今まで何度もここを通っていながら、全く気が付かなかった。
気が付かなかったのは私だけだろうか。
写真は、喜多院の方から北側を撮ったものである。
両側に電柱が写っている。左側はどこでも見られるコンクリートの電柱である。
ところが、右側の電柱は色が違っていた。
今どき木の電柱があるとは思えない。
昔の木の電柱は、コールタールを塗った黒いものであった。
この参道にあるのは、茶色で、杉の木のような感じになっている。
どうやら、木に似せた電柱のようだ。
近づいてみると、色だけでなく、表面には縦の筋と凹凸があった。
電柱に巻きつけてあるのか、電柱そのものに凹凸があるのか、見ただけでは良く分からなかった。
電柱に、羅漢さんの絵が描かれた、住所表示が付けられていた。
この絵の背景も、木肌のような模様が印刷されていた。
誰の発案か分からないが、電線のうるさいのはどうしようもない。
できれば、電柱がないのが一番いいなと思う。
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