外旅行でメチャ安のものを、思わず買ってしまうのと同じ感覚。
ついつい調子に乗って、駄菓子を買い込んでしまう。
「安い」「懐かしい」
これが大人にとっての菓子屋横丁なのであろう。
→川越雑記帳
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