
氷川神社を出て右へ進み、最初の交差点を右折する。
500mほど先の交差点の角に萱沼公民館があった。
(神社裏の道へ出て左へ行き、次を右折したほうが早い)

公民館の向かい、民家の塀の左側に二基の石塔があった。
石塔の三方を低いコンクリートで囲ってあった。

向って左の背の高いほうが馬頭観音であった。
「馬頭観音は文字塔で文化10年(1813)、石橋18ヵ所の供養と、堤防の急坂を重い荷物を積んで通る馬や人が怪我をしやすいので、その安全を祈ったものだという。」
隣りの低い石塔が観音と思われた。
「隣りの観音は、文久4年(1864)萱沼の村役人だった江尻万造が、村の子供達が丈夫に育つようにと建てたもので、虫歯で困っている子供達を連れて行ってお詣りすると必ず痛みがとれたという。」
今回の「散歩」の記述はここで終わっている。