ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

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『惑星』 ライナーノート

2009年02月02日 21時17分41秒 | 作詞作業
こんばんは、ジニーです。





今日は先日更新した『惑星』のライナーノートを書いていこうかと思います。
どうぞ最後までお付き合い下さい。


惑星。
今回はタイトルが先に決まってました。
なんとなく響きが気に入って、これで詩を書こうと思って、最初に始めたのが『惑星』という言葉の持つイメージの模索でした。
『惑星』という言葉が持つイメージ。
僕が行き着いた答えは『無機質』。
もちろん命があるものではないので、無機質以外何者でもないのですが、もっと何と言うか冷たくて淡々としたものをイメージしたんです。

そこで、対照的な人間臭さを絡ませてみたくなったわけです。

次に考えたのは、人間臭さ。
この詩を書くにあたって、ただ言葉を飾り付けただけのようなものにはしたくありませんでした。
もっと重く、力強いものにしたかったのです。
そして浮かんできたのが「重力」という言葉、そこからは結構早かったです。


人は生きていく上で、いつまでも生まれたままの無垢な状態ではいれません。
望むあまり傷つけてしまう、傷つけることで傷つき、大切なものに気づく。
愛することで喜びを知り、ほぼ同時に悲しみや寂しさも覚える。
そういった感情の波を繰り返し、傷跡を作りながら思い描く姿に近づいていくと思うんです。

まるで光と影。
悲しみはそれだけで終結はしません。
同じように喜びもそれだけで終結することはありません。
二つが存在するから、そのどちらともを感じる事が出来るんです。

悲しみだけに目がいってしまい何も手がつかなくなったり、喜びに慢心し思いやる心を忘れてしまってはいけない。
命ある者が抱く感情に対し、命のない惑星だからこそ、平等に対等にそのどちらもが重要だと重力をもって教えてくれる。
そんな関係性を持たせてみました。
実際に悩んでいる時の心って、重力が何倍にも増えたように感じますもんね。

いま心が晴れやかな人が読むと暗い詩に感じるかもしれません。
しかし、心を塞ぎそうになっている人が読むとそれとは逆のイメージを持つかもしれません。
そうやって、常に自分の間逆にあるものを意識させて、バランスを保たせようとするそんな微妙で絶妙な力がやはり惑星にはあるように思います。


生きていく意味は、きっとシンプルなんだと思います。
自分が必要とする誰かのために何が出来るかを、一生かけて探し続けたい。
この詩がラブソングになったのは必然だったのかもしれないと、今になって改めて感じます。
ひとりだけでは、痛みも優しさも、悲しみも喜びも、孤独もぬくもりも感じることはできないはずですから。


『惑星』の詩はこちらです
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1 コメント

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ジニーさんへ☆ (プルメリア♪)
2009-02-07 12:50:04
私へのコメントのお返事、驚きと少し恥ずかしくて遅くなってしまい、すみませんでした。ライナーノートを読み、さらに優しい気持ちになりました♪私にとって音楽は不可欠なもので、自分の気持ちを文字や言葉に表現できるのは素晴らしい事ですね♪
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