息と息が絡まり合うところで
ふたりは愛の意味を考えていた
こんなにも切なくなるくらい互いを想い合って
いくつあっても足りないほどに温もりを分け合って
なのに なぜ心は再び乾きを覚えるのだろう
ふたつの体には境界線があって
ひとつになろうとすればするほどそれが邪魔になる
「いっそここで死んで 魂になればひとつに溶け合えるのか」
浮かんでは消える思念
所詮それは命あるうちに浮かべる理想という夢想でしかない
少しずつ体温を奪うように 雨が街を染めていく
ひとつの傘でそれを凌いでいる僕たちの姿は
どんな風に見えるのだろう
僕の 僕たちのこの思いは
それぞれの胸の中だけにとどめている
ひとつの合言葉のようなものだから
きっと誰も知るすべを持たない
だからきっと 幸せな姿に映るのだと思う
なぜなら 僕たちは誰よりも幸せなのだから
ふたりは鈍色の空を睨みつけていたその瞳を
真綿よりも柔らかでよどみのない視線に変えて
互いを見つめ合った
そしてまた交わす 無言の合言葉
ひとつ 強い想いが生まれた
絶え間なく流れる時の海を
どこまでも潜ってみようと思う
君とふたりで 息が続かなくなってもその先へ
どんな時も
どんな時も
強く手をつなぎながら
愛の一番深いところまで潜っていく
ふたりは愛の意味を考えていた
こんなにも切なくなるくらい互いを想い合って
いくつあっても足りないほどに温もりを分け合って
なのに なぜ心は再び乾きを覚えるのだろう
ふたつの体には境界線があって
ひとつになろうとすればするほどそれが邪魔になる
「いっそここで死んで 魂になればひとつに溶け合えるのか」
浮かんでは消える思念
所詮それは命あるうちに浮かべる理想という夢想でしかない
少しずつ体温を奪うように 雨が街を染めていく
ひとつの傘でそれを凌いでいる僕たちの姿は
どんな風に見えるのだろう
僕の 僕たちのこの思いは
それぞれの胸の中だけにとどめている
ひとつの合言葉のようなものだから
きっと誰も知るすべを持たない
だからきっと 幸せな姿に映るのだと思う
なぜなら 僕たちは誰よりも幸せなのだから
ふたりは鈍色の空を睨みつけていたその瞳を
真綿よりも柔らかでよどみのない視線に変えて
互いを見つめ合った
そしてまた交わす 無言の合言葉
ひとつ 強い想いが生まれた
絶え間なく流れる時の海を
どこまでも潜ってみようと思う
君とふたりで 息が続かなくなってもその先へ
どんな時も
どんな時も
強く手をつなぎながら
愛の一番深いところまで潜っていく
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